あっ!
胸ポケットの中にボールペンのインクが付いてる!!
私も胸ポケットに入れていたボールペンのふたがちゃんと閉まっていなくて、気づかないうちにインクが漏れていたことが何度かあるんです…。
お気に入りのブラウスだったので何とか落としたいと思って調べてみたら、家にある洗剤や液体を使って簡単にできる染み抜き方法があることがわかったんです!
うっかりボールペンのインクを服につけてしまったときのために、自宅で染み抜きをする方法を一緒に見ていきましょう♪
ボールペンインクの染み抜きで最初に確認すること
ボールペンインクの染み抜きをするときに、最初に確認するのはボールペンインクの種類と洗濯表示です。
この確認を怠ると、インクのシミがちゃんと落ちなかったり、大事な服を傷めたりすることになりかねません!
確認のポイントを詳しくご紹介するので、一緒に見ていきましょう。
ボールペンインクの種類を確認しよう
まずは、服についてしまったボールペンインクの種類を確認しましょう。
インクの種類は、主に3つあります。
それぞれ異なる性質を持っているので、使い勝手も違いますよね。
私は目的に応じて使い分けているため、日頃からすべて愛用しています♪
実は染み抜きに適した洗剤や液体も、インクの種類によって変わってくるんですよ。
何でも落とせる万能アイテムがある、ってわけじゃないのね…。
染み抜きに使うアイテムの選択を誤るとうまくシミを落とすことができないので、どのインクが付いてしまったのかしっかりチェックしましょう。
洗濯表示をチェックしよう
次に、インクを付けてしまった服の洗濯表示を見てみましょう。
洗濯表示を見れば、次のような情報を知ることができます。
- 家庭用洗濯機を使って洗濯できるかどうか
- 手洗いをしてもよいかどうか
- 自宅での洗濯が不可であるかどうか
そんなのを見るのは面倒くさいよ!
桶のマークとか数字とか、意味がよくわかんないし…
確かに、普段洗濯表示をしっかりと見ることってあんまりないですよね。
ちょっと面倒くさいなぁと思う気持ちもわかりますよ。
でも、洗濯機不可のものを洗濯機で洗ったり、水洗い不可のものを自宅で洗ったりすると、服が傷んだり色落ちしたりしてしまう原因となります。
洗濯表示は、見るべきポイントを押さえれば意外と簡単にチェックすることができます。
大事な服を台無しにしないためにも、ちょっとした手間を惜しまないでいただきたいなと思います。
インクの種類別の染み抜き方法
洗濯表示を見て自宅で洗ってもよいことを確認したら、いよいよ染み抜きに着手します。
基本のやり方は次の通りです。
- シミがついた場所の下にタオルや布などを敷いておく
敷いておかないと、シミのついていない部分にもついてしまうので必ず敷きましょう - 染み抜きをしたい部分にそれぞれのインクの種類にあった洗剤などを直接付ける
- 歯ブラシを使ってシミ部分を軽くトントン叩く
この際にゴシゴシ擦ってしまうと汚れが広がるので擦らないようにしましょう - 水で洗い流す
- 洗濯機を使用できる場合は、普段と同じように洗濯機で洗う
洗濯機使用不可の場合は、優しく手洗いをする
染み抜きの際に何を使うのかはインクの種類によって異なりますので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
油性インクの染み抜きに適したアイテム
油性インクの染み抜きの場合は、クレンジングオイルか除光液を準備しましょう。
どっちも洗濯に使うことなんてめったにないよね。
これで落ちちゃうなんてちょっと意外かも!
クレンジングオイルは油性の汚れを落とす役割を持つため、油性インクの染み抜きにはもってこいなんですよ。
また、除光液には「アセトン」という成分が含まれており、これも油分を溶かしてインクを落としてくれるんです。
ただし、この「アセトン」は染料を溶かしてしまうことがあるため、使用の際には色落ちしないか確かめておくことをおすすめします。
私も実際にクレンジングオイルで試したところ、シミを綺麗に落とすことができました。
油性インクは落としにくいというイメージを持っていましたが、きちんと油を落としやすいアイテムを使えば簡単に落ちるんだなぁとちょっと感動すらしてしまいました!
水性インクの染み抜きに適したアイテム
水性インクの場合に用意するものは、洗濯用の弱アルカリ性洗剤または台所用の中性洗剤です。
洗濯用の弱アルカリ性洗剤は洗浄力が強く、汚れを落とすことができますが、裏を返せば布の繊維を傷めやすいというデメリットでもあるので使用の際には注意しましょう。
台所用の中性洗剤にも水性インクを落とす効果があるのですが、肌荒れしにくいという特徴もあるため素肌にも優しくて安心ですね。
ただし、私が試したときには、台所用の中性洗剤ではなかなかシミを落とすことができませんでした。
一方、洗濯用の弱アルカリ性洗剤を使った時は、少しずつインクが浮いてきて、歯ブラシでトントン叩いた後、きれいに染み抜きをすることができました。
より簡単にシミを落とすには、洗濯用の弱アルカリ洗剤がぴったりだなと思いました!
また、洗濯用の弱アルカリ性洗剤などの洗剤や液体をインク部分に直接付けたまま一晩置いて放置し、その後水で洗い流すときれいに染み抜きをすることができるそうです。
よかったらぜひ試してみてくださいね。
ゲルインクの染み抜きに適したアイテム
ゲルインクとは、水性インクにゲルという高粘度の成分を加えたインクのことです。
身近な例としては、こすると消えるボールペンが挙げられます。
つまり、ゲルインクも水性インクの仲間なので、インクの染み抜きも同じ方法で大丈夫です。
しかも、ゲルインクは他のインクと比べてインク自体が落ちやすい性質のため、より簡単に染み抜きをすることができちゃいます!
ゲルインクはあまり時間や労力をかけなくても簡単に落ちると思いますので、肌に優しい台所用洗剤から試してみるといいかなと思います♪
まとめ
今回は、気づかないうちにボールペンのインクが服についてしまった…というときのために!
自宅にあるもので簡単に染み抜きする方法についてご紹介しました。
- インクの染み抜きをするときは、初めにインクの種類と洗濯表示を確認する
- 染み抜きに使用するアイテムは、インクの種類によって異なる
- 油性インクにはクレンジングオイルまたは除光液が適切
- 水性インクには洗濯用の弱アルカリ性洗剤または台所用の中性洗剤が適切で、洗濯用洗剤の方がシミが落ちやすい
- ゲルインクも水性インクの一種なので、水性インクと同じ方法で落とすことができ、しかも性質上より簡単に染み抜きすることができる
いつも通り洗濯機で洗っただけでは落ちなかったインクも、身近なものを使って簡単に落とす方法があるのだとわかったのではないでしょうか?
洗濯表示を確認したり歯ブラシでトントン叩いたりするのは少々面倒ですが、シミが跡形もなくキレイに落ちると感動しますよ!
大事な服にシミがついてしまったときも、あせらず適切に対処していただけたら嬉しいです♪
