洋服に生えたカビはクリーニングへ!出す時の注意点と対策法をご紹介

クリーニングのお悩み

衣替えをしたら、クローゼットにしまっていたコートにプツプツと何かついてるのを見つけたんだけど……

その正体はズバリ、カビです!

私も学生の頃、制服にカビが生えてしまったことがありますが、手洗いしても全くキレイにならなくて頭を抱えました。
見た目がとても悪いですし、放っておくと他の洋服までカビだらけになってしまうんですよ……!

カビは微生物の一種であり立派な生き物なので、普通の汚れを落とすように簡単にキレイにすることはできません。
洋服にカビが生えてしまったら、クリーニングに出してプロにお任せしましょう!

この記事では、カビの生えた洋服をクリーニングに出す際の注意点と、日ごろのカビ対策についてご紹介します。

カビについて知ろう!

なんで洋服にカビが生えちゃうんだろう?

食べ物や水回りなど、カビは生活スペースのごく身近な場所でよく見かけますよね。
ですが、そもそもカビとはどういうものなのか、どういう条件で成長するのかは、意外と知らない方も多いと思います。

実は私も、カビについてはよく知りませんでした……。

そこで、カビの対処を考える前に、洋服に発生するカビについて簡単に調べてみたので、ご紹介します!

カビの発生原因

調べたところ、カビは現在のところ約10万種以上が確認されているそうです。
想像以上に多くてビックリですよね!

それだけたくさんの種類があるカビですが、成長しやすい環境というのは大体共通しています。

  • 埃、皮脂、食べかす、ダニなどの栄養源がある
  • 温度25℃~28℃
  • 湿度64%~90%

以上の3つが揃うとカビが成長するのですが、見てわかる通り、かなり簡単に揃いそうな条件ばかりですよね。
意識して避けるようにしないと、気が付いたらカビにとっての好環境になっていそうです。
私の家のお風呂にカビがよく発生するのも、この3つが揃いやすいからなのだなと納得です。

洋服に生える「白カビ」と「黒カビ」

上述の通り、カビにもたくさんの種類がありますが、よく洋服に発生するのは「白カビ」と「黒カビ」の2種類です。

白カビの特徴は、以下の通り。

  • 白い綿のような見た目
  • 生地の表面に発生する
  • 比較的除去が簡単

名前の通り真っ白なので、白い生地の洋服に生えてしまうと気付きにくいのが難点です。

落とすのは比較的簡単……とありますが、私の制服に生えた白カビは自力では殆どキレイになりませんでした(汗)
仮にキレイになったとしても、カビは目に見えない形で残っていることが多々あるそうなので、やはりクリーニングのプロにお願いするのが安心ですね。

一方、黒カビの特徴は以下の通りです。

  • 黒あるいは緑色をしている
  • 生地の奥深くに根(菌糸)を張る
  • 除去するのが難しい

祖母の家の押し入れの奥に眠っていた白い枕カバーが青黒く汚れていたのを思い出します……。

黒カビは白カビと違い繊維の深いところまで根(菌糸)を張るため、除去するのは難しいそうです。
黒い汚れであり漂白する必要もあるため、洋服が柄物や色物の場合は処理が更に難しくなりそうですね。

黒カビの生えた洋服は断るクリーニング店も多いです。
店頭で困ることのないよう、カビの種類をあらかじめ確認しておきましょう。

クリーニングに出す際の注意点

カビの生えた洋服をクリーニングに出す際の注意点は、下記の4つです。

  1. クリーニング店がカビ処理に対応しているかどうかをチェック
  2. オプション料金のチェック
  3. 持ちこむ時はビニール袋に分け、他の衣類と接触しないようにする
  4. カビの生えている場所といつ頃からかを店員に伝える

カビ取りの扱いは、お店によって大きく異なります。
カビ取りオプションを設けているところもありますが、そういった対応のないお店もあります。
持って行く前に、しっかり確認しましょう。

ちなみに私の行きつけのお店はカビ取りオプションはありませんが、店員さんに相談するとシミ抜きオプション扱いで受け付けてくださいました!
「この程度ならうちでもできるよ!」とのこと。
ダメもとでも相談してみるべきですね……(笑)

また、黒カビはお断りされる場合が多いです。
クリーニングしても黒く跡が残ったり、生地を傷めてしまう可能性があるからだそうです。
黒カビの処理は本当に難しいんですね……。
受け付けてもらえるかどうかの基準はお店によるので、直接店員さんに見てもらって確認してください。

黒カビでお断りされたら、諦めるしかないの……?

どうしても諦められない場合は、カビ取りに強いクリーニング店やカビ取り業者の衣類サービスも検討してみてください。
いつものお店より料金は高くなってしまうと思いますが、より確実にキレイにしてもらえますよ!

衣類の取り扱いがあるカビ取り専門業者の例(ハーツクリーニング|最高級カビ取りクリーニング専門店

カビは生き物なので、放置しているとどんどん成長して広がってしまいます
お気に入りの洋服が台無しになる前に、早急に他の洋服から隔離して、クリーニング店へ持って行きましょう!

日ごろのカビ対策6選

カビが生えたら即クリーニングへ!
……とは言っても、そもそもカビが生えないに越したことはありません。

日ごろからできる限りの対策はしておきましょう。

  1. クリーニングから戻ってきたときに洋服にかかっているビニールはすぐに外す
  2. 除湿剤などで湿度を60%以下に保つ
  3. 洋服はしっかり乾燥させてから収納する
  4. クローゼットを定期的に掃除し、詰めすぎないよう整理する
  5. 長期間着ない洋服は定期的に陰干しする
  6. クローゼットの扉を定期的に開放する

クリーニング店のビニール袋をかけっぱなしにしたままにしている方はいませんか?
私も昔は埃除けのつもりでビニールをかけたまま収納していましたが、これは通気性が悪く湿気が溜まりやすいので良くないそうです。
洋服を受け取ったら、なるべく早めに外すようにしましょう。

また、乾ききっていない洋服をそのまま収納するのも、カビの原因になります。
洗濯後の乾ききっていない洋服は勿論のこと、着用後のスーツなども要注意!
頻繁に洗濯しない洋服は、汗がしっかり乾くまで部屋干しすると良いですよ!

まとめ

  • 栄養源、温度、湿度の3つが揃うとカビが成長する。
  • カビが生えたらすぐにクリーニング店へ持って行く。
  • 黒カビの場合は断られることもあるので注意。
  • クリーニング店に持って行くときは、他の洋服に付かないようにする。
  • 日ごろのカビ対策が重要。

洋服にカビが生えると見た目が悪くなり、悪臭もして洋服が台無しになってしまいます。
自分での処理は難しいので、なるべくカビが生えないように常日頃からしっかり対策しましょう!

そして、万一生えてしまったら自力でどうにかしようとせず、すぐにプロへ依頼しましょう!

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