洗濯機に熱湯を使ってもいいの?洗濯時の注意点をお伝えします

クリーニングのお悩み

熱湯で洗濯すると、なんとなく良く汚れが落ちる気がします。
私も、生乾き臭がついたタオルやテーブル布巾を熱湯に浸したりします。

でも、洗濯機を使って簡単に洗いたい!
洗濯機に熱湯を入れても大丈夫なのかな?

毎日使う洗濯機なので、故障したら困りますし、高い買い物なので長く使いたいですよね。
基本は水で洗うイメージですが、熱湯を使って洗濯機洗いする事はできるのでしょうか?

また、熱湯で洗うと良く汚れが落ちるイメージがありますが、そんなメリットだけではなくデメリットもあるのかも調べてみました。
一緒に見ていきましょう!

熱湯で洗濯するメリットとデメリットとは

まずは、熱湯を利用した洗濯について考えてみました。
洗濯の場面以外でも、熱湯を利用する事ってありますよね。

食器洗いのスポンジに熱湯をかけたり、油まみれの食器を洗う時に使ったりするわ。

「汚れを落とす」場面では熱湯を使うことでより汚れが落ちるイメージがあります。
なぜ水よりも汚れが落ちやすいのか調べてみました。
また、熱湯で洗う事には汚れが落ちやすいメリットだけではなく、デメリットもあることがわかったので、お話ししていきますね。

熱湯で洗濯するメリットとは

メリットは2つあります。

  • 油汚れや皮脂汚れが落ちやすい
  • 臭いの原因になる雑菌の繁殖を抑える

皮脂汚れなどの油性の汚れは、熱が加わるとやわらかく溶ける性質があります。
その状態で洗剤や漂白剤を使うことで、より洗浄効果を発揮するんですって。
そのため、水を使うよりも汚れが落ちやすいんですよ。

また、いくら洗浄力の高い洗剤で洗っても、洗濯物の雑菌を完全に取り除くことはできません。
その残ったわずかな雑菌が、生乾きなどによって繁殖し、イヤな臭いを発生することに…。
そんな時、熱湯を使うことで熱に弱い雑菌を除菌してくれるので、生乾き臭の発生を抑えてくれる効果があるんですよ。

昔から母や祖母が、臭くなったタオルやスポンジに定期的に熱湯をかけていました。
私もなんとなくやっていましたが、雑菌を除菌するためだったんだなと改めて納得しましたよ。

水で洗うよりも、熱湯を使うことでよりキレイに洗濯できる事がわかりますね。

熱湯で洗濯するデメリットってなに?

続いて、デメリットを見てみましょう。

  • 洗濯物が色落ちしてしまう場合も。
  • 生地に負担がかかる。

洗濯する際、それぞれの衣類には適温が決められています。
洗濯物についている洗濯絵表示を見てみると、水温が記載されていますよね。

生地の素材によっては熱に弱いものもあるので、うっかり適温を超える熱湯で洗ってしまうと、ダメージを与えてしまいます。

熱湯を使ってスッキリ洗えるのは嬉しいですが、おしゃれ着や大切な洋服が台無しになるのは悲しいです…。
熱湯で洗う場合は、事前に洗濯絵表示の水温を確認しましょうね。

洗濯機に熱湯を入れてもいいの?注意点はこちら

結論から申しますと、洗濯機に熱湯を入れるのは危険なんです。
洗濯機には熱に弱い素材が多く使われているため、耐熱温度があるんです。
大体50度前後のものが多いとのこと。

でも、水より熱いお湯の方が汚れは落ちやすいのよね?

お湯で洗濯したいな~。

洗濯機に熱湯を入れるのは危険ですが、規定を守った温度のお湯であれば、洗濯機を使っててもOKです。
次からは、実際に洗濯する際の注意点について見ていきましょう。

適温があります!衣類や洗濯槽にとって最適な温度とは

洗濯に使うお湯が熱すぎると、衣類の繊維はもちろん、洗濯槽にもダメージを与えてしまいます。
洗濯に使うお湯の適温は、約40度~50度くらいなんです

実際に、先日買ったTシャツの洗濯絵表示を見てみると、40度の表示がありました。
これを超える温度だと衣類にダメージを与えてしまいます。

熱ければ熱いほど汚れが落ちるという事でもないので、衣類や洗濯槽にとっての適温を守って洗濯するのが大事なんですね。
洗濯機でお湯を使う場合は、事前に洗濯機の注意事項や衣類の洗濯絵表示を見て、適温を確認しておくと安心です。

お風呂の残り湯は使ってもいいの?

一番身近で、量が確保できているお湯といえば、お風呂の残り湯ですよね。
私も、実家暮らしの時は母が毎日お風呂の残り湯を使っていました。
経済的にも助かる残り湯ですが、使う時の注意点があります。

  • 残り湯には雑菌などがあるので、すすぎの時には使わず、洗いのときにだけ使う。
  • 入浴剤を入れた残り湯は使わない方が無難。

入浴剤の注意事項を確認してから使う方が良いですが、色移りなどのトラブルのリスクを考えると使用するのは避けた方が良さそうです。

タオルの臭いが取れない!熱湯で消毒した後に洗濯機を使おう

毎日使う度に洗っても、イヤな臭いがしたり変色したりしませんか?
そんなタオルをきれいにする熱湯消毒には、50度を超えるお湯が必要です。

ただ、先にお話ししたとおり、熱湯を洗濯機に直接入れると故障に繋がる可能性があります。
洗濯機洗いする前に、熱湯を使って汚れを落ちやすい状態にしましょう。

手順はこちら。

  • ぐつぐつ沸騰したお湯にタオルを浸し、20分ほど弱火の状態で煮る。
  • タオルを洗濯機に入れ、洗剤と柔軟剤を入れ洗濯機を回す。

洗濯機で洗う前に、熱湯に浸す事でより汚れや匂いが落ちやすくなりますよ。

私も、匂いが気になるタオルにささーっと熱湯をかけた事もありますが、あまり匂いがキレイに取れない事もありました。
もう限界かなと泣く泣く捨てていましたが、今度はこの手順のとおり、時間をかけて煮てから洗濯してみようと思います!

まとめ

  • 熱湯で洗濯するメリットは、油汚れや皮脂汚れが落ちやすく、臭いの原因になる雑菌を除菌してくれること。
  • デメリットは、色落ちや生地を傷める可能性があること。
  • 洗濯機に熱湯を入れるのは故障に繋がる恐れがあるので危険。
  • 洗濯機でお湯を使い洗濯するときは、約40度~50度くらいのお湯を使う。
  • 最適なお湯の温度を把握するために、事前に衣類の洗濯絵表示や洗濯槽の耐熱温度を確認すると安心。
  • お風呂の残り湯はすすぎの時には使わず、洗いのときにだけ使う。
  • タオルを熱湯消毒する際は、別の入れ物で消毒してから洗濯機に入れ洗濯する。

洗濯機を正しく使い長持ちさせながらも、洗濯物をよりスッキリ洗いたいですね♪

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