洗濯時にできる静電気防止対策は?柔軟剤を使って静電気を防ごう!

クリーニングのお悩み

スカートが脚にまとわりついたり、衣類を脱ぐときに「パチッ」っと衝撃が来たり。
静電気で嫌な思いをしたことはありませんか?

冬に重ね着したセーターを脱ぐときなんか、「パチッパチパチッパチン」って連続で衝撃が来るもんですから、もう恐すぎます(涙)

また、ウチには猫さんがいるので、家中に猫の毛が落ちているんです。
特に冬場がひどいんですが、猫の毛が静電気に引き付けられて衣服にピタピタッと沢山付いてしまいます。

この嫌な静電気から逃れる方法はないのかな?

ということで、静電気が起こる原因と対策について調べてみました。
静電気を気にしないでオシャレを楽しめるようになれたら嬉しいですよね

衣類の静電気はどうして起こるの?

あの不快な静電気、何とか遭遇することなく過ごしたいものです。
そこで、静電気がなぜ起こるのか調べてみましたよ。

静電気が発生する条件には、「摩擦」と「乾燥」があるんですって。
それでは詳しく見ていきましょう。

摩擦によって静電気が起こる

衣類など物質のすべてはプラスとマイナスの電気が同じ状態で存在しています。
このバランスが崩れることで静電気が発生するんですね。

まず摩擦などの刺激により、どちらか一方の電気が多くなり物質の表面に溜まった状態になります。
これが「帯電」という状態で、この偏った電気が元に戻ろうとすることによって「パチン」となるんです。

衣類によって、どちらの電気を帯びやすいかが決まっています

上の表の外側へ行くにつれて帯電する力が強力
また、帯電の方向が違う衣類を組み合わせると、静電気が起きやすい状態になってしまいます。

例えば、ダメな組み合わせはこちらです。

  • ポリエステルのスカートにナイロンのストッキングやタイツ
  • ポリエステルのシャツにウールのセーター
  • ウールのセーターにアクリルのマフラーなど

スカートの下にストッキングだと、脚にまとわりつくこともありますよね?

スカートにポリエステルは良く使われているし、ウールのスカートでも裏地はポリエステルの場合もあります。

とはいえ冬は寒いし、私の場合は出せるようなキレイな脚じゃないんでストッキングやタイツは必須なんですよね(涙)

後はウールのセーターにポリエステルのシャツ、これもダメなパターンだったんですね。
重ね着の場合、色合いだけ考えてやってしまってました私。

ということで、洋服の組み合わせのポイントはこちら。

  • ウールやポリエステルには、綿など天然素材の物を合わせる。
  • 同じ素材や同じ性質(帯電しやすい方向)を持つ物同士を組み合わせる。
  • 帽子やマフラーは、ウールがオススメ。

重ね着するときは、同じような性質を持つ衣類を選ぶか帯電しにくい衣類を選ぶようにしましょう。

綿や麻、絹など天然素材の物は吸水性が高いため静電気が溜まりにくいんです。
なので、ウールのセーターの下には綿シャツがGOODですよ。

どうしてもポリエステルのスカートにタイツの組み合わせになってしまう時は、綿のペチコートを間に入れるとマシになります。

また、髪の毛に触れる帽子やマフラーはウールがオススメ
髪の毛はプラスの電気を帯びやすいので、同じ性質を持つウールを選ぶのがベストですよ。

乾燥によって静電気が起こる

静電気に悩まされるのって秋や冬が多いと思います。
逆に、夏など暑い頃はそんなに静電気を感じることなく過ごせるのではないでしょうか?

これには空気中の水分が関係しています。
水は電気を通すので、空気中の水分が多いと静電気は自然と逃げていって、衣類など物体の表面に溜まることはありません。

また、人体も帯電します。
なので、自分の肌や髪の水分を増やしておくことも静電気予防になります

どうしても秋から冬にかけては肌も乾燥しがちです。
乾燥が気になる時期は、特に保湿クリームなどで水分を保つようにしましょう。

外出先でも、ハンドクリームなどでマメにケアすることで静電気に対処できます。
その他、静電気防止用のスプレーも便利。
市販もされていますが、空ボトルに水を入れて少し柔軟剤を混ぜたものでも代用できますよ。

後、何もなくて困ったときは水をパパっと振りかけるだけでも静電気を飛ばせます。
しかし残念ながら一時しのぎにしかならず、再び静電気が起こってしまったりしてしまいます。

洗濯時に柔軟剤で静電気防止対策をしよう!

静電気が起こるのは嫌ですが、やっぱり冬はセーターなど暖かいウール素材の服も着たいですよね。
また、ストッキングやタイツなど帯電しやすい物を身に付けなければならない場合もあるのではないでしょうか?

出来るだけ静電気を起こさないようにするために、洗濯時には柔軟剤を使いましょう。
柔軟剤を上手に使うことで、静電気が予防できますよ

静電気を防ぐため柔軟剤を上手に使おう

柔軟剤には、ふんわり肌ざわり良く仕上げる効果の他に、静電気を防止する効果もあるんです。

静電気が起こりにくくなるのには2つ理由があります。

  • 衣類の表面が滑らかになり、摩擦が少なくなる。
  • 表面にできた膜が電気を外へ逃がす。

柔軟剤の成分は、すすぎで洗い流される洗剤とは違って衣類の表面に残るように作られています。
そのため洗濯後の衣類は、表面にコーティング膜ができている状態になるんです。

そして、その膜が摩擦を防いだり電気を外へ逃がしたりすることによって、静電気が溜まりにくくなっているんですね。

ということで、この静電気防止効果を十分に発揮させるためには、柔軟剤を適正に使用することが重要です。

  • 全自動洗濯機の場合・・柔軟剤用の投入口に入れておく。
  • 手洗いの場合・・洗剤をキレイにすすいでから、水と柔軟剤を入れて衣類をつけ置く。

効果を十分に発揮するために、柔軟剤は最後のすすぎのときに入れるのがベストです。

全自動洗濯機では柔軟剤用の投入口に入れておいたら、最後のすすぎのときに自動で入ります。

手洗いの場合は、2回程度すすぎをして洗剤を完全に落としてから、柔軟剤を混ぜたキレイな水に衣類をつけましょう。
3分ほど軽く押しながらつけ置くと、十分にコーティングされますよ。

ドラム式洗濯機で乾燥もする場合は静電気に要注意!

静電気は水分がある状態では起こらないため、洗濯して干すまでの過程で静電気を感じることはないでしょう。

しかし、ドラム式洗濯機で乾燥もする場合、乾燥中の洗濯槽の中では衣類同士がすれることによって摩擦が起こってしまいます
また、乾燥機能によってドンドン空気中の水分がなくなってカラカラに。

つまり、乾燥機能を使ったドラム式洗濯機の中では「摩擦」と「乾燥」が発生していることになります。
この状態は、静電気発生の条件が揃っちゃってるんですよね。

この場合も最後のすすぎの段階で柔軟剤を使っていたら、ある程度の静電気防止効果が期待できますが、濡れたまま干す場合に比べると効果が劣ってしまいます。

そこで、乾燥機専用の柔軟剤がオススメ
これを使うことで、ふっくら仕上がって着用中の静電気が防止できるのとともに、衣類を取り出すときの「パチッ」も予防できますよ

この商品はシート状になっています。
全自動で乾燥まで行っている場合は、一時停止してシートを洗濯物の上に置いて再スタートしましょう。

脱水まで終わった状態で入れるのが十分に効果を発揮させるポイントです。
少し乾いた状態で入れると効果が無くなる上にシミの原因にもなるので注意が必要です。

また、このシート状の柔軟剤は温度上昇で成分が均一に広がるように作られています。
なので、温風乾燥で使うのが必須。
送風のみでは効果はないみたいです。

コインランドリーで静電気を防止する方法は?

コインランドリーって使ったりしますか?
雨が続く時期の乾燥や、シーツや毛布など大物の洗濯や乾燥に便利ですよね。

しかし、取り出すとき「パチッ!」っと静電気がなんて経験ありませんか?

私は、毛布やコタツ布団の洗濯でコインランドリーを使っているんですが、家に天日干し出来る広い場所がないんで洗濯に加えて乾燥までしているんです。

そのとき、乾燥が終わった後の静電気が恐くて警戒しながら出すんですが、いつも「パチッ、パチパチッ!」って痛い思いをしているんです。(涙)

後で確認して知ったんですが、ウチのコタツ布団の素材ポリエステルで毛布はアクリル。
この二つを一緒に乾燥機入れたもんだから、そりゃ静電気バリバリですよね(汗)

コインランドリーの乾燥機はガス式で、かなりのハイパワー
そのためか、静電気の威力がすごすぎます。

そこで、乾燥機で使うシート状の柔軟剤を使えないものかと、お店に聞いたところ使ってもいいとのことでした。
と言っても、これはウチの近くのお店のことなので、店によって違うかもしれません。

しかし、調べてみたらシート状の柔軟剤の自動販売機を置いているコインランドリーもあるという事が分かりました。

恐ーい「パチパチッ」から身を守るため、コインランドリーで乾燥するときは、ぜひ試してみてくださいね。

まとめ

色々な場面で遭遇してしまう静電気。
今回、静電気が起こる原因と対策を調べた結果、防止するには洗濯時の柔軟剤使用が有用だと分かりました。

それでは、まとめです。

  • 静電気の発生の原因は「摩擦」と「乾燥」である。
  • 衣類の素材によって帯電しやすい方向(プラスかマイナス)が違う。
  • 衣類を重ねるときは、同じような性質の衣類か帯電しにくい衣類を選ぶのが良い。
  • 洗濯のときに使う柔軟剤には静電気を防止する効果があり、その効果を十分に発揮させるには適正な使用が必要である。
  • 柔軟剤を使うことで表面に出来る膜は、衣類の摩擦を少なくし、また電気を溜めにくくする作用がある。
  • シート状の柔軟剤を使うことにより、乾燥後の取り出し時のパチパチも防止できる。

柔軟剤を上手に使って、静電気を防止しましょう!
秋冬も静電気に悩まされることなくオシャレが楽しめたらいいですね。

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