毎日仕事に子供の世話、さらに家事もこなしているパワフルなママ!
慌ただしく時間が過ぎていくし、家族がいれば洗濯物も多いので、洗濯のやり方も大雑把になりますよね。
でも、ちょっと待ってください!
このようなことを思っていませんか?
- 最近の服は、ほとんど家で洗えるから大丈夫。
- 近頃の洗濯機は性能がいいから、クリーニングに出さなくても汚れは落ちる。
- 何をクリーニングに出したほうがいいかよく分からない。
そんなことを考えていたら、大切な衣類にトラブルが起きてしまうこともありますよ!
服がダメになるのは困るよね!
そうならないために、「クリーニングと家の洗濯との違い」と「クリーニングに出すべき衣類」を、それぞれ紹介しますね。
クリーニングと家の洗濯の違いは何
クリーニングにしろ家の洗濯にしろ、衣類をキレイにすることには変わりありません。
ただ、それぞれメリットとデメリットがあるんです。
どちらを選ぶかはあなたの自由ですが、最善の選択ができるよう特徴を紹介しますね。
洗濯のやり方から仕上げまで違う
衣類の汚れを落とし、乾燥させて仕上げるという流れは、ドライクリーニングも家での洗濯も同じなんです。
ところが、洗いかたから仕上げのやり方が違うため、衣類への影響が違ってきます!
分かりやすいように、それぞれ特徴をまとめてみました。
- 家では洗濯に「水」と「洗剤」を使うが、店では「有機溶剤」という液体を使う。
- 「水」を使うと衣類に形崩れなどのトラブルがあるが、「溶剤」を使うとダメージがほぼない。
- 染料が「水」に溶けだすことで色落ちは起きる。店は排水を行わず、「溶剤」を循環させて衣類の汚れを落とすので、色落ちしにくい。
- 家では外気や乾燥機などで乾かし、アイロンで仕上げる。店は乾燥機と高温度のプレスで仕上げるため、菌やウイルスを除去してくれる。
汚れをキレイにするという目的は同じでも、こんなに違いがあるんですね。
洗濯機は万能ではない
違いが分かったところで、「家の洗濯でできることは何?」と思いますよね。
最近の洗濯機は、「がんこな汚れを落とすつけおきコース」、「デリケートコース」など、本当にいろいろな機能があります。
専用の洗剤を使えば、デリケートな衣類も家で洗えるようにったのは便利♪
さらに、洗濯ネットなどに入れて洗えば、生地へのダメージが少ないです。
「家でもおしゃれ着が洗えるし、キレイに洗濯できるから、店に持って行く必要がある?」なんて思っていませんか?
いいえ!洗濯機は万能ではないんです!
- 水性の汚れに強いが、油性の汚れには弱い。
- 家で手軽に使えるが、形が崩れたり色落ちする場合がある。
- 水洗いできない衣類がある。
洗濯しても落ちない汚れがあるなんて!
そして1番の問題が、「水洗いできない衣類は、家では洗濯できない!」ということ。
どんな衣類も家で洗濯できるわけではないんですね。
そんな問題を補ってくれるのが、「ドライクリーニング」なんです!
フォロー役のクリーニング
家ではできない洗濯のフォローをしてくれる「ドライクリーニング」。
フォロー役の特徴を知って使い分ければ、トラブルがなく衣類をキレイに仕上げてもらえますよ♪
- 水洗いすると型崩れする、色が落ちるなどの衣類を、水ではなく「有機溶剤」と呼ばれる液体を使って洗う。
- 皮脂やファンデーション、クレヨンなど油性の汚れを落としてくれる。
- 汗やコーヒー、醤油などの水溶性の汚れは落ちにくい。
弱点があるなんて知らなかったよ。
「せっかく店に持って行ったのに、汚れが落ちなかったらどうするの?」なんて、慌てなくても大丈夫!
その救世主が「ウエットクリーニング」なんです。
- ドライクリーニングの後に、プロの技術で水洗いしてくれる。
- ドライクリーニングでは落ちない汗などの水溶性の汚れが落ちる。
- ドライクリーニングより500円~1000円ぐらい割高になる。
汗を十分に落とせていないと、クリーニングした衣類でも、変色や嫌なニオイがしたりするんです!
夫のスーツを店に出してからしまっておいたのに、襟が黄ばんでいたことがあります!
それは汗がきちんと落ちていなかったんですね。
店はいろんな汚れに対応してくれるので、とっても助かりますよ。
家で洗えない衣類はクリーニングに出そう
エアコンの掃除を自分でやるよりは、プロに頼んで確実にキレイにしてもらったほうがいいですよね。
それは、衣類も同じなんです。
家で洗えない衣類は、それをフォローしてくれるプロに頼んだほうが、トラブルがなくキレイにしてもらえますよ。
ここからは、洗濯の見分けかたとプロに依頼するべき衣類を紹介しますね。
家で洗えるか見分けるには?
すべての衣類が家で洗えるわけではないし、場合によってはクリーニングに出した方が良いときもあります。
でも、「どうやって判断すればいいの?」と思いますよね。
そこでもっとも大事なのが、洗濯をする前に「洗濯表示を見る!」ことなんです。
この表示をあなどってはいけません!
それには、衣類を取り扱うための情報がいっぱいなんです!
- 洗濯の処理
- 漂白の処理
- 乾燥方法
- アイロンの処理
- クリーニング店での処理する方法
あの小さいタグには、こんなにたくさんの情報が書かれているんですよ。
家で洗えるか見分けるには、「洗濯の処理」を見てください。
「洗濯桶の表示に×」がついてなければ、洗濯機または手洗いで衣類を洗えます!
洗濯表示を見ないでニットを洗濯したら、実は水洗い不可だった!
やっぱり縮んだ!とうっかりなことをしているのは私です(笑)。
ニットは本当に縮みやすいと実体験した出来事でした。
ちゃんと手順を踏まなきゃダメなんだね。
こんな衣類はプロに頼もう
洗濯表示を見ても、「どんな衣類をお店に持って行ったほうがいいの?」と悩んだりしますよね。
そういうために、店に出すべき衣類をまとめてみました。
- 水洗いできない素材の服
- シミや汚れが落ちなかったもの
- 高価な服やブランド品
特に気をつけてほしいのは、洗濯表示に「洗濯桶に×」があると、水洗いできません!
そのマークがある衣類は、必ずドライクリーニングに出してください。
「洗う時間を短くすれば・・・」「子供服で生地が小さいから・・・」と油断するのはトラブルのもとですよ。
また、シミは時間が経つほど落ちにくくなるので、見つけたら早めに依頼しましょう。
家では落ちないシミも、プロの技術なら落ちる可能性がありますよ。
それに、高価なものには繊細な生地が使われていたりするので、家で洗うには負担が大きい可能性があるんです。
家で洗える素材だったとしても、店に出したほうが安心!
ちなみに、購入金額は1万円が判断基準です。
1万円を超えると、カシミヤなどの高級な素材を使っている可能性がありますよ。
まとめ
洗濯ってほぼ毎日やっていることですが、意外と知らないことがいろいろありますよね。
でも、知らないってもったいないんです。せっかく買った服のメンテナンスは大事ですよ。
「汚れが落ちなかった」「1回洗濯しただけで着れなくなった」などのトラブルを避けるためにも、以下のことを参考にしてくださいね。
- 皮脂やファンデーション、クレヨンなどの油性の汚れは、家の洗濯では落ちない。
- ドライクリーニングは、水を使わず「有機溶剤」という液体を使っているので、衣類のダメージが少ない。
- 洗濯表示に「洗濯桶に×」のついた水洗い不可がなければ、家で洗濯できる。
- 「水洗いできない」「シミが落ちない」「高価」といった衣類は、クリーニングに出す。
何かと忙しいママさんは、うっかり大切な衣類がダメにならないように、洗濯表示はよく見ましょう!
家で洗えない衣類は無理せず、クリーニングに出しましょうね。
着る服がキレイだと気分もいいですよね。家族みんなも笑顔になってくれますよ♪