スーツって、クリーニングに出すと費用が高いと思いませんか~?
お店に持って行く手間や、交通費なんかのことも考えるといやになってしまいます。
夫は営業職で毎日スーツを着ていて、見た目も気になるからクリーニングに出しているんだけど、頻繁に出すと家計に響くのよね。
毎日着ているスーツは、汗や体臭はもちろん、タバコなどの周りの臭いもつけて帰ってきますよね。
家では洗えないし日々のお手入れをして、定期的にクリーニングに出すものだと諦めていませんか?
でも、きちんとしたやり方さえすれば、家で洗濯することができるんです!
そこで、今回は私が実際にしている、おうちクリーニングでスーツを水洗いする方法と、気をつけるポイントをご紹介していきます。
どんなスーツでも家で水洗いできるの?
スーツがおうちクリーニングできることは分かりましたが、どんなものでも水洗いできるのでしょうか?
まず、スーツに付いている品質表示で、素材を確認してみましょう。
洗ってもいい素材
ウール、カシミア、モヘアなどの獣毛繊維類、ポリエステル混紡
洗ってはいけない素材
絹、レーヨン、キュプラ、混紡の素材、シワ、エンボス加工をしているもの
芯地を多く使っているジャケット、シルクやカシミヤが混ざっているもの
私も家のスーツを確認したら、ほとんど家で洗ってもいい素材だったので、嬉しくてすぐ洗っちゃいました。
もし洗ってはいけない素材や、水洗いのマークに×がついていたら、残念ですけどおうちで洗うことはできないのでクリーニング店に出しましょう。
スーツを家で洗濯するメリットは?
スーツがおうちで洗えると節約などメリットがあります。
クリーニング代がかからないっていうのは魅力的ですよね♪
スーツ上下で数千円かかるところがタダになるから、家計を苦しめていたクリーニング代を支払わなくて済むんですよ~。
また、スーツが手軽に洗えるというのも良いですよね。
セーターなど、おしゃれ着を洗う感覚で出来るのも嬉しいところです。
クリーニング店に持って行ったり、受け取りに行く手間や時間、交通費も節約できますよ。
スーツをおうちクリーニングしてみよう!
スーツをおうちで洗えるとわかったら、今度は洗い方です。
大切なスーツを綺麗に洗うために、外せないポイントは大きく分けて5つあります。
しっかり確認してチャレンジしてみましょう。
色落ちのテスト
まず、スーツを洗う前に色落ちしないか確認しましょう。
そのまま洗濯してしまったら、スーツの色が薄くなってしまう事もあるので、必ずテストをして下さいね。
ズボンなどの裏側で隠れてわからないような場所に、スポイトなどを使ってほんの少し洗剤を垂らしてみましょう。
4~5分待ってからティッシュやキッチンペーパーなどで、軽くポンポンとたたきます。
その時、ティッシュなどに生地の色が移っていなければ、おうちでスーツが洗えちゃいますよ。
これは色物を洗う時の洗濯の基本で、とても簡単なので必ずしてくださいね。
このテストがクリアしたら、次は洗濯前のチェックです。
洗濯前のチェック
これはスーツに限らず、洗濯をするなら必ずしてほしいチェックです。
- ほつれや穴が開いていないか
- ポケットに何もはいっていないか
- シミなどの汚れはないか
ほつれなどをそのままにして洗濯すると、ダメージが余計ひどくなってしまいます。
また、ポケットの中身がそのまま残っていると、生地を傷める原因になることもあるのでしっかり確認するようにしましょう。
シミは後から気が付いて落ちていないという事がないように、裏までチェックしてくださいね。
私はうっかりポケットの中身の確認せず洗濯をして、ティッシュまみれにしてしまったんです。
乾いてもなかなか取れないし、泣きそうになりました。
そんな失敗をしないためにも、必ず洗濯前にはチェックするようにして下さいね!
洗濯機で洗う方法
洗濯表示で水洗いOKのマークがあれば、基本的に家で洗う事ができます。
また、手洗いのマークがあっても、洗濯機に対応コースがあれば洗う事ができますよ。
洗濯する前に用意する物やポイントがいくつかあるので、確認してくださいね。
- 大きめの洗濯ネット2枚用意
- 洗剤は必ずウールシャンプーを使用する
- 洗濯のときは先にウールシャンプーを溶かしてからにする
(水40Lに対し、ウールシャンプーキャップ4~5杯) - 手洗いコース、またはソフトコースで洗う
(洗い5~8分、すすぎ1~2回、脱水1分)
洗剤は中性洗剤ではなく、必ずウールシャンプーを使ってください。
ウールシャンプーなら、洗濯表示にドライマークがあっても洗えますよ。
そしてスーツは必ずボタン、ファスナーを閉めてから、たたんで洗濯ネットに入れます。
ジャケット、ズボンを一緒に入れてもいいですし、別々の洗濯ネットに入れてもいいですが、必ず上下一緒に洗いましょう。
実は私、ジャケットとズボンを別々の日に洗って、失敗した経験があるんです!
朝仕事に行くために、夫がスーツを着ようとしたら上下色が変わっていて・・・
お気に入りのスーツだったので、しっかり怒られました(涙)
手洗いする方法
洗濯機に手洗いコースがない場合や、自宅で洗いたいけど洗濯機は不安だと思ったら、手洗いにチャレンジしてみましょう!
- まずはウールシャンプーを溶かす(水温ぬるま湯)
- 押し洗いを数回やったら形をととのえて10~15分つけ置き
- うら返してさらに10分つけ置き
- 終わったら水流しながら押し洗いですすぐ
そして、洗濯機の時と同じく洗濯ネットに入れて、上下セットで洗うようにしてくださいね。
干し方とアイロンのかけ方
洗い終わったら、なるべく早く干すようにしましょう。
ジャケットは型くずれを防ぐためにも、肩の部分が広くなった専用のハンガーなどを使うようにして下さい。
ズボンは筒状になるように干すと、早く乾くのでおすすめです。
- ジャケットは肩幅の広い専用のハンガー
- ズボンはクリップがついたハンガー
干すときは手のひらでパンパンと生地をたたいて、シワをのばしてからハンガーにかけ、風通しのいいところで陰干しするようにして下さい。
そして、完全に乾く前にアイロンをかけましょう。
スーツに湿り気がある方が、綺麗にシワが取れるのでおすすめですよ。
もし、タイミングが悪くて水分があまり残っていなくても、アイロンのスチーム機能を活用して下さい。
また、洗濯表示でアイロンの温度を確認することも忘れないようにして下さいね。
アイロンマークの、点3は200℃まで、点2は150℃まで、点1は110℃までが限界です。
アイロンをあてる部分には、必ずあて布をしてからかけて下さい。
ジャケットの肩回りなど立体的に仕上げたい部分は、タオルなどで形を整えながらアイロンで仕上げをしましょう。
私が若い頃、乾いてから当て布もせずにアイロンをかけちゃったので、ズボンがテカテカになってしまったことがありました。
大事なスーツに、こんな失敗しないように仕上げもしっかりしてくださいね。
まとめ
スーツがおうちで洗えるって驚きましたか?
ポイントを知ってきちんと洗えば、スーツはもっと長持ちしますよ。
クリーニング代が浮いて、お財布にもやさしいので一石二鳥ですよね。
それではおさらいしてみてみましょう。
- スーツをおうちで洗っておけばクリーニング代がかからない
- 素材によっては家で洗えないものもある
- 洗う前には必ず色移りのテストをする
- ポケットの中身、ほつれや穴あき、シミの確認する
- 洗濯機で洗うときは、手洗いモードまたはソフトコースで洗う
- 手洗いは優しく押し洗いする
- 風通しのいいところに陰干しをする
- まだ乾ききっていないときにアイロンをかける
ときには、クリーニングに出してプロにお任せすることも必要です。
でも、スーツがおうちで洗えるってことを覚えておくと、何かと便利ですよ!
ただ、洗い過ぎると生地が傷んでしまうので、月に1~2回くらいの頻度にして下さいね。
綺麗になるからといって何度も洗ってはダメですよ!
あなたのご主人がきれいなスーツを着て、営業の仕事に励むことを祈っています。