いつも衣類を綺麗にしてくれる便利なクリーニング!
主婦にとってもありがたいサービスですよね。
しかし、常に完璧とは限らないのが事実です。
以前、ベージュのコートをクリーニングに出した時、戻ってきたコートを見て驚きました。
コートに黒っぽい毛玉がいっぱいついていたんです。
幸い、ブラッシングで綺麗に取れたのでよかったのですが、その時のショックは忘れられません。
綺麗になるはずのコートが毛玉だらけなんてありえないわ。
もしかしたら、同じような経験をしている方がいるかもしれません。
そこで!
私自身、全く分からなかったので、クリーニングの弁償はどうなっているのか調べてみました!
それをご紹介します!
トラブルの原因を探る!
クリーニングに出した衣類に穴が空いていたり、破れていたり…なんて考えたことありますか?
いつも衣類を綺麗にしてもらっていたため、私は考えたことがありませんでした。
しかし、現実的にあり得ないことではないんですよ。
もし、何かトラブルが発生した場合、まずはその原因を明らかにしなければいけません。
それは大きく3つに分けられます。
- クリーニング店の場合
- アパレルメーカーの場合
- お客様の場合
これらの原因が何かで賠償先が決まったり、賠償が発生しなかったりということが決まります。
では、実際にクリーニング店に責任がある事故の例をご紹介します。
その他にもクリーニング中に起こった事故に対して賠償を求めることができます。
しかし、注意したいのが「汗染み」の汚れです。
汗染みは時間がたつにつれ浮き出てきます。
そのため、クリーニング後にでることもよくあるんです。
汗染みはもともと着いてしまっているものなので、賠償を求めることができません。
初耳!?事故賠償基準って何?
いくら注意していても、ミスやさまざまな原因によってトラブルが起きてしまいます。
その際は、「クリーニング事故賠償基準」をもとに決められるんです。
店舗によっては、独自の賠償基準を設けているところもあります。
初めて聞いたわ!知らないだけで基準ってちゃんとあるのね!
私もこの存在を初めて知りました。
そして、一番気になるのはどれくらい弁償してくれるのかですよね。
その判断基準もしっかり記載されているため、わかりやすくご説明していきますね!
どれくらい戻ってくる?基本的な賠償金額の決め方をご説明!
実際、弁償金額はどれくらい戻ってくると思いますか?
なかなか体験してみないと金額もわからないものです。
基準では下記のような基本方式で定められています。
物品の再取得価格とは、クリーニング店で事故が起きた衣類と同じものを、再度新品で購入するときに必要な費用のことです。
さらに、衣類の経年劣化によって基準に記載されている表をもとに補償する割合を決めてきいます。
そのため、その衣類の購入代金の全額分をもらうことができません。
やっぱり、全額分は戻ってこないことが多いのね。
例えば、新品のものはほぼ100%に近い金額が戻ってきますが、使用年数が長いほど購入代金よりも少ない金額になります。
賠償金額の決め方にも特例もある!?
先程の賠償額は、衣類の状態や経年劣化をもとに決められるやり方でしたが、それを調べられない場合もあります。
その時のために、基準には特例措置も記載されています。
まず、賠償金額が決まらない例をまとめてみました。
このような時には、下記の賠償額の特例措置の方式を使用することになります。
- ドライクリーニングの処理→クリーニング料金の40倍
- ウェットクリーニングの処理→クリーニング料金の40倍
- ランドリーの処理→クリーニング料金の20倍
賠償金と一言で言っても、その状況によって算出方法も変わってきます。
また、賠償金が減ることや賠償金が支払われないこともあるため、注意が必要です。
さらに、問題があった時は、早めに問い合わせることが重要になります。
クリーニングに出す時は利用者側も気をつけよう!
できれば、トラブルは起きてほしくないものです。
また、クレーマーのようにはなりたくないですし、賠償金を請求すること自体、気持ちの良いものではありません。
ですから、クリーニングを出す私達もいくつか気をつけることで、少しでもトラブルを避けることができたり、スムーズに解決できたりします。
そのポイントを挙げてみました!
- クリーニングを出す時は、店員さんと衣類の状態を確認し、情報を共有する。
- クリーニングから戻ってきた衣類は、すぐに袋から出し確認する。
- 衣類に問題があった場合はすぐに店舗に連絡する。
- 再仕上げをしてくれるクリーニング店を選ぶようにする。
私は店舗にクリーニングを出すのですが、その際に店員さんが細かく衣類を確認してくれます。
例えば、衣替えの時にウール素材の帽子を毎年クリーニングに出すのですが、いつも店員さんに「少し縮んでしまったり、型崩れしてしまうかもしれないですがよろしいですか?」と聞かれるんです。
事前に言われていたため、今までこの帽子の仕上がりで嫌な思いをしたことがありません。
また、戻ってきた衣類についてあるタグを見ると、「キズあり」や「ほつれあり」など洗う前に工場でチェックしたことも記載されています。
お互いに理解していると仕上がった時に疑問に思いませんし、問題も起こりにくくなります。
ところで、クリーニングから戻ってきた衣類の袋はすぐに取り外していますか?
店員さんに取り外してくださいと言われることもありますよね。
取り外さず保管し、変色したりカビが生えても自己責任になります。
また、衣類の確認をするためにも取り外した方がいいですよ!
まとめ
この記事では、クリーニングの賠償についてお話してきました。
初めて知ることが多く、驚くところもありました。
最後にポイントをまとめていきます!
- 何か問題が起きた場合、その原因がクリーニング店かアパレルメーカーかお客様かを明らかにする。
- 汗染みに関しては、賠償請求できない。
- クリーニングに関するトラブルでは、「クリーニング事故賠償基準」をもとに決められる。
- 賠償金は全額ではなく、衣類の状態や経年劣化などを考慮して決められる。
- 賠償金の決め方には特例もある。
- クリーニングを出す時は、衣類について共通認識し、何かあった場合はすぐ問い合わせる。
家族全員分の衣類をクリーニングに出すと量が多くなり一苦労です。
しかし、お店側も利用者側も気をつけ、気持ちよくいたいですね!