あれ?
今朝干したバスタオルがまだ湿ってるし、なんか部屋が臭い…!?
洗濯物を部屋に干してから帰宅したときに、洗濯物が全然乾いていなかったり、部屋全体がイヤ〜な臭いに包まれたりしていたことはありませんか?
狭い部屋で一人暮らしをしている方なら、誰もが一度は同じような経験をすると言っても過言ではありません。
洗濯物が思った通りに乾かないと次の日の予定に影響することもありますし、いわゆる「部屋干し臭」は一度発生してしまうと厄介だから未然に防ぎたいですよね。
今回は、私が10年間の一人暮らし生活で身につけた洗濯物の干し方のコツをご紹介します♪
洗濯物がなかなか乾かないのはなぜ?
まず初めに、洗濯物が乾きにくくなる原因について確認しておきましょう。
これを理解しておけば、この後ご紹介する洗濯物の干し方でなぜ効率よく乾かすことができるのか、より納得していただけるはずです!
- 空間全体の湿度が高いため
- 洗濯物周辺の風通しが悪いため
そもそも洗濯物が「乾く」という現象は、洗濯物に含まれている水分が蒸発して、「水蒸気」となって空気中に放出される、というように説明されます。
カギとなるのは、空気中にどれだけ水蒸気が放出される余裕があるのか、ということです。
天気予報で、「湿度」という言葉はいつも耳にしているのではないでしょうか?
実は「湿度が高い」ときは、空気中に放出できる水蒸気の量が少ない状態である、ということができます。
こんな状態では、洗濯物に含まれている水分がなかなか水蒸気になってくれないので、洗濯物がいつまでたっても乾かないことになってしまうんです!
また、洗濯物が乾く速度は周辺の風通しの良し悪しも関係します。
洗濯物周辺の風通しが悪ければ、水蒸気が洗濯物から離れてくれないので、湿度の高い状態が続き乾くのが遅くなってしまうのです。
言葉で説明されても、ピンとこないですよね(汗)
図を用意しましたので、これを見てイメージしてみてくださいね。
洗濯物からイヤな臭いが発生する原因
続いて、洗濯物からイヤな臭い、いわゆる「部屋干し臭」が発生してしまう原因についても見ていきましょう。
主な発生源は2つあります。
- モラクセラ菌(雑菌)…ぞうきんのような臭い
- カビ…絵の具のような臭い
どちらも、洗濯物に残った皮脂汚れや洗剤カスをエサにして繁殖します。
また、通常の洗濯や天日干しでは死滅しないと言われているので、一度発生してしまうとなかなか落とすことはできません。
私も以前、洗濯物を狭い部屋に大量に干したことで、お気に入りのタオルをぞうきん臭くさせてしまったことがありました。
試しに殺菌効果があると言われている漂白剤を使ってみましたが、一緒に色落ちしてしまったのでそのタオルは泣く泣く処分する羽目に…。
こんな悲しい思いをしないために、この2つの臭いの元を発生させないように気を付けましょう!
実は、洗濯物をできるだけ早く乾かすというのも臭いの予防に効果的なんですよ。
なぜなら、どちらも湿度が高い環境で増殖しやすいという共通点があるからです!
洗濯物を早く乾かすのは、部屋干し臭対策にもなるんだね!
臭い防止のためにも、洗濯物は早く乾かすに越したことはありませんね!
この後、一人暮らしの狭い部屋に適した洗濯物の干し方をご紹介します♪
一人暮らしが上手に洗濯物を干すコツ!
洗濯物が乾くメカニズムや臭いの発生源についてわかったところで、いよいよ一人暮らしが洗濯物を干すときのコツについてお話ししていきます!
一人暮らしを始めたばかりだと、洗濯物を外干しするか部屋干しするか迷いませんか?
私も一人暮らしを始める前、恥ずかしながら実家で家事をほとんど手伝ってこなかったので、洗濯について右も左も分かっていませんでした。
そんな私でも、試行錯誤を繰り返すうちに少しずつ上手な干し方がわかるようになったんです!
ポイントは、日頃から天気予報をマメにチェックして、その日の気候条件に合った干し方をするということです。
天気が良い日の干し方
天気が良い日は、外干しと部屋干しを併用しましょう。
次のポイントを押さえると、効率よく乾かすことができます♪
- 衣類の種類によって、外干しするものと部屋干しするものを分ける
- 天日干し可能な衣類は外干しする
- 直射日光NGの衣類や見られたら困る下着類は部屋干しする
- 外干しは9:00~15:00の間に行う
外干しと部屋干しを併用すると、洗濯物を干すスペースが格段に増えます。
そのため、洗濯物周辺の湿度が高くなりにくいので、乾くスピードが速くなるんです!
外に干した洗濯物は、できるだけ15時までに取り込むようにしましょう。
15時以降は外気の湿度が上がるため、夜遅くまで干しっぱなしにしているとせっかくカラッと乾いた洗濯物が湿っぽくなっちゃいますよ。
天気が悪い日の干し方
雨の日や湿度の高い日は、全ての洗濯物を部屋に干すしかありません。
また、私は天気が良くても帰りが遅くなる日には、洗濯物が湿気を吸わないよう、外干しをしないことにしています。
部屋干しをするときは、以下の点に気を付けています。
- 厚手のものと薄手のものを交互に並べる
- 雨の日や湿度の高い日はエアコンの除湿機能を使う
- 扇風機を使って風通しをよくする
当然ではありますが、外干しとの併用に比べると、部屋干しのみの場合は洗濯物を干すスペースが狭くなります。
しかし、厚手のものと薄手のものを交互に並べると、狭い空間でも乾く時間を短縮することができますよ!
さらにエアコンを除湿モードで運転し、扇風機で洗濯物に風を当てれば、洗濯物の乾燥に必要な条件が整うので、もっともっと乾燥スピードがアップします!
このような工夫をして部屋干しすれば、朝干しした洗濯物でも夜には乾いていることが多いです♪
まとめ
- 洗濯物がなかなか乾かないのは、湿度が高くて洗濯物周辺の風通しが悪いから。
- 部屋干し臭の主な原因は雑菌とカビであり、どちらも洗濯物を早く乾かすことで発生を防ぐことができる。
- 一人暮らしで洗濯物を上手に干すコツは、天気予報を見て気候条件に合った干し方をすること。
- 天気が良い日は外干しと部屋干しを併用し、天気が悪い日は湿度調整や風通しがよくなる工夫をして部屋干しするとよい。
一人暮らしを始めて自分で洗濯するようになったら、洗濯物ってこんなに乾かないものなの!?とびっくりすることもあるかもしれませんね。
でも、なかなか乾かないな~、もっと早く乾いてくれないかな?と思ったら、ぜひご紹介した干し方を試してみてくださいね!
あなたのこれからの毎日が、快適で素敵な時間になりますように♪