いつも忙しいお母さん☆
お子さんの制服のお洗濯、どうされてますか?
家で洗うのは怖いしクリーニングに出している方も多いのでは。
そこで知っておいていただきたい事があります。
それはドライクリーニングでは汗汚れが落ちないという事実!
それを知らなかった私の失敗。
寒い朝、クリーニング済の上着を着ようとした娘の叫び声!
見ると上着の襟と袖に白い粉が・・
パタパタはらって娘に渡したら、
そんなキモいもん着れんわ!
と怒って行ってしまったんです。
クリーニングしてたのに何故??
ということで、大事な娘に寒い思いをさせてしまった反省からクリーニングやお洗濯の知識を集めてみました。
汗汚れから衣類を守る方法
私が経験した白い粉の正体は「白カビ」でした。
汗汚れが落とせていないままでの保管も白カビ発生の原因だそうです。
そこで、汗汚れから衣類を守る方法を、家庭で出来ることとクリーニング店で出来ること、それぞれ調べてみました。
- 家庭で洗える場合は、出来るだけ早く対処すること
- クリーニング店に頼む場合は、汗汚れを落としたいとオーダーすること
家庭で出来ること
洗濯機で洗えるような衣類は次の方法で対処しましょう。
- 早く洗う
- 漂白剤を使う
- つけ置き洗い
汗汚れから守るには、当たり前ですが一番良いのは出来るだけ早く洗濯することです。
Tシャツやトレーナーなど家庭で洗える場合は汗が付いたら直ぐに洗うのが良いでしょう。
しかし、頑張ってお洗濯していても黄ばんでくるときもあります。
そういう時は、漂白剤の出番です。
汗シミに直接漂白剤を付けてから手洗い、もしくは洗濯機で洗いましょう。
色柄物には酸素系を使うと安心です。
それでも落ちないときは、つけ置き洗いが効果的です。
漂白剤を熱めのお湯で薄めて(洗面器に10ml程度)衣類を浸して30分程度放置します。
その後手洗い、もしくは洗濯機洗いします。
家庭で洗えないような衣類(例えばスーツ)は次の方法が効果的です。
- 蒸しタオルで汗を拭きとる
- 次にハンガーにかけて自然乾燥
- 乾いたらスチームアイロンをあてる
これで、汗臭さの対策になります。
しかし、ちゃんと落とすにはやっぱりクリーニング店でプロにおまかせしましょう。
クリーニング店で出来ること
お家の洗濯で落ちなくても諦めることはありません。
クリーニング店には良質な洗剤と特別な機器そしてプロの業があります。
家庭で洗えない衣類をお店にお願いすると、普通はドライクリーニングをしてくれることが多いと思います。
ドライクリーニングは食べこぼしの肉汁や口紅など油性の汚れに力を発揮します。
しかし、汗は水性(水に溶ける性質)のためキチンと落とすことができず、汗臭さが残ってしまったりします。
汗汚れなどの水性の汚れを落とすメニューは、お店によって違いますが、「汗ぬき」とか「ウエットクリーニング」とか呼ばれています。
衣類を守るための知識
クリーニングってドライクリーニングだけじゃないんだね!
そういえば、ちょっと前に洗濯表示マークが変わってウエットクリーニングの項目ができたんだって
ということで、クリーニングの種類と洗濯表示マークについて調べてみました。
クリーニングの種類
お店で行っているクリーニングは大きく分けて5つあります。
それぞれで使う洗剤や洗い方に違いがあり、適応する繊維製品も違います。
ドライクリーニングでは水を使わず有機溶剤で洗います。
水で洗うと型くずれしたり縮んだりする衣類(ウールやレーヨンなどデリケートな衣類)も優しく洗えます。
油性汚れ(口紅、ファンデーション、食用油など)に効果的です。
ウエットクリーニングでは、その名の通り水で洗います。
お店専用の洗剤や専用の機器で優しく洗います。
ドライクリーニングでは落とすことができなかった汚れ(しょうゆ、汗、ビールなど)に効果を発揮します。
デリケートな衣類の水性の汚れ落としに最適です。
基本、追加オプションです。
シミ抜きは、他の洗浄法では落ちなかった様々なシミを、そのシミの成分に合った洗剤と洗い方でキレイにします。
これも追加オプションです。
ランドリーはTシャツやトレーナーのような家庭でも洗える衣類に対して行う洗浄法です。
温水やプロ仕様の洗剤を使うことで、水洗いですが家庭で洗うより傷むことなくキレイに仕上がります。
特殊クリーニングは一般的な衣類以外の物(着物、毛皮、革、バッグなど)をそれぞれ適した洗剤と適した方法で洗浄します。
- それぞれの方法で得意とする汚れが違うので、組み合わせて行うと効果的!
- 家庭で洗える衣類は家で洗濯(水性の汚れ対策)した後クリーニング店に出す(油性の汚れ対策)のもOK
繊維製品の素材や汚れの種類によって、それぞれに適したお洗濯方法があります。
水性と油性の汚れ、両方キレイに落とせるようにお洗濯方法を選びましょう!
お店に行ったら、何の汚れか?何が気になるのか?
店員さんに相談してからオーダーするといいかもね
クリーニング方法を表す洗濯表示マーク
クリーニング方法を表す洗濯表示マークは下記の9つあります。
ドライクリーニングやウエットクリーニングができるかできないかを表しています。
PとFの違いってパークロロエチレンがOKかどうかってことだけどパークロロエチレンって何だろう?
パークロロエチレンは油汚れに一番強い効果があります。
汚れがひどい場合に使われますが、柔らかい素材や合皮などデリケートな繊維製品は生地を傷めてしまう場合があります。
石油系溶剤は、ドライクリーニングに現在一番多く使われています。
油汚れを落とす力はやや弱めですが、デリケートな繊維製品を安心して洗えます。
新しい洗濯表示マークの成り立ち
平成28年12月1日に新しい洗濯表示マークが発表されました。
この時の改定により、国内外での洗濯表示マークが一本化されました。
海外製の衣類などの繊維製品も、迷うことなく洗えるようになりました。
また、ドラム式洗濯乾燥機で行う「タンブル乾燥」、色柄物も安心して洗える「酸素系漂白剤」それに加えて「ウェットクリーニング」の項目も増えました。
洗濯表示マークの数が22種類から41種類に増えました。
以前より細かい取り扱い表示になったことで、家庭での洗濯時やクリーニング依頼時に色落ちしたり収縮したりすることが減るのではと期待されています。
海外製のお洋服も安心して洗えるって嬉しいね
表示マークは、5つの基本になる記号とそれに付属する付加記号と数字とで出来ています。
円形はクリーニングを表しています。
洗たくおけ型は家での洗濯、三角形は漂白、四角形は乾燥、アイロン型はもちろんアイロンです。
この基本になる記号に、付加記号(洗濯の弱さを表す線 —やアイロンの温度を表す点 •、禁止を表す ×印)や洗濯時の水の温度を表す数字が合わさって表示の意味が出来ています。
41種類すべて覚えるのは大変だけど、基本は覚えたわ!
少なくとも×マークには気をつけなきゃ
まとめ
今回は、汗汚れを落とせていないクリーニングで満足してしまっていた私の失敗から、クリーニングの種類と洗濯表示マーク、そして汗汚れを落とす方法について調べました。
これからは、お洗濯前に洗濯表示マークを確認し大切な洋服を守れるようになれたらいいなと思います。
それでは、洋服を汗汚れから守るための知識をおさらいしましょう。
- 汗汚れは家庭のお洗濯でも落とせるが、ばっちり落とすにはウエットクリーニングが最適!
- 汗などの水溶性の汚れはドライクリーニングでは完全に落とすことができない
- いつものクリーニングに追加してウエットクリーニングすると、汗汚れを含む様々な汚れに対応できる
- ウエットクリーニングは、デリケートな衣類(ウールやレーヨンなど)の汗汚れ対策に効果テキメン!
洗濯表示マークを確認したり、お店の人に相談したりして、適切なクリーニング方法そして適切なお洗濯方法を選べるようになりたいものです。
大切なお子さんが毎日着る制服、きちんとお手入れして学校生活を応援してあげたいですよね!