洗濯の前に汚れの種類をチェック!原因別のシミ抜き方法をご紹介

クリーニングのお悩み

毎日洗濯しているのに、いつの間にか取れないシミができてる……

衣類の汚れはどれだけ気を付けていてもできてしまうものです。
私も何度スカートに食べこぼしのシミを付けたことか……。
こういった汚れは、普段の洗濯ではなかなかキレイに落ちないので、泣く泣く諦めている方も多いのではないでしょうか。

そんな方に朗報です。
衣類のシミは、その汚れの種類に注意すればキレイに落とすことができますよ!

衣類が汚れる原因は様々あり、それぞれに適した対処法があるのです。
この記事では、衣類につく汚れの種類と、その対処法をご紹介します。

気になる汚れは洗濯の前に要チェック

まずは、衣類が汚れてしまった時の注意点を4つご紹介します。

  • 可能な限り迅速に対処する
  • 焦って擦ったりせず、まずは洗濯表示を確認する
  • おしぼりで拭くのはNG
  • 無理に自力でシミ抜きしようとしない

外食時に食べこぼしで服を汚してしまうと、咄嗟におしぼりで押さえてしまいがちですよね。
私もしょっちゅうおしぼりのお世話になっているのですが、実はこれはあまり良い選択ではありません。

というのも、おしぼりは塩素系漂白剤が使われていることが多いので、逆に生地を傷めてしまう可能性があります
また、慌ててごしごしと拭くと、汚れがより生地の奥に入り込んでしまったり、広がってしまったり……
自分の行為で取り返しがつかなくなるのは避けたいですよね。

衣類を汚してしまったら、まずは落ち着いて、洗濯表示を確認してください。
シミ抜きの方法は後述しますが、生地によってはそもそも自宅での洗濯を避けたほうが良いものもあります。
また、汚れが酷くシミ抜きが難しいものを無理に洗おうとするのも、生地にとって負担になります。
そういった衣類は、早めにクリーニングに持って行ってくださいね。

汚れの種類は全部で3つ

醤油を溢したり、インクで汚れたり、気が付くと汗ジミができていたり……
衣類が汚れる原因は星の数ほどありますよね。

汚れの種類なんてたくさんあるのに、いちいち対処法なんて覚えてられないよ!

そう思う方もいらっしゃるでしょう。

ですがご安心を!
実は汚れの種類を分類すると、たったの3種類だけなのです。
これなら把握できそうですね。

それでは早速、汚れの種類と特徴をご紹介します!

油性汚れ

  • 皮脂
  • 排気ガス
  • マヨネーズなど油分の多い食べ物
  • ファンデーション、口紅などの化粧品
  • 油性インク        など

油性汚れは、動植物性・鉱物性の油による汚れです。
ピンとこない方は、バターのように元の形状がネトッとしていたり、化粧品のように触るとテカるものをイメージしてください。
衣類についたら取れにくそうですよね。

油性汚れの特徴は、水に溶けないということ。
つまり、普段の洗濯で落ちることはまずありません。
そのため、それ相応のシミ抜きが必要になります。

また、有機溶剤には溶ける―――すなわち、ドライクリーニングで落ちるという特徴もあります。
「自力で対処は怖いな」と感じたり、「この汚れは酷すぎて取れない」と思ったら、クリーニング店にお願いするとキレイになりますよ!

水溶性汚れ

  • ジュース、スープなどの飲食物
  • 醤油、ケチャップ
  •              など

水溶性の汚れは、その名の通り水に溶ける特徴があります。
醤油や汗など、この汚れのパターンが一番多い気がしますね。
布につくと、滲んだシミになります。

油性汚れと違って、自力での対処が比較的簡単ではありますが、注意点もいくつかあります。

まず、水溶性の食べ物による汚れの場合、糖やタンパク質が含まれていることが多いです。
そのため、これを放置していると虫食いの原因になってしまいます
また、しっかりと落とさないままアイロンなどの熱処理を加えると、変色してより酷いシミになってしまいます。

更に、汗による汚れの場合、蓄積すると衣類が固くなってしまうことも多いです。
私もワイシャツの襟周りとか、滅茶苦茶心当たりありますね……。

水溶性の汚れはモノによっては目立たないものもありますが、油断せずに適切な処理をしましょう!

固形汚れ

  • 、砂
  • 埃、煤、空気中のチリ
  • 墨汁         など

汚れなのに固形ってなんやねん、という感じですが(笑)

固形汚れは別名「不溶性汚れ」とも言い、つまりは水に溶けにくくドライクリーニングでも落ちない汚れです。
砂や泥など、水に入れてかき混ぜた後放置すると分離するものをイメージしてください。
泥んこ盛りのお子様がいる方など、苦労されている方も多いのではないでしょうか。

酷い汚れの場合が多く、放置しているとより一層落ちにくくなってしまいます
なるべく早めに対処しましょう。

汚れの種類別!シミ抜きの方法

毎日しっかり洗濯をしていても、汚れは蓄積されていくものです。
私も夏物の白いブラウスなどは、気が付けば脇や襟周りが黄ばんでいて、毎年頭を悩ませていました……。
しかしそれも、今は懐かしい思い出。

汚れの種類ごとの対処法をマスターすれば、そんな悩みからも解放されますよ!
おうちにあるもので簡単にできるので、ぜひ試してみてください。

油性汚れはクレンジングオイルを使おう

  1. クレンジングオイルを汚れ部分に直接塗り、優しく揉みこむ
  2. 桶にぬるま湯を張ってすすぐ
  3. 水が濁ったら水を張り直し、濁りがなくなるまですすぐ
  4. 中性洗剤を少量付け、軽く揉み洗いをし、クレンジングオイルを落とす
  5. 洗濯機で普段通り洗濯する

とっても簡単ですね!

お化粧をする女性ならイメージしやすいかもしれませんが、クレンジングオイルは油分を含んだ化粧品を落とす洗剤なので、油性汚れを落とすのに最適です。
特に食べこぼしなどのピンポイントな汚れを処理する際には、ぜひ試していただきたいですね!

皮脂汚れなどの比較的広範囲に広がる汚れも、軽いものであればクレンジングオイルで落とせます。
ただし皮脂汚れが目立つ衣類が多い方は、専用の部分洗い用洗剤を購入したほうが効率が良いと思います。
ぜひ検討してみてくださいね。

水溶性汚れは他の布に移そう

  1. 中性洗剤をシミにつけ軽く揉む
  2. シミの下に汚れてもいい布を敷く
  3. シミを歯ブラシで軽くトントンと叩き、下に敷いた布に汚れを移す
  4. 水ですすぐ
  5. 洗濯機で普段通りに洗濯する

水溶性の汚れは別の布に移して取り除きます。
これぞシミ抜き!という感じで楽しいですね(笑)
歯ブラシでゴシゴシこすってもシミは取れないので、気を付けてください!

下に敷く布は乾いたタオルなど吸水性のあるものを使うと効率が良いです。
また、インクなどの色素を含んだ汚れや血液汚れの場合は、衣類用の漂白剤を使うのも効果的です。

ただし、漂白剤を使うときには、色落ちに要注意
私も以前、シミ抜きに漂白剤を使って逆に色落ちさせてしまったことがあります……。
漂白剤を使うときは、選択表示を確認の上、目立たないところで色落ちしないか試してから使用してくださいね!

固形汚れは乾燥させよう

  1. 汚れた個所を完全に乾かし、スポンジなどで良く払い落とす
  2. シミになっている部分を軽く湿らせ、洗濯用固形石鹸を擦り込む
  3. 揉み洗いし、汚れを押し出す
  4. ある程度汚れが落ちたら、スポンジで擦ったり、つまみ洗いをして汚れを搔き出す
  5. 流水で石鹸を洗い流す
  6. 洗濯機で普段通りに洗濯する

固形汚れは物理的に原因を排除する必要があり、上記2つと比べても少し大変です。
落ちない場合は、2~5の手順を何度か繰り返してください。

血液汚れは水溶性汚れのシミ抜き方法で対処できますが、時間が経って固まってしまった場合は、こちらの固形汚れの落とし方の方がよく取れますよ!
我が家では血液汚れ対策に、ウタマロ石鹸を常備しています。

まとめ

  • 汚れには「油性汚れ」「水溶性汚れ」「不溶性汚れ」の3種類がある
  • 油性汚れはクレンジングオイルを使って落とす
  • 水溶性汚れは中性洗剤を使い、他の布に汚れを移す
  • 不溶性汚れは固形石鹸を使って搔き出す
  • シミの対処は慌てず迅速に行う
  • シミが落ちない場合や、生地を傷めそうな場合は、早めにクリーニングに持っていく

衣類の汚れの種類が3つあるいずれにせよ、早期の対処が重要です。
適切に対処して、気持ち良くお洋服を着たいですね!

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