夏の掛け布団の洗濯はどうする?洗濯して気持ち良い夜を過ごそう!

クリーニングのお悩み

日本の夏はとにかく蒸し暑い!!

起きたら布団がぐっしょり……という経験のある方は多いはず。
今夜もこの布団で寝ることを考えると、げんなりしちゃいますよね。

毎日つかう掛け布団は清潔に保ちたいところ。

シーツは洗ったことあるけど……

そもそも掛け布団って自分で洗えるの?

実は、掛け布団は意外と簡単に洗濯できます
私も自分で掛け布団を洗って、夏の夜の寝苦しさや不快感から解放されました!

今回は、特におすすめなコインランドリーでの洗い方と、おうちでの洗い方の2通りをご紹介します。

この記事で掛け布団の洗い方をマスターして、快眠を目指しましょう!

掛け布団の洗濯はコインランドリーがおすすめ

最近街中でよく見かけるコインランドリー。
実は、ここ数年で爆発的に店舗数を増やしており、都心だけでなく郊外でもよく見かけるようになりました。

私の家の近所にも、数年前に綺麗なお店ができたのですが、それ以来、たまった数日分の洗濯物をどっさりと持って行っています。
大きな洗濯機を気軽に使えるのがとても便利ですよね!

掛け布団は、コインランドリーで洗うのが一番おすすめです。
詳しく見ていきましょう!

コインランドリーを使うメリット

コインランドリーをおすすめする主な理由は以下の4つです。

  • 布団のサイズを気にしなくていい
  • 洗濯から乾燥まで、その日のうちにスピーディーに仕上がる
  • クリーニングに出すより安い
  • ダニや菌の死滅、消臭などの効果がある

放り込んでスイッチを押すだけという手軽さのうえ、これだけメリットがあるんです。
もはや、コインランドリーに死角なし。使わない理由が見つかりません!

最近では布団専用の洗濯機を用意しているお店もあります。
はじめて掛け布団を洗う方にも安心ですね!

コインランドリーで布団を洗おう

コインランドリーで掛け布団を洗濯するときの目安の時間は1枚30~40分程度です。
店舗の説明に従って操作してくださいね!
  • 洗濯表示を確認する
  • 布団とピッタリサイズの洗濯機を選ぶ
  • 洗濯ネットはいらない
  • 中性洗剤を使う

掛け布団を洗濯するうえで一番注意すべきポイントは、中綿の縮みや偏りです。
洗濯機を使うと、遠心力で中の綿が一方に偏ってしまいます。
片方に中綿が寄った布団、ゴワゴワして凄く寝にくいですよね……。

洗濯不可」のマークがある掛け布団は、洗濯すると中綿が傷んでしまいます。
素材で言うと、「真綿」と「羊毛」は洗濯ができません
また、キルティング加工がされていない布団も、中綿が偏りやすいので避けましょう。

あとで乾燥機も使うので、タンブラー乾燥が使えるかどうかもついでに確認してくださいね!

洗濯絵表示(新JIS規格)

洗濯機使用OK

タンブラー乾燥OK

洗濯機は、布団を入れて9割が埋まるくらいのサイズを選んでください。
あまり大きいと、布団にかかる遠心力が大きくなってしまいます。

洗濯したい掛け布団がいくつかあるなら、2~3枚まとめて入れて隙間を埋めるのも効率的。
他の種類の布団を入れると、脱水に時間がかかってしまうので要注意です。

どうしても中綿の偏りが気になるときは、布団を三つ折りにしてクルクルと巻き、紐で2~3か所縛ると良いですよ!

コインランドリーで布団を乾燥させよう

どれだけ綺麗に洗濯しても、しっかり乾かさないとまたカビやダニが湧いてしまいます
1枚約60分、しっかり乾燥させましょう!

乾燥させるときのポイントはたった2つだけ!

  • ゆとりのある乾燥機を選ぶ
  • テニスボールを1~2個入れる

乾燥機は、容量対し布団の占める割合が3割を超えないようにしましょう
ギュウギュウに詰め込むと、乾燥に時間がかかってしまいます。

洗濯するときに紐で布団を縛っていた場合は、切っておきましょう。
また、複数枚をいっしょに洗った場合であっても、乾燥は1枚ずつにしてくださいね。

テニスボールを入れると、適度に布団が叩かれて、ふんわり仕上げることができます。

たったこれだけでフワフワにの掛け布団が完成するなんて、驚きですね……!
簡単に試せるので、是非やってみてください!

お家で掛け布団は洗える?

大きな洗濯機と業務用ならではの高性能が魅力的なコインランドリーは、掛け布団を洗うメリットがたくさんありましたね!

ですが、夏物で薄いとは言え、大きな掛け布団を店舗まで持って行くのはちょっと大変
近くに店舗がない! 持ち運ぶための車がない! という方にはハードルが高いかもしれません。

お店に行くのはちょっと難しいな……

そんな方は、お家で掛け布団を洗ってみませんか?

洗濯機を使って洗おう

洗濯機OKマークのある布団は、お家の洗濯機で洗うことができます。
手順を確認しましょう!

  1. 洗濯機のサイズと干すスペースの確認
  2. 布団を畳んで洗濯ネットに入れる
  3. 洗濯機に入れ、液体の中性洗剤を投入
  4. 「大物洗い」や「毛布洗い」コースで洗う
  5. 脱水は1分以内
  6. 風通しの良い日陰に干す

実のところ、最も大事な作業は1つ目の確認作業です。
私は一度、いざ洗濯しようとしたら布団が洗濯槽に入らなかった、ということがありました(笑)
布団は洗濯機の7~8割が埋まるくらいを目安にしましょう。

また、お天気が2~3日続くかどうかも併せて確認してください。
しっかり乾かす準備ができていると、安心して洗濯できますよ!

洗濯機を回す際に注意したいポイントは、以下の2点。

  • 洗濯ネットを使う
  • 液体の中性洗剤を使う

私は普段粉洗剤を使っているので、2つ目は特に注意したいところ。
粉洗剤だと、溶け残りが掛け布団についてしまう可能性があります。
縦型洗濯機をお使いの場合は、布団を入れるより先に水を張り、洗剤を入れて少し回しておくと、ムラなく綺麗に洗濯できます。

洗い終わった掛け布団を干すときにも、少し工夫してみましょう。

  • 2本の物干し竿の上に布団を渡し、M字になるように干す
  • 日影がない場合は、布団カバーをかけて日よけにする
私の家のベランダには物干し竿が1本しかありません。困った……。
そんな時は、同じサイズのハンガーを等間隔にいくつか吊るし、その上を覆うように干すと、隙間が空いて風がよく通ります!

浴槽を使って洗おう

洗濯絵表示(新JIS規格)

手洗いマーク

手洗いマークがついている布団は、浴槽を使って踏み洗いします。
あらかじめ、浴槽は綺麗に掃除しておいてくださいね!

浴槽を使う洗い方の手順は、以下の通りです。

  1. シャワーで布団の表面についた埃を軽く落とす
  2. 浴槽にぬるま湯を半分くらい貯め、洗剤を溶かす
  3. 布団を浴槽に沈め、踏み洗いする
  4. 水を入れ替え、布団をすすぐ(2~3回)
  5. 浴槽の縁にかけて脱水
  6. 風通しの良い日陰に干す

踏み洗い、なかなか疲れますが結構楽しいです(笑)
夏休み中のお子さんがいる方は、手伝ってもらうと捗るかもしれませんね!

布団をすすぐ時も、洗剤が残らないようしっかり踏み洗いしてください。

脱水は水が滴らなくなるまで1時間ほどかかります。
浴室乾燥機を使うと、時短できてGoodですよ!

羽毛布団は洗っても大丈夫?

軽くて保湿性・吸放湿性に優れた羽毛布団は、寝具として一年中大活躍してくれます。
暖かいイメージが強いですが、通気性が良いため、季節に関係なく1年中使っているという方も多いのではないでしょうか。

でも羽毛布団って高級なイメージで、ちょっと洗濯を躊躇っちゃいますよね。

羽毛布団が洗濯できるかどうか、一緒に確認していきましょう!

羽毛布団も洗濯できる!

実は羽毛は水に強い素材
そのため、洗濯表示に問題がなければ、自宅で洗うこともできます!

洗い方は、普通の布団の洗い方と同じでOK!

ただし、注意すべき点があります。

  • キルティング加工が施されていない布団の洗濯は避ける
  • 柔軟剤は使わない

羽毛布団は布団の中でも中綿がへたりやすく、偏りが激しいです。
キルティング加工が施されていないものはプロに任せてしまいましょう

また、羽毛は水に強い一方で、油に弱い素材です。
柔軟剤を使うと硬くへたってしまうので、使わないほうが良いでしょう

布団に香りが欲しい場合は、シーツのほうに柔軟剤を使ってくださいね

羽毛布団は乾かし方が命!

羽毛布団の洗濯で最も大切な工程が、乾かす作業です。

羽毛は臭いの付きやすい素材。
しっかり乾燥させないと、いやな臭いが発生してしまいます
外に干すときは、湿度の低い晴天の日を選びましょう。

物干しざおに干して乾かす際は、固まった羽毛をほぐすように、やさしく適度に叩いてあげてください
形を整えながら、1~2時間に1度ひっくり返すと、買いたてのようにフワフワになります!

また、コインランドリーで乾燥させるときは、10分ごとにひっくり返すと良いでしょう。
ただし、高温で長時間乾燥させると発火の危険がありますので、ご注意ください!

布団カバーは必ず洗おう

実は、寝具で一番汚れやすいのが布団カバー。
毎晩直接肌に触れるものが、汗や皮脂汚れだらけなのはイヤですよね。

せっかく布団を綺麗に洗っても、一番汚れやすい布団カバーがそのままでは、すぐに菌やダニが発生してしまいます
布団カバーは忘れず洗ってくださいね!

布団カバーを洗う際の注意点

  • 夏場は週に1回洗う
  • 柔軟剤は成分表示を確認する

特に幼いお子様がいるご家庭や、アレルギー持ちの方、ペットを飼っている方は小まめに洗濯しするのがおすすめです。
衣類でも、シャツや下着などは毎日洗濯しますよね?
汗をかいたまま放置しておくと、菌の温床になってしまいます

また、柔軟剤の中には、静電気防止や防臭を謳ったものも多くありますが、こういったものは地肌に触れる布団カバーには不向きです。
吸水性が悪くなり、蒸れやすくなってしまうので、特にお肌の弱い方は避けましょう。

布団カバーの洗い方

布団カバーの基本の洗い方をチェックします。

  1. ガムテープなどで布団カバーの埃をとる
  2. ひっくり返してネットに入れる
  3. 中性の洗濯洗剤を入れ、洗濯機を回す
  4. 脱水は1分程度
  5. 風通しの良い日陰で干す

特に気を付けたいのが以下の2点。

  • カバーの裏地の埃をとる
  • 「手洗い」や「おしゃれ着」コースで洗う

忘れがちなのが、カバーの裏地です。
布団カバーの裏地には、布団から出た埃がたくさん付着しています。
ひっくり返して、四隅を中心に取ってくださいね
また、洗濯する際も、裏返した状態で洗うようにしましょう。

また、掛け布団と違って気が緩みがちですが、私は普通の洗剤と普通のコースを使って洗ってしまい、生地がザリザリになってしまいました……
お肌に触れるものなので、丁寧に洗うことを心掛けたいですね。

乾かす際は、掛け布団の時と同様に、風通しの良い日陰で干してください。
2本の物干し竿で、M字になるように、ですよ!

コインランドリーを使う場合は、高めの温度設定で乾燥させるとサラッと乾きます。

まとめ

  1. 掛け布団はコインランドリーでの洗濯がオススメ
  2. 洗濯する前に洗濯表示を確認する
  3. コインランドリーで掛け布団を洗う場合は、洗濯機のサイズをチェックする
  4. 家の洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットを使う
  5. 手洗いマークのある掛け布団は、浴槽で踏み洗いする
  6. 羽毛布団を洗う時は、しっかり乾かす
  7. 夏の布団カバーは週に1回洗う

掛け布団は思ったより簡単に洗濯できることがわかりました。
これなら、今すぐにでも洗えそうですね!

私の家にも買って数年洗濯していない羽毛布団がありますが、早速、次のお休みの日に掛け布団をコインランドリーへ持っていきたいと思います。
新品の頃のように蘇るのが楽しみです……!

今年の夏は目指せ快眠!
掛け布団を洗濯して、気持ちよく夏を乗り越えましょう!

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