一人暮らしの洗濯は部屋干しで快適に!乾きやすい環境の作り方!

クリーニングのお悩み

親元を離れ一人暮らしを始めたあなた、自分で洗濯するのはもう慣れましたか?
ところで、洗濯機の使い方は取扱説明書を見れば分かりますが干し方はどうでしょう?

いや、干すだけでしょ

って思ったあなた、実は干し方で衣類へのダメージや乾く早さが変わってくるんですよ。

衣類へのダメージを回避するとともに乾く時間の短縮ができるとしたら、オススメは部屋干しです。

この記事では、忙しい一人暮らしの方へ快適に部屋干しできる方法を紹介していきますね。

天日干しより部屋干しがいいの?

晴れた日に洗濯物を天日干しすると、カラッと乾いて気持ちいいですね。
太陽の光を浴びると早く乾くし、紫外線の殺菌効果も期待できます。

私は、今まで洗濯物の干し場は外、雨の日は仕方なく室内でと思っていました。
しかし昨今、洗濯物の干し場所は室内でしょ!という人が増え、それに伴って部屋干し用のグッズも増えてきています。

その理由は、洗濯物を他人に見られたくないなど防犯上の事があると思いますが、どうもそれだけではないみたいなんですよ。

日陰干しが必要な理由

洗濯物を短時間で乾かす太陽の光。
しかし、この太陽の光が出す紫外線というものは、生地とってはマイナスの効果があるのです。

衣類が色あせたり、生地が破れやすくなったりするのは天日干しが原因の一つだとか。

特に綿や麻などの天然素材を使った衣類は、紫外線の影響が大きいんですって。
そのため、紫外線が直接当たらないように日陰干しが必要です。

普段のお洗濯で日陰干しが必要なものって、どれ位あるのかな?

うちの今日の洗濯物を洗濯表示マークで確認してみたところ、
白シャツ、チェックシャツ、ブラウス(白、青)、ポリエステルのスカート、それに加えてヒートテックのインナーまで日陰干しマーク付いてました!

これ下着とタオル以外、全部です。
ちなみに下着にも日陰干しマークが付いているものがあってビックリ。

ほとんど日陰干しって

一人暮らしの方は防犯のためなどで、すでに下着は部屋干ししている方も多いと思います。
また、太陽の向きは時間の経過で変化するので、外で日陰干しに適当な場所を探すのは難しい場合もあるのではないでしょうか。

仮に一人暮らしの方の洗濯物がそんなに多くないとしたら、洗濯干し場はやっぱり室内という結論になります。

日陰干しを表す洗濯表示マーク

洗濯表示マークには、衣類などの繊維製品を適切にケアするための情報が記載されています。

こんなのが衣類のタブに付いているのを見たことがありますよね?

その中に乾燥方法の指示もあり、どのようにして乾かすのがベストなのか記号を見たら分かるようになっています。

つって干す

 

日陰でつって干す

 

四角形に縦線でつり干しです。
それに、斜め線が追加されると日陰でのつり干しとなります

お家にある衣類を確認してみてください。
ほとんど斜め線があるのでは!?

ちなみに四角形に横線は平干し、線が2本はぬれ干しを表しています。

平らにして干す

 

ぬれたままつって干す

 

洗濯物が乾く仕組み

洗濯物が乾く時間って季節やその日によって違いますよね。
特に部屋干しは、天日干しに比べ時間がかかります。
その上、ぬれた状態が長く続くと、臭ったりすることもあって困っちゃいますね。

そのため、快適な部屋干しのためには、条件を整える必要があります。

そこで、ぬれた衣類が乾く仕組みを調べてみました。

最初、水分が蒸発する

次に、蒸発した水分が周りの空気に拡散(散らばり広がること)する

その後、湿った空気と乾いた空気が循環する

この仕組みを作ることで早く乾かせます。

ということで、早く乾くための条件はこの3つ。

  • 温度が高い(20℃以上)
  • 湿度が低い(60%以下)
  • 風通しが良い

この条件をそろえればいいのね

そんな訳で、何をすればいいか具体的に調べてみました。

洗濯物を干すのに適した部屋作り

洗濯物を早く乾かすためには、干し場の環境を整えることと干し方を工夫することが重要です。

環境編

室内の温度と湿度を調節し、洗濯物を干している辺りの風通しを良くすることで乾く時間を短縮できます。

当たり前ですが、温度を上げるには次のようにしましょう。

  • 日当たりのいい場所を選ぶ
  • 寒い時はエアコンなど暖房器具を使う

湿度を下げるためには、これらの機器を使いましょう。

  • 除湿器やエアコンの除湿モードを使う
  • 浴室乾燥機がある場合は浴室干しも選択肢に入れる
  • 浴室乾燥機がなくても換気扇を回せば浴室は洗濯物干しOK

風通しを良くするための対策は次の通りです。

  • 部屋のカベや窓から離れた、広い空間がある場所を選ぶ
  • 扇風機やエアコン、換気扇を使い空気を循環させる

まず、家の中で一番日当たりのよい広い空間がある所を選びます。
寒い時は暖房で温度を上げるといいでしょう。
湿度が高いときは除湿器やエアコンで湿度を下げるといいでしょう。

室温と湿度がいい感じになったら、次は風の通り道を作ります。
扇風機やエアコン、換気扇などでお部屋の空気が動くように整えましょう。

干し方編

干し方の工夫で洗濯物の乾く時間の短縮ができます。
干し方の工夫は下記の通り。

  • 干す前に振って水分を落とす(干し場所と別のところで)
  • 服の縫い目やポケットは乾きにくいので裏返す
  • 洗濯物の間隔は10㎝程度開ける
  • アーチ干しにする
  • 洗濯物の正面と裏面を離すようにする
  • 洗濯物の下に新聞紙を敷く

ポイントは乾きにくい箇所によく風が当たるようにすることです。

裏返して干すとポケットや縫い目など、乾きにくいところも乾きやすくなります。
洗う時に裏返っていたら、衣類に付いた汗や皮脂汚れがよく落ちるようになるので、洗濯前に裏返すのがオススメ。

実は私、Gパンのポケットにハンカチを入れたまま洗濯して、気付かずにそのまま着てしまったことがあるんです。

今日、なんか臭うと思ったらこれのせいだったのね

と、帰宅後に脱いだ時ようやく気付いて、ガーン。

ということで、洗濯時に裏返す癖を付けておいたらこんな失敗も防げますしね。

また、ピンチハンガーに干す場合やハンガーを並べる場合は、アーチ干しがいいでしょう。
アーチ干しとは、外側に丈の長い乾きにくい物を、内側に丈の短い乾きやすい物を干すようにする事。
そうすることによって、真ん中に空間が出来て空気の流れが良くなります。

さらに、洗濯物の正面と裏面がくっつかない様にハンガーの厚みにも気を付けましょう。
厚みがない場合は、ハンガーを2~3本重ねるかタオルを巻きつけるかで厚みが出て空間ができます。

最後に裏技を一つ。
新聞紙を洗濯物の下に敷くと、新聞紙が水分を吸収してくれて乾燥が早くなります。

部屋干しのデメリット対策

室内で干す場合の一番のデメリットは、やはり部屋干し臭でしょう。
早く乾く室内環境を作ることで、ある程度の対策はできると思いますが、それ以外にもできることがあります。

部屋干し臭対策には次のことが効果的です。

  • 洗濯物は通気性のいい状態で保管する
  • 洗濯後、すぐに干す
  • 部屋干し用の洗濯洗剤や柔軟剤を使う
  • 酸素系漂白剤を使う
  • 重曹を使う
  • 洗濯機の定期的なお手入れをする

今日着た衣類は今日洗うのが一番いいのでしょうが、なかなかそうもいきませんよね。
洗濯物を洗う日までの保管は、通気性のいいカゴなどを使いましょう。

また、洗濯が終わったらすぐに干すようにしましょう。
濡れた状態が長くなると雑菌やカビの繁殖の原因になります。

それに、部屋干し用の洗剤や柔軟剤を使うのも抗菌作用により部屋干し臭対策になります。
柔軟剤に速乾成分が入っている製品を使うと、濡れたままの時間が短くなり雑菌やカビに繁殖のいとまを与えません。

後は、普通の洗剤に酸素系漂白剤や重曹を加えるのも効果的です。
重曹は入浴剤としても使えるので、お風呂の残り湯で洗う人は一石二鳥でオススメ。

最後に、洗濯機が汚れていては、洗濯しても元も子もないってことになっちゃいます。
そうならないために、洗濯槽クリーナーで定期的にお手入れしましょう。
汚れがひどい時はプロによる洗濯機お掃除サービスもあります。

まとめ

衣類を紫外線によるダメージから守るには部屋干しが最適です。

快適にお洗濯するには、乾きやすい環境整備干し方の工夫部屋干し臭対策が必要ということが分かりました。

それでは、今回の記事のまとめです。

  • 日陰干しが必要な衣類は沢山ある
  • 衣類を紫外線ダメージから守るには日陰干しがベスト
  • 干し方を工夫することで乾燥時間を短縮できる
  • 部屋干しのデメリット、臭いは対策できる
  • 乾きやすい環境を作ることで快適に部屋干しできる

お部屋で洗濯物を干して、衣類を紫外線ダメージから守るとともに自身のプライバシーもしっかり守りましょう。
これで、お出かけ中の突然の雨にヒヤヒヤすることもなくなりますよ。

洗濯に適した環境を作り、快適な家事ライフを過ごしてくださいね!

 

 

タイトルとURLをコピーしました