「体も温まったし、サッパリしたな~」と家族がお風呂に入った後のお湯、どうしていますか?
水道代の節約のために残り湯を洗濯に使いたいけど、そのまま使っても 大丈夫なのかな~
確かに、捨てるのはもったいないから再利用したくても、「洗濯物に雑菌はつかない?」「臭いは大丈夫?」と気になりますよね。
私も「残ったお湯で洗濯してもキレイにならないのでは?」と思って使わないときがありました。
しかし、正しく使えば洗濯に使っても大丈夫なんです!
なので今回は、残り湯を洗濯に使う場合の4つのルールなどを紹介しますね。
残り湯を洗濯に使う4つのルール
家族がいると洗濯物が多くなり、洗濯にたくさんの水を使いますよね。
我が家も10キロの洗濯機で、毎日マックスの72リットルで洗濯しているので、水道代がいい金額になるんです。
ちなみに、一般的な浴槽に入る水の量は150~200リットルなんですよ。
これをそのまま捨ててしまうなんて、今の私だったら「なんてもったいない!」と言いたいところ。
しかし、「残り湯ってキレイなの?」「洗濯に使っても大丈夫?」と気になりますよね。
残り湯は次の4つのルールを守れば、衛生的に再利用できるんですよ!
お湯をなるべくキレイにしておく
残り湯を洗濯に使うとなると、少しでもお湯はキレイに残しておきたいですよね。
なので、汚さないようにするには、次の3つを気をつけるといんです!
- お湯につかる前には体を洗う
- タオルを入れない
- ふたを閉めて汚れが入るのを防ぐ
寒いときなどは早く温まりたくて、いきなり浴槽に入りたくなりますが、それはダメなんです!
なぜなら、体についている汚れや菌が、すべてお湯に入ってしまうことになるんです。
なので、体を洗ってから入ってくださいね。
そして、タオルには洗いきれていない石けんカスや雑菌、さらに髪の毛が付いている場合があるので、入れてしまうとやっぱりお湯を汚してしまうんです。
さらに、浴槽に入っていないときは、ふたをしておいたほうがいいですよ。
髪や体を洗っているときに、シャンプーや石けんが飛び散ってお湯に入るのを防いでくれるんです。
私も豪快に洗っているつもりはないのですが、ふたをしないとお湯に泡が2、3個プカプカ。こっそり洗面器ですくい取っても遅いですよね(笑)
一晩放置しないで使う
残り湯を洗濯に使う場合、タイミングも気にする必要があるんです。
お風呂に入ってサッパリして、「疲れたからもう寝て、朝に起きてから洗濯しよーっと」なんて放置してはダメですよ!
衛生微生物研究センターの調査によると、風呂水の細菌の数は、入浴後と一晩放置後ではまったく数が違ってくるんです!
引用元:衛生微生物研究センターHPより
一晩放置してしまうと、細菌の数が入浴直後のおよそ1,000倍なんて、鳥肌が立つ数ですよね。
そんな残り湯で家族の服を洗濯するなんて絶対イヤだよね・・・。
家族みんながお風呂に入った後は、お湯に溶け込んだ汗や皮脂などが菌のエサとなり、どんどん増えていってしまうんです。
その菌のせいで、健康に被害があるわけではないですが、気分的に嫌ですよね。
なので、なるべく時間を置かないほうが衛生的に使えるんです。
しかも、洗濯物は皮脂汚れが多いので、水よりもお湯のほうが落ちやすいというメリットもあるんですよ♪
じつは私、一晩たった細菌がウヨウヨしている残り湯で洗濯したことがあるんです(汗)
いくら最後にキレイな水ですすいでたとしても、「ぎゃ~~!!」って叫びたくなるようことをしていました。
なので、眠気に負けず早めに洗濯してくださいね!
入浴剤は使用上の注意を確認する
お風呂に入浴剤を入れると体が温まったり、いい香りでリラックスできたりするので、使うかたも多いですよね。
しかし、入浴剤を使った残り湯は、次のことに注意したほうがいいんです!
- 入浴剤の説明書を確認する
- 柔軟剤を一緒に使わない
- 新しい服を洗濯しない
- つけおきしない
入浴剤の説明書に、残り湯が洗濯に使えるか記載してあるって知っていましたか?
えっ!洗濯のことが書かれているなんて知らなかった!
知りたいことが、実はそのものに書いてあるなんて助かりますよね。
なので、まず残り湯を使って良いか確認するのが大切なんです。
そして、残り湯と柔軟剤を一緒に入れることもよくないんですよ。
一緒に入れると、なんとお湯の色が洗濯物についてしまうというデメリットがあるんです!
おろしたての衣類も、柔軟剤を使っている場合があるので、色移りするの可能性があるんですよ。
さらに、つけおきするのはもってのほか!
長い時間、洗濯物が残り湯に浸されると、やはりお湯の色が衣類についてしまうことがあるので、使い方には注意してくださいね。
洗濯機の「洗い」のみ使う
「体をキレイにしてからお湯に入ったし、さっきお風呂から上がったから、さあ洗濯するぞ~」とその前に、洗濯機のコースはどうなっていますか?
お湯を再利用するのはいいですが、使うのは「洗い」の工程だけにして、「すすぎ」には使わないのがベストなんです。
なぜなら、「すすぎ」は洗ったときに服についた洗剤を、水を使って洗い流す工程。
ここでまた残り湯を使ってしまうと、せっかく洗った服にまた雑菌がついてしまうことになるんです!
これだと、洗濯物をキレイにしているのか汚しているのか分からないね。
雑菌がついたまま洗濯終了!なんてなったら、臭いの原因にもなってしまいますよ。
すすぎを2回必要とするときは、1回目のすすぎまでは残り湯を使っても大丈夫ですが、最後の段階では必ずキレイな水を使ってくださいね。
そうすれば、洗濯物を臭うこともなくキレイにできますよ。
給水ホースの掃除をしよう
「残り湯は、ルールを守れば再利用できる!」とわかれば、これからは捨てずに毎日の洗濯で使いたいですよね。
そうなると、残り湯を洗濯機へ移すために、ホースを使うことになるでしょう。
ホースをずっと使っていると、内側がとーっても汚れてしまうんです!
どんなに気を付けていても、残り湯には皮脂汚れなどが混じってしまいます。
そんな汚れがついたままだと雑菌が増え、洗濯物が臭う原因になってしまうんですよ。
洗濯槽はクリーナーでたびたびキレイにしていたけど、ホースは気にしていなかった!
給水ホースも定期的に掃除するのがおすすめなんです。
掃除には、市販の給水ホースクリーナーを使えば、楽にキレイにできるんです♪
私も使ったことがありますが、手順は本当に簡単!
- 給水ホースのフタを開け、中のフィルターを取り外す
- 中に洗浄剤をセットして、フィルターを外したままフタを閉める
- 給水ホースを浴槽に入れ、洗濯機のお湯取コースで高水位まで給水する
- 洗浄後の水を排水し、再び高水位まで給水のみ行い排水する
たったこれだけで、嫌な臭いや汚れがスッキリするんです。
ホースもキレイにできれば、気にせず残り湯を使えますよね。
まとめ
水道代の節約のためにも、お風呂の残り湯を洗濯に使いたいですよね。
しかし、「洗濯に使っても大丈夫なの?」と気になるかたもいるのではないでしょうか。
残り湯は、きちんとルールを守れば問題なく使えるんです。
なので、ルールのことなどについてまとめてみましたよ。
- 体を洗ってから入るなどして、お湯をなるべくキレイにしておく
- 雑菌が増えるので、一晩置かないで使う
- 入浴剤のお湯を使う場合は、使用上の注意を確認してから使う
- 洗濯機の「洗い」のみ使い、最後の「すすぎ」のときには残り湯は使わない
- 定期的に給水ホースを専用のクリーナーで掃除し、臭いのもとにならないようにする
家族がお風呂に入った後だからと、使うこともなく捨ててしまうのはもったいないんです。
なのでルールを確認して、家族みんなの服を洗うのに再利用してみてくださいね!