洗濯に柔軟剤は必要?柔軟剤の効果を知って上手に使いましょう!

クリーニングのこだわり

いつも家族みんなのお洗濯、主婦ってホント大変ですね。
ところで、あなたは洗濯の時に柔軟剤って使いますか?

というのは、私は当たり前のように柔軟剤を使っていたんですが、使わない人も珍しくないみたいなんです。

使わない理由は必要ないという以外に、使うことによる弊害を上げている人もいてビックリ!

いったい柔軟剤は使う方がいいのか?
また使うことによる弊害とは何なのか?

柔軟剤の様々な効果から上手に使いこなすヒントを調べてみたので、良かったら参考にしてくださいね。

洗濯に柔軟剤は必要?

洗濯に柔軟剤、皆さんはどうされているんでしょうか?
アンケートの結果を見てみました。

また、そもそも柔軟剤って、いつから使われだしたのかも調べてみましたよ。

柔軟剤使わない派もいる

2018年にマイボイスコム株式会社が柔軟剤の使用についてのアンケートを行っています。
その結果はこちらです。

引用:マイボイスコム株式会社[柔軟剤に関するアンケート]

ほぼ毎回使っている人は40.2%、洗濯をするがほとんど使っていない人は19.8%でした。
これは洗濯しない人も含んでの結果なので、洗濯する人だけに絞ってみました。
すると、毎回使用する人は51.5%、ほとんど使わない人は25.4%、使うが毎回ではない人は23.1%ということになります。

必ず使う人は半分より、ちょっと多いだけ

やっぱり洗濯に絶対必要って訳じゃなさそうね

でも使わないとゴワゴワするんじゃない?

しかし、昔は柔軟剤って無かったのではないでしょうか?
その頃はゴワゴワだったのでしょうか?

そこで、柔軟剤の始まりについて調べてみました。

柔軟剤っていつから使われてるの?

そもそも柔軟剤は、硬水で洗うことで衣類がゴワついていた海外で生まれたもの
日本は軟水なので、硬水の国みたいにはゴワつかないはずなんですが、より柔らかい方が肌触りが良く海外にならって使うようになったんですね。

そんな日本で最初に柔軟剤が発売されたのは1962年です。

ちなみに洗濯機は、柔軟剤に先立って1930年頃に発売されていましたが、当時かなり高額で一般人には買えませんでした。
その後1960年代になると、洗濯と脱水が別の2槽式洗濯機が一般家庭にも普及し、それに伴って柔軟剤も様々なメーカーから発売されるようになったようです。

ところで、2槽式洗濯機って平成生まれの方は見たことないかもしれませんね?
でも、今でもまだ売ってるんですよ。
家電量販店に行く時、興味があったら見てみてくださいね。

昭和生まれの私は、学生時代に2槽式洗濯機を使っていました。
洗濯が終わったら脱水槽に移して脱水、また洗濯槽に戻してすすぎと洗濯しているという実感はありましたよ(笑)

柔軟剤の話に戻りますが、1960年頃の柔軟剤には今のように香りはなく柔軟効果と静電気防止効果のみでした。
今では色々な香りが楽しめるし、消臭防臭やシワ防止など様々な効果が謳われています。

また香りが苦手な人は無香料も選べますし、選択肢が広がっていますね。

最初に発売されてから60年、現在では様々な効果があるという柔軟剤。
その効果は本当に必要か?
次の見出しで考えていきますね。

柔軟剤のメリットとデメリットを知って上手に使おう!

柔軟剤には洗濯物を柔らかくする効果の他に香り付け、消臭・防臭、静電気防止など様々な効果があります。

このように効果だけ挙げると、すべて良いことですが、使うことによるデメリットもあるんですよ。

洗剤はすすぎで落ちますが、柔軟剤はすすいでも洗濯物に残るように作られています。
ですので柔軟剤使用後の洗濯物は、表面が薄い膜でコーティングされている状態。

そして、この表面の薄い膜がメリットになるかデメリットになるかは、使う人によって違いますし、また洗濯物の種類によっても違います。

柔軟剤のメリットとデメリットから、どんな時に使うのがいいか考えていきましょう。

柔軟剤を使うことのメリットとデメリット

柔軟剤を使うことによるメリットは下記のようなことがあります。

  • 洗濯物が柔らかくなる。
  • 静電気を防ぐ効果がある。
  • 良い香りがして消臭防臭効果もある。
  • 衣類をコーティングすることにより花粉や汚れを付きにくくする。

メリットについてはボトルにも書かれていますし、使っている方はよくご存じですよね。
柔らかくなって香りが良くなる上に、コーティング効果で静電気や汚れの付着を予防できます。

それでは、次は柔軟剤を使うことによるデメリットです。

  • タオルの吸水性が悪くなる。
  • 皮膚のかぶれの原因になる。
  • 洗濯機に柔軟剤が付着して悪臭やカビの原因になる。

タオルこそ、ふんわりフワフワがいいのに使わない方がいいなんてビックリ!

そういえば、実家の母がタオルに柔軟剤使ってなかったのって、この事分かってしてたの?

ケチってるんだと思ってたわ

とはいえ、実家のタオルがゴワゴワで固い!なんてことはなかったんです。
なんでだろう?と思ったら、実は洗濯方法に秘密があったんですよ。

ということで、タオルをフワフワに仕上げるポイントをお伝えしますね。

  • 洗剤がタオルに残るとゴワゴワの原因になるので、洗剤の量と洗濯物の詰め込みすぎに注意する。
  • 干す前にタオルを上下に振って繊維を立たせる。
    (推奨20回 ⇐ これ結構大変ですが・・)
  • 長時間、直射日光で乾燥しない。
  • すすぎの後にクエン酸を使うのも柔らかくする効果あり。

これでタオルの吸水性を保ちつつ、ゴワつくこともなくなりますよ!

後、皮膚かぶれの原因になるのは困りますよね。
実際に、柔軟剤をやめて皮膚のかぶれが軽減したという人もいるようです。
敏感肌で心当たりがある人や小さい子供さんは下着など肌に触れるものには使わない方が良いでしょう。

しかし、敏感肌の方はゴワつきも皮膚への影響が心配です。
肌に優しい低刺激タイプの柔軟剤か、クエン酸の使用を試してみるのもいいのでは。

最後に、洗濯機への影響です。
洗濯物に柔軟剤が残るように洗濯機にも柔軟剤が付着してしまいます。
それが蓄積すると、悪臭やカビの原因になる場合があるんですって。

柔軟剤を使う頻度が多い人は、洗濯槽クリーナーなどで洗濯機のお掃除をする機会を増やす必要があります。

柔軟剤を使った方がいい場合とそうでない場合

タオルには使わない方がいいのは分かったけど、他は使った方がいいのかな?

柔軟剤の効果は大きく分けて3つ。
柔らかくする、消臭防臭する、静電気・花粉・汚れを付きにくくするです。

柔らかくする効果は人により好みもあるとは思いますし、柔らかくするだけならクエン酸もオススメです。

しかし、衣類をコーティングすることにより得られる効果は、特に外へ着ていくアウターには必要ではないでしょうか?

柔軟剤によって出来る薄い膜が、花粉や静電気や様々な汚れから衣類を守ってくれます。
また、防臭効果があれば、人に会うときも安心ですよね。

旦那さんのタバコや汗の臭い対策もバッチリだと仕事も順調にいくかも。

ということで、一案です。

  • タオルは柔軟剤を使用しない。(※ゴワゴワを防ぐ洗濯方法を守ること)
  • 下着の場合、小さい子供や敏感肌の人は柔軟剤の使用を控える。
    ゴワゴワが気になる時は、肌に優しいタイプかクエン酸を使ってみる。
  • アウターはコーティング効果で、消臭防臭するとともに静電気や花粉や汚れなどのダメージから守るのが良い。

柔軟剤の使用には一長一短があります
必要な効果を見極めることが重要ですね。

まとめ

柔軟剤には様々な効果がありますが、使用することによるデメリットもあります。
自分に必要な効果とデメリットを総合的に考えた上で、使い分けていきましょう。

それでは、まとめです。

  • 柔軟剤は硬水で洗濯する海外発祥の製品で、軟水の日本では必須ではない。
  • 柔軟剤はタオルの吸水性を悪くするので、タオルには使わないのがベスト。
  • 敏感肌の人や小さい子供は、肌に触れる衣類は基本的に柔軟剤を使わない方が良い。
  • 敏感肌でゴワゴワが困る時は、低刺激性の柔軟剤かクエン酸を試してみる。
  • アウターの場合は、花粉や静電気から守る効果と消臭防臭効果が必要と考えられるので柔軟剤の使用がオススメ。

洗濯と言えば洗剤に柔軟剤と必ずセットで使っていた私も、今は使い分けに挑戦中です。
あなたも柔軟剤のデメリットを理解した上で、必要な時に使うようにするのはいかがでしょうか?

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