季節の変わり目に久しぶりに着る洋服を出したら、虫に食われて穴が開いていた!
そんな経験、一度はありませんか?
私もつい先日、お気に入りの洋服を久しぶりに着ようとしたら、袖に穴を見つけてしまったんですよね。
しかも何か所も穴が開いていて、とてもショックでした。
去年買ったばかりのセーターだったのに…
防虫剤も使って対策していたのに、何がダメだったのだろう?
もう二度とお気に入りの洋服を虫のせいで手離したくない!
そこで今回は、今日からできる様々な虫対策をご紹介します!
そもそも衣類が虫に食われる原因とは
虫食いとは言うけど、どんな虫が衣類を食べているんだろうと疑問に感じたことはありませんか?
実際にクローゼットで虫を見かけたことはないしなぁ。
どんな虫か分かると、対策も考えられるんだけど…
一体どんな虫がどのように衣類を食べるのでしょうか。
衣類を食べる虫の正体について調べてみたら、食べ方の特徴や食べられやすい素材、また特に気を付けるべき時期が分かったので、紹介していきますね。
衣類を食べる虫ってどんな虫?
主に虫食いの原因となる虫は、カツオブシムシ系とイガ系の2種類です。
●カツオブシムシ系の特徴
生地の表面をなぞるように薄く食べます。
そのため穴になることは少なく、溝のようになることが多いです。
一見気付きにくく、知らぬ間にどんどん食べられてしまう危険があります。
●イガ系の特徴
一か所を集中的に食べる傾向があります。
そのためぽっかり穴が開いてしまうことが多いです。
大きな穴が開いてしまうと補修も大変ですよね。
どちらも虫も衣類を食べるのは幼虫の時期だけで、成虫になると食べないのですが、産卵してしまうと一度に最大100個程度の卵を産むので、対策は必須ですね。
まさかそんなに大量の卵を産んでいるとは、私は全然知りませんでした。
クローゼットが虫だらけになっていたら、と想像するととても恐ろしいですね!
衣類が虫に食われやすい条件とは
虫に食われやすい気温や素材などの条件はあるのでしょうか?
虫が好きな環境は、暖かくてジメジメしたところ!
15度~25度が一番活発になり、30度を超えるとあまり活動しなくなります。
湿度は60%以上のじめじめしたところが大好きです。
また、暗いところを好むので、クローゼットの中はまさに虫にとって最高の環境ですね。
虫たちの一番の好みは、シルク・カシミヤ・ウールなどの動物性繊維です。
それだけでなく綿や麻といった植物性繊維も食べますし、化学繊維でも食べこぼしや皮脂などの汚れがあると食べてしまうことがあります。
虫食いって冬服のイメージだったけど
綿や麻、化学繊維まで食べるということは夏服も要注意なんだね。
虫はどうやって家に入ってくるのか
元々虫たちは外で生息しています。
その虫たちが家に侵入してくるルートは主に2つあります。
- 洗濯物の衣類に引っ付いて侵入
- 網戸や窓の隙間などから侵入
これらの虫は成虫になってもとても小さく、飛ぶこともできるので網戸や窓の隙間から入り込むことが出来てしまうんですよ。
また成虫は明るいところを好むため、屋外に干した白い洗濯物などに引っ付いて侵入することがあります。
そして成虫が衣類に卵を産み付けてしまうというわけです。
知らない間に洗濯物と一緒に虫を家に入れていたなんてショック!
成虫が産卵すると、一度に大量の卵を産んでしまうので、なるべく家に虫を侵入させないことが一番です。
洗濯物を屋外で干した場合は、取り込み時にブラッシングを行いましょう。
とはいえ、忙しい時にはなかなか難しいかもしれませんので、まんべんなく叩くだけでも効果的ですよ。
私もついつい、パパっと取り込んでしまいますが、洗濯物を畳んでいると時々中から虫が出てくることがあります。
叩いてから取り込む程度なら忙しくても出来そうなので、早速試してみたいと思います!
自宅で出来る防虫対策
自宅で出来る防虫対策にはどのようなものがあるのでしょうか?
私は衣替えのタイミングで防虫剤を使用しています。
それでもお気に入りの服を虫に食われてしまいました。
ちゃんと対策してるつもりだったのになぁ。
防虫剤だけでは対策が甘かったのかな?
調べてみると、防虫剤も正しく使わないと効果が落ちることがわかりました。
また、衣替え時や年間を通して気を付けるべきポイントが!
気になる自宅での対策を紹介していきます!
衣替え時の”しまい洗い”を徹底する!
衣替えをする際には、洗ってからクローゼットにしまう、”しまい洗い”を徹底することが大切です。
衣替えの季節は虫が活発になる条件が揃っているので、シーズン中に一度でも着た服は必ず洗濯しましょう。
虫は衣服についたホコリや皮脂といったタンパク質を含んだ汚れも栄養源とするので、洗濯することで汚れやホコリを取り除くことができます。
最近着ていないものは大丈夫かな!と思っていたけど、きちんと洗濯して汚れを落とした方がいいんだね!
めんどくさがりの私には大変に感じてしまいますが、来シーズンも気持ちよく着るために頑張ってみようと思います!
防虫剤を効果的に使う
自宅で出来る防虫対策といえば、防虫剤!
防虫剤を使って対策している方は多いと思いますが、実は正しい使い方が出来ていないと、十分な効果が得られません。
正しい使い方って?
置いておくだけではダメだったのかな。
防虫剤の使い方で気を付けたいポイントはこの3つです。
- 必要な数、使用期間を守ること
- 頻繁に開け閉めしない、なるべく密閉された場所で使用すること
- オープン収納の場合はカバータイプを使うなど場面に応じて使い分ける
まず、防虫剤を入れる前に必ずパッケージに書かれた説明を確認しましょう。
防虫剤を入れていたけど使用期間を見ていなくて効果が切れていた!なんてことがあると、もったいないですよね。
また、防虫剤の仕組みは防虫剤から出る防虫成分が空気の中に放出されることで効果を得られるというものです。
つまり、何度も開け閉めするタンスなど密閉されていない所に置いても防虫成分が飛んでいってしまい、効果がどんどん薄れていってしまうのです。
防虫剤を使う場合は衣装ケースなどに入れ、あまり開け閉めしないようにしましょう。
私は正直、あまりパッケージの説明は読んでいませんでした(汗)
ちょっと足りない気がするけど、買い足しに行くのも面倒だしまぁいいか!と適当にしていたことも…。
大切な衣類を虫に食われてしまいとても大きなショックを受けたので、今後は正しい使い方を心がけたいと思います!
定期的に掃除や換気を行う
衣替え時の防虫対策と併せて行いたいのが、定期的な掃除や換気です。
衣替え時に丁寧に対策しても、クローゼット内を掃除せずに放置しておくとホコリがたまり、虫の栄養源になってしまいます。
また換気することで湿度も下げることが出来るので、掃除と換気を定期的に行うと虫食いのリスクを大きく下げることが出来ます!
現代ではエアコンを利用して一年中過ごしやすい住環境になっていますよね。
虫にとっても同じように過ごしやすい環境になっているということなので、年間を通して気付いた時に対策をしたいですね。
クリーニングの防虫加工サービスとは
クリーニング店で「防虫加工」というサービスがありますが、どのようなサービスなのでしょうか。
私は今まで利用したことが無いのですが、大切な衣類を守れるのであれば一度使ってみたいな~と思っていました。
防虫加工のメリットと料金を調べてみたので、詳細を紹介しますね。
クリーニングの防虫加工のメリット
お気に入りの衣類やカシミヤやシルク製の高級な衣類は、特にクリーニングの防虫加工をしておくのがおすすめです。
カシミヤなどの高級なものを食われてしまうと、新しいものを買うにもお金がかかってしまうので悔しいですよね。
クリーニング店の防虫加工と防虫剤の一番の違いは、衣類全体を防虫成分でコーティングしてしまうことです。
そのため、防虫剤のようにガスが漏れるなどの心配はありません。
また、あくまでも防虫成分で殺虫成分とは違うので、無臭で人体への影響もありません。
私は匂いがきついものが苦手なんですが、クリーニングの防虫加工って効果が強い分、匂いも強いのかなと勝手に心配していたんですが、無臭なら安心ですね!
防虫効果も約6か月以上持続するので、次のクリーニングの時期までしっかり衣類を守ってくれるのも安心ですね!
防虫加工の料金相場
クリーニング店の防虫加工にはメリットが沢山あるね!
でも値段は高くないの?
気になる料金ですが、多くのクリーニング店は一着500円前後で防虫加工を行えます。
とても良いサービスであるということはわかりましたが、特に春の衣替えシーズンはクリーニングする衣類も多いので、全てに防虫加工を行うことは難しいですよね。
特にお気に入りの衣類・カシミヤやシルクなどの高級な衣類など必要なものだけ自分で選んで、防虫加工を行うと良いでしょう。
まとめ
- 衣類を食べる虫は主に2種類いる
- カシミヤやシルクといった高級な衣類が、特に虫の大好物
- 冬服だけでなく、夏服も食べられる可能性がある
- 衣替え時の”しまい洗い”を徹底し、年間を通して換気と掃除を行う
- 絶対虫に食われたくない衣類はクリーニングの防虫加工がおすすめ
- 自宅で出来る対策とクリーニングの防虫加工を併用しよう!
小さな虫の侵入をすべて防ぐのはなかなか難しいことですが、きちんと対策することで虫食いの被害を大幅に抑えられることが分かりました。
私も、まず市販の防虫剤を使用し、普段からの対策も忘れないようにしたいと思います!
そして、必要に応じてクリーニング店の防虫加工を利用しお気に入りの洋服を守りたいです。
自宅での対策とクリーニング店での防虫加工の併用で、お気に入りの洋服を長く楽しんでくださいね♪