洗濯物をよく見ると名前が取れちゃってる!?
慌ててアイロンで付けたら、衣類が少しこげちゃった。
そんな経験ありませんか?
私は何度か失敗した経験があるんです。
そもそも、主婦の方にとってアイロンがけ自体がちょっとめんどくさいなと思ってしまいがちですよね。
正直、洗濯が終わったのにまだ一仕事残っていて、パパッと済ませたくなります。
そのため、当て布は使わなくてもいいかなと思ってしまうんですよ。
でも、実は大事な役割があるんです!
この記事では、当て布についてお話していきたいと思います。
当て布の役割って何?基本を思い出してみよう!
当て布は、アイロンするときに使うものくらいに思っている方が多いかもしれません。
しかし、具体的にどうして必要なのかまで分かる方は少ないと思います。
私もなんとなく分かっていますが、詳しくは知りませんでした。
また、わざわざ用意するのはめんどくさいなと思い、使わない時がほとんどです。
しかし、当て布を使わず後悔してしまうことが何度かありました。
では、私のように失敗しないために当て布についてお伝えしていきます。
どうして当て布が必要なの?
アイロンは高温であるため、生地を傷めたり、変質させてしまう可能性があります。
しかし、当て布をすると熱が分散され、ダメージを抑えられるんです。
また、生地が変質しテカってしまったり、伸びたりすることも防げぐことができます。
以前、子供の運動着に名前をつける時も当て布をし忘れて、テカらせてしまったこともあるんです。
一度テカらせてしまうと元に戻らないため、今もその運動着を見るたびにあの時の後悔を思い出します。
大切な衣類を守るために必要なことなのね。
当て布はどんな時に使うの?
当て布が大事なことは分かりましたが、毎回しなければいけないの?と思ってしまいませんか?
しかし、アイロンする全ての衣類に必要なわけではないんですよ。
なぜなら、素材によって違うからです。
では、当て布が必要な素材をお伝えしますね。
- ウール
- シルク
- カシミヤ
- ポリエステル
- レーヨン
- 黒い色の衣類
特にシルクやレーヨンはシワになりやすいため、アイロンの頻度が高くなりがちです。
しかし、ポリエステルはもともとシワがつきにくいのですが熱に弱いため、私のように名前やワッペンなどをつける時はテカらないように当て布が必要になります。
したがって、天然繊維のようにデリケートなものや化学繊維のように熱に弱いものの時に使うとよいということです。
アイロンの時も洗濯表示を確認!当て布の表示とは?
先程、当て布が必要な素材をまとめましたが、自分の服の素材かわからない時は洗濯表示をみますよね?
よく見てみると、アイロンについての指示もきちんと載っているんですよ。
以前は、当て布が必要な場合はアイロンマークの下に波線が表記されていました。
しかし、新洗濯表示ではそれがなくなったんです。
「記号で表せない取扱情報は、必要に応じて、記号を並べて表示した近くに用語や文章で付記されます(事業者の任意表示)」
引用元:消費者庁HPより
上記のように変更したため、「当て布使用」のように言葉で記載されるようになりました。
そのため、新旧の表示の違いに注意が必要です。
また、表示には多くのことが細かく記載されています。
正直、洗濯の時はよくチェックしていますが、それ以外ではなかなかみることはありませんでした。
もしかしたら、同じ方が多いかもしれません。
今後は失敗しないために、洗濯表示をこまめに見ておかなければいけないですね。
当て布の使い方とは?代用品もご紹介!
当て布を使わなきゃ!と思っても、正しい使い方がわからなければ意味がありません。
むしろ、間違って使ってしまい、逆効果だったら大切な衣類が着れなくなってしまうなんてことも考えられます。
ちょっと待って!その前に、当て布ってどんな布を使えばいいの?
たしかにそうですね!
当て布と言われてもパッと思い浮かばない方もいると思います。
また、白くてハンカチのような物じゃないとダメなのかなと思ってしまいますよね。
では、まず先に当て布はどんな物が適切かをお話します。
当て布はどんなものがいいの?
当て布は、アイロンが売ってるお店や裁縫店、100円ショップなどさまざまなところで売られているんです。
でも、たまにしか使わないのに買わなきゃいけないのかなって思いませんか?
また、急遽必要になる場合もあります。
ですが、当て布はわざわざ購入する必要がなく、お家にある物でも代用できるんです。
そもそも、当て布は綿の素材でできています。
そのため、ハンカチや手ぬぐいやタオルなどが代用品として適しています。
しかし、なるべく生地が薄く、毛がバサバサしていないもののほうが使いやすいです。
私はバンダナやお弁当を包むランチクロスなどでも代用したりしていますよ!
どれも自宅にありそうだから、いざというときは代用して使えそうね!
当て布の使い方を覚えよう!
これまでのことを確認してきても、やり方を間違えてしまうと意味がないです。
ちょっとコツがいるのかな、難しいのかなと思っているかもしれませんが、全然そんなことわありません。
では、肝心な使い方をお伝えします。
- アイロン台に衣類を置く
- 衣類の上に当て布を置く
- 表示通りの温度にアイロンを設定する
- 当て布の上からアイロンをかける
いつものアイロンとほとんど変わらないですよね。
少しずつずらしながら行うのでちょっと面倒ですが、丁寧にするほど綺麗に仕上がりますよ。
きちんと当て布をしていても、テカリやダメージが心配という方や慎重になってしまう方がいるかもしれません。
私も一度失敗してから、少し慎重になってしまいました。
その場合は、アイロンの温度を低くしてから徐々に上げて使っていくとテカリやダメージが少なくなりますよ。
まとめ
- 当て布はアイロンの熱を分散し、生地のダメージやテカリを抑える役割がある。
- 当て布は全ての素材ではなく、ダメージの受けやすい素材に使うとよい。
- 洗濯表示のアイロンの取り扱いをよく確認する。
- 当て布は綿素材が適しており、自宅にあるもので代用ができる。
- 当て布を使ってアイロンをする時、低温から使い始めるとダメージやテカリが抑えられる。
この記事を読んで、家庭科で習ったことを思い出しなという方もいるかもしれません。
ご家庭にあるものでも代用できるため、当て布を使い、大切な衣類を守りましょう!