どの洗剤で洗濯する?洗剤の種類と選び方を知って正しく洗おう!

クリーニングのお悩み

衣類の洗濯に欠かせないのが洗剤
近所のドラッグストアに足を運ぶと、上から下まで壁一面にたくさんの種類の洗剤が並べられています。
粉末状のものから液体のものまで……。

皆さんは、何を基準に洗剤を選んでいますか?

たくさん種類がありすぎて、何を選べばいいか全然わからないよ!

私も初めて一人暮らしを始めた当初、どんな洗剤を買えばいいのかわからなくて頭を抱えました。
思い返せば、親は複数の種類を使い分けていた気がします。
ですがどういった基準で使い分けていたのか、それぞれどんな違いがあるのか全く知らなかったんですよね(汗)

これは誰しも通る道のはず……!

というわけで今回は、洗濯用の洗剤の種類とその違い、そして選び方をご紹介します。
自分の目的に合った洗剤を選んで、洗濯の悩みを減らしましょう!

用途別に見る洗剤一覧

お店に並んでいる洗剤は数が多すぎて、見ているだけでは何が何だかわかりませんよね(笑)
そこでまずは、どんな種類の洗剤があるのかを確認しましょう

「洗剤は汚れを落とすもの!」というイメージがありますよね。
ですが実際には、汚れを落とす」「仕上がりを良くする」というそれぞれの目的に沿った洗剤が販売されています。
目的をしっかりと頭に入れてチェックしましょう!

汚れを落とす洗剤

まずは一番重要な「汚れを落とす」ことを目的とした洗剤を見ていきましょう。

  • 粉末タイプ
  • 液体タイプ
  • ジェルボール
  • おしゃれ着用洗剤
  • 部分洗い用洗剤

たくさん種類があって驚きますね!

これら5つのうち、部分洗い用洗剤は特に汚れの気になる部分を確実に綺麗にするためのものです。
これだけは、他の種類と違って前処理として使用します。
ワイシャツの襟元の汗汚れに特化したものや、血液汚れに特化したものなど、汚れの種類によっても色々なタイプが販売されていますよ!

ただ汚れを落とすだけなのにこれだけたくさんの種類の洗剤が売られているのは、それぞれに一長一短ある証拠だと思います。
記事の後半で、利用目的別により詳しくご紹介しますね!

仕上がりを良くする洗剤

  • 柔軟剤
  • 漂白剤

衣類はほぼ一日中身に着けるものですから、ただ汚れていなければ良いという訳ではありません。
直接肌に当たるものなので、手触りを良くしてくれる柔軟剤は特に外せませんね!
ふんわりしていないガサガサの洋服なんて、私は1日も着ていられません……(笑)

柔軟剤は手触りの他にも脱臭や香り付け、静電気防止などの効果がついているものもありますよ。

一方漂白剤は、漂白と除菌に特化したものです。
「漂白って汚れを落とすのと何が違うの?」と思って調べてみたのですが、他の洗剤が衣類から汚れを浮かせて取り除くのに対し、漂白剤は汚れの成分を化学反応で白く変えるというものだとのこと。
洗濯ではなく見た目をより白くする目的で使うのがよさそうですね。

柔軟剤と漂白剤は、それぞれ1つずつ常備しておくと良さそうだね!

目的から考える洗剤の選び方

洗剤の種類をまとめて確認してみましたが、種類がとても豊富にありましたね。
特に汚れを落とす目的の洗剤は、同じ用途なのに部分洗い用を除いても4種類ありました。

これだけたくさんあるのですから、きっとそれぞれに長所と短所があるはず!

洗剤を使用するうえで重要なのは「自分のニーズに合っているかどうか」です。
そこでここでは、洗濯の悩み別に特徴とおすすめをご紹介したい思います。

とにかく汚れを落としたいとき

さていきなりですが、科学のお話を一つ。
中学校で酸性中性アルカリ性について習ったことを覚えていらっしゃいますでしょうか?

習った記憶はありますが、私は綺麗サッパリ忘れていました(笑)

ですがこの酸性、中性、アルカリ性という単語が洗濯や掃除に使う洗剤のラベルに記載されている事は、知っている方も多いと思います。
簡単に特徴をまとめると、こんな感じ。

  • 酸性の洗剤:アルカリ性の汚れ(水垢、石けんカス等)を落とす
  • 中性の洗剤:色々な汚れに対応できるが、頑固な汚れは落とせない
  • アルカリ性の洗剤:酸性の汚れ(脂汚れ等)を落とす

衣類の汚れは基本的に皮脂汚れなどの酸性なので、単純な洗浄力で考えるのであれば弱アルカリ性の洗剤を選ぶのが正解です。

汚れを落とす目的の洗剤のうち弱アルカリ性のものが多いのは粉末タイプです!
粉末タイプの洗剤は洗浄力の高さを売りにしているものや漂白剤・蛍光増白剤が入っているものが多いのが特徴ですね。
泥んこになるまで走り回る小さいお子さんや、体育会系の部活に通っているお子さんがいるご家庭など、とにかくしっかり綺麗にしたい!という方にお勧めだと感じました。

とは言っても、中性の洗剤が全くダメという訳ではありません。
液体タイプやジェルボールも、界面活性剤や酵素などを入れて洗浄力を上げるための工夫をしている商品がたくさんあります。
実際に使った時に感じる効果が一番大事なので、あくまでも「弱アルカリ性」は基準の一つとして参考にしてくださいね。

洗浄力はアルカリ性の粉末タイプがおすすめ!

コスパ良く洗濯したいとき

一回で洗う洗濯物の量が多いご家庭や、洗濯機を回す頻度が高いご家庭だと、洗剤のコスパはとても重要ですよね!
もちろん商品によって値段は様々ですが、一般的な価格と一回の使用量で比較すると、下記のようになります。

粉末タイプ ≧ 液体タイプ > ジェルボール
ジェルボールは計量が必要ないことが特徴の商品です。
ですがその分、洗濯物の量が基準(大体6Kg)より多かったり少なかったりすると勿体ないと感じてしまうと思います。
その点、粉末タイプや液体タイプだと、洗濯物の量に合わせて計量できるので無駄がないですね!
一般的には、粉末タイプの方が量が多くて低価格です。
ただし、粉末タイプは冷たい水には溶けにくいため、「すすぎ1回」を謳っている商品が多い液体タイプと比べると、水道代が余計にかかってしまう可能性があるので要注意です。

コスパが良いのは粉末タイプ液体タイプ

洗濯の手間を減らしたいとき

共働きで忙しいご家庭や、子育てでてんてこ舞いのお母さん・お父さんにとって、日々の家事にかける時間をどれだけカットできるかはとても重要ですよね。

そんな方々には、洗濯物を入れて、重さと水量から洗剤を計って……という作業も一苦労でしょう。
私はうっかり手元が狂って洗剤をこぼしてしまう事もよくありますが、ベタベタして片付けるのも面倒です。

そんな方にお勧めなのが、2014年に登場し一気に広まった若手ホープのジェルボール
特徴は、洗濯層に1個入れるだけという圧倒的な手軽さです。
私も初めてジェルボールを使ったときは、あまりに簡単すぎて逆に不安になりました(笑)

また、すすぎ回数が1回で良いのも魅力的。
タイムパフォーマンス面では負け知らずですね!

手軽さ重視ならジェルボールが優勝!

衣類を傷めず丁寧に洗濯したいとき

弱アルカリ性の洗剤は洗浄力が高い代わりに、生地を傷めてしまう可能性をはらんでいます。
下着や普段着の服はそれでもかまいませんが、お気に入りや一張羅の服は、できるだけ長く大切に着たいですよね。

そんな大事な衣類の洗濯には、中性洗剤を使いましょう。
弱アルカリ性のものと比べると洗浄力は落ちますが、優しく洗うことができます。

中でもおしゃれ着用洗剤は、「手洗いコース」や「ドライコース」でもしっかりと汚れを落とし、なおかつ気持ち良い手触りを保つことができますよ!

私もちょっと値の張る服はおしゃれ着用洗剤を使っていますが、ウールやレースなどのちょっと洗濯しづらいものも洗えるのでとても重宝しています。
香りも良いですし、縮んみや色褪せも防いでくれるので、お洒落さんは常備しておきたいですね!

ただし、洗っていても落ち切らない汗や臭いもあるので、おしゃれ着用洗剤で洗う洋服はシーズンオフにクリーニングへ出すようにしましょう。

大切な服はおしゃれ着用洗剤で丁寧に洗おう!

まとめ

  • 汚れを落とす目的で使う洗剤仕上がりを良くするために使う洗剤がある
  • 部分洗い用洗剤、柔軟剤、漂白剤は目的に応じて臨機応変に使おう
  • 弱アルカリ性の洗剤は洗浄力が高く、中性の洗剤は優しく洗える
  • 粉末タイプや液体タイプはコスパが良い
  • ジェルボールはタイパが良い
  • おしゃれ着用洗剤は生地を傷めずに洗える

一昔前ならいざ知らず、現代は衣類も多種多様な時代です。
手持ちのお洋服と自身のニーズに合った洗剤を探してみましょう!

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