これ家庭洗濯OKだわ!頑張って手洗いしよう
洗濯表示マークで洗濯オケに手を入れているのは、家庭で洗えるって事。
最近、ニットとかでも家庭で洗える物が増えていますね。
そこで、手洗いした後の脱水って、どうしたらいいのか気になりませんか?
手洗いなんだから手で絞る?
それとも、洗濯機でチャチャっと脱水しちゃう?
そもそも、手で洗うのってオシャレ着とかお気に入りの物が多いのではないでしょうか。
せっかくキレイに洗ったのに、脱水で失敗したくないですよね。
この記事では、手洗いした後の脱水をどうすべきかを書いています。
お家での洗濯の参考にしてくださいね。
手洗い洗濯した後に脱水は必要?
洗濯機で洗った場合は、最初に洗って次にすすぎ、最後に脱水と自動で行うことが多いと思います。
一方、手洗いで洗濯した時はどうでしょうか?
汚れを落とすために洗いは必要、また洗剤を落とすためにすすぎは必要ですよね?
では、脱水は?しないとダメ?
脱水は、した方がいい場合とそうでない場合があります。
脱水した方がいい理由と脱水が必要かどうかの見分け方をお伝えしますね。
脱水しないとダメなの?
キレイに洗濯できた後は、水分が飛んで乾けばいいだけなので必ずしも脱水は必要ではありません。
また、洗濯機の脱水は遠心力で繊維が強く押し付けられるため、衣類に負担がかかってしまいます。
しかし、脱水しないでビチョビチョのままで干すと乾くのに時間がかかります。
そして、濡れた時間が長くなると雑菌が増殖し臭いが発生することも。
その上、ビチョビチョのままだと水が下にポタポタ垂れて床が濡れてしまいます。
ベランダや浴室など濡れてもOKな場所なら大丈夫でしょうが、脱水してもOKなものは軽く脱水するのがオススメです。
私は軽く絞っただけの洗濯物をベランダに運んだだけで、廊下と居間を水浸しにしてしまったことがあります(泣)
まあ、水浸しは拭けばいいし掃除もできてラッキー?
いえいえ、水の重さで大事なセーターが伸びてしまうこともあるんですよ。
脱水した方がいいのか?、しない方がいいのか?
どうも素材によっても違うみたいなんです。
脱水するのに注意が必要なものは「シワになりやすい物」と「型崩れしやすい物」です。
主なものは、この素材。
- シワになりやすい・・綿、麻、レーヨン
- 型崩れしやすい・・・ニット(ウールなど)
それに、洗濯表示マークにもヒントがあるんですよ。
次は、脱水をどうするかの見分け方です。
脱水をどうするか?洗濯表示マークの見方
衣類などのタグに記載されている洗濯表示マーク。
この中に干し方を表すマークもあります。
四角形に縦線はつり干し、横線なら平干し、上に斜め線があるのは陰干しを表しているんです。
そして、この縦線、横線が2本の場合があるんです。
それは濡れ干しを表すマーク。
濡れたまま干す、つまり脱水しないということなんですね。
この線が2本のマークを見たら洗濯機での脱水はもちろん、手で絞るのもNGですよ。
水がしたたり落ちるのが気になる場合は、バスタオルなどで軽くタオルドライしましょう。
濡れ干しのマークはシワになりやすい素材に付けられます。
濡れたまま干す事により、脱水や絞りによるシワを防ぐことができるんですよ。
例えば、麻(リネン)素材のシャツ。
涼しくて夏に大活躍ですが、シワシワになりやすくアイロン大変じゃないですか?
絞らずに形を整えて干したらシワシワにはなりませんよ。
また、干し方も型崩れ防止に重要です。
特に濡れたままの干しは、水の重みで衣類が伸びてしまうなどのトラブルが起きやすいので注意が必要。
薄手の衣類は水の重みでシワが伸びていいのですが、ウールなどのニットは生地が伸びてしまいます。
縦線ならつり干し、横線なら平干しを守るようにしましょう。
手洗い洗濯した後の脱水の仕方は?
濡れ干しのマークの衣類以外は軽く脱水すると乾く時間が短縮できます。
また、濡れた状態が長く続くことは衣類にとって良くないので、手洗いのマークの衣類でも脱水は有用です。
しかし、そもそも手洗いのマークが付いているということは、洗濯機で洗うとシワや伸びなどのトラブルが考えられるということ。
洗濯機での脱水が便利ですが、普通に脱水したのではシワや型崩れが心配です。
そこで、洗濯機を使う時はひと手間加えた手順で行いましょう。
そうすることで、洗濯機の脱水でも傷みを防ぐことができるんですよ。
また、洗濯機を使わない方法も書いています。
旅先で洗濯機が無い場合とかでもOKな方法です。
洗濯機を使って脱水する
手洗い後に洗濯機で脱水する場合は下記の手順で行いましょう。
衣類への負担を軽減するためのポイントは3つ
- たたんで洗濯ネットに入れる
- 脱水時間は短時間で
- 途中で形を整える
まず、衣類をたたんで洗濯ネットに入れましょう。
ネットに入れることで、脱水時の回転による型崩れやシワの防止になります。
特にデリケートな衣類や傷みが気になる時は、バスタオルに挟んでからネットに入れると、より保護作用がありますよ。
次に、洗濯機に入れて脱水の設定をします。
脱水だけの設定の仕方は洗濯機の機種によって違います。
まず標準モードにしておかないと「脱水」ボタンが押せず、脱水のみの設定が出来ない機器もあるようです。
ウチの場合は、「脱水」というボタンは無くて「行程」というボタンを何回か押すと洗濯・すすぎ・脱水の横のランプが消えていって、脱水のみ点灯させるという設定方法なんです。
ここで一つ注意事項があります。
それは、洗濯物を洗濯槽の中に片寄りなく置くこと。
洗濯機は、脱水時に中身が片寄っていたら止まったり、すすぎに入ったりすることがあります。
片寄りがあると脱水時に大きく揺れて危険なので、止まったり片寄りを直すためすすぎに入ったりするんですって。
普通の洗濯では、すすぎ時に洗濯物がある程度均等になっているので脱水エラーが起こる事は少ないと思います。
しかし脱水のみの時は、ただポンっと入れちゃったら脱水エラーが起きちゃうこともあるんですね。
脱水のみの設定ができたらスタートします。
シワや型崩れを防ぐため出来るだけ短時間で終わらせましょう。
脱水時間の目安はこちら。
コツは高速回転になったら数秒以内に止めること。
そうしたら、大体10~20秒になります。
その位で結構、水分って飛んでいるんですよ。
ニットなどの厚手の物は、高速回転になったら一度止めて水気をチェック。
水分が飛んでいて大丈夫そうなら、そこで脱水を終了します。
まだ脱水が必要な場合は、一度ネットから出して形を整えます。
そして、またネットに入れて10~20秒脱水します。
この一度出して形を整えるという作業を行うことで、型崩れ予防効果が全然違ってくるんですよ。
洗濯機を使わないで脱水する
洗濯機を使わなくても、ある程度の脱水はできます。
旅行先で洗濯機が無い場合や脱水による傷みが気になる場合は、下記の方法で脱水できますよ。
タオルドライはタオルで包んで水分を吸いとるシンプルなやり方です。
バスタオルの上にシワにならない様に衣類を広げ、その上にまたタオルをかけます。
タオルの上からポンポンたたいて水分を吸いとるだけ。
また、手で絞って水分を落としたいときは、お団子のように丸めてギュッと握りましょう。
雑巾のように両手で絞るのは、生地を傷める可能性があるのでダメですよ。
水分が落ちたら、シワを良く伸ばして干しましょう。
脱水しないでそのまま干す
薄手の衣類は、脱水しないでそのまま干すのも良い方法。
水の重みでシワが伸びやすくキレイに乾かすことができるんです。
厚手の衣類は軽く脱水するのがオススメですが、濡れ干しマークの場合は脱水はできません。
濡れ干しマークの衣類で、たくさんの水が垂れて困る場合は軽くタオルドライしても問題ないですよ。
いずれにしても、脱水なしの場合は特に乾きやすい工夫が必要です。
- 風通しが良く、湿度の低い場所で干す
- 衣類の前面と後面の間にすき間を作る
- 乾きにくい縫い目に風が当たるように衣類を裏返す
また、型崩れ防止のため洗濯表示マークで干し方を確認しましょう。
ニットは水の重みで伸びてしまう事があります。
そんな事にならない様に、その衣類に合った干し方で干すようにしましょうね。
まとめ
今回、手洗い洗濯後の脱水をどうするかについて調べ、濡れ干しマーク以外なら洗濯機を使うのもOKと分かりました。
とはいえ、普通に洗濯機で脱水したのではダメですよ。
回転によって衣類が傷むのを防ぐため、ひと手間加えて行いましょう。
それでは、まとめです。
- 洗濯工程で脱水は必須ではないが、濡れた状態が長いのは好ましくないので軽く脱水するのがオススメ。
- 濡れたまま干すべき衣類があり、その場合は脱水なしかタオルドライで対応する。
- 手で洗った後に洗濯機で脱水だけしてもいいが、シワと型崩れを防ぐための工夫が必要。
- 脱水時の衣類への負担を軽減するポイントは3つ。(洗濯ネット使用、短時間で、途中で形を整える)
- 手作業で脱水する場合は、タオルドライかお団子状に丸めて握るかの方法が良い。
頑張って自分で洗ったオシャレ着、上手に脱水したいですよね。