革靴がカビ臭い!?おすすめクリーニング店と対策方法をご紹介

クリーニングのお悩み
履こうと思った革靴が嫌な感じに臭っていた、という経験はありませんか?
それ、カビのせいかもしれませんよ!

「革靴ってカビるの!?」と驚く方もいらっしゃるかもしれません。
実は、靴にカビが生えるということは良くあるんです。

革靴にカビが生えたら、もう元には戻らないの!?

ご安心を!
革靴に生えたカビも、早目に対処すればちゃんと綺麗になりますよ!

この記事では、革靴がカビ臭くなってしまった時の対処法とおすすめのクリーニング店、そして日頃からできるカビ対策をご紹介します。

革靴のカビの原因は?

まず初めに、カビの生える原因について確認しましょう。
「カビが生えるのは水周りと食べ物だけ」なんて思っていませんか?
カビの菌は空気中のどこにでも存在するため、条件さえそろえばどんな場所にでも生えてしまいます!

その条件というのがこちら。

  • 皮脂汚れ、ダニなどの栄養源
  • 温度25度から28度
  • 湿度64%から90%

足の裏には汗腺がたくさんあり、1日にコップ1杯分もの汗をかきます
また、靴下の繊維くずや土埃なども溜まりやすいので、靴の中はカビにとって栄養源が豊富だと言えますね。

更に、履いた後の靴の中は汗と体温で湿度も温度も高くなっています
通気性が悪く、上記の条件が3つとも揃った状態が長く続きやすいという特徴もあり、靴はとてもカビの生えやすい環境なのです。

同じ靴を何日も続けて履いていませんか?
革靴の埃を落とさずに放置していませんか?
雨に濡れた靴を、特に対処せず自然乾燥に任せていませんか?

心当たりのある方は、ご自分の靴にカビが生えていないか早めに確認しましょう!
カビは目に見えないこともあるので、臭いもしっかり確認しましょうね!

革靴のカビは自分で除去できる?

革靴にカビが生えているだけど、どうやったら取れるの

結論から申し上げると、自分で革靴のカビを除去するのはおススメしません。
なぜなら私が一度失敗しているからです!

革製品はその丈夫さも魅力の一つですが、一方で非常に繊細な生地です。
特に水に濡らすのは絶対NG

私はカビの生えた革製のカバンを水洗いした事があるのですが、色が落ちて皴になってカチカチに硬くなって……と散々でした。
そもそも水洗いではカビは除去できないと後から知った時の絶望感たるや……(笑)
もちろんこれは極端な例ですが、素人が手を出すと失敗しやすい素材であることは間違いありません。

また、カビは根を張る生き物なので、見た目にはキレイになったと思っても、僅かに残った菌から再繁殖してしまいます。
革靴に限らず、カビの生えたものを自力で元の状態に戻すのは難しいのです。
カビが生えたら、下手に触らずクリーニング店に持って行きましょう!

……とは言え、見つけてすぐにクリーニングに出す、というのが難しい方もいると思います。
明日この革靴を絶対に履くんだ!」という強い決意をお持ちの方のために、応急措置の方法をまとめておきますね!

  1. 乾いたタオル革靴用のブラシで表面のカビを拭き取る
  2. 濡らして固く絞った布に手指消毒用の除菌アルコールを馴染ませる
  3. 目立たない個所を試し拭きして色落ちがないか確認してから、カビが気になる個所を拭く
  4. 風通しの良い日陰で乾燥させる

カビが空気中に舞ってしまうので、応急措置は屋外でマスクを着けて行ってください。

カビが生えた革靴はクリーニング店へ持って行こう!

革靴ってクリーニングできるの?

お洋服をクリーニングに出す習慣はあっても、靴を出した経験はないという方も多いことでしょう。
また、革という少し特殊な素材を取り扱ってくれそうなお店に心当たりがないという方もいらっしゃると思います。

そこで、次は革靴をクリーニングしてくれるおススメの業者をご紹介します。
近くに店舗がないという方のことも想定して、宅配での取り扱いがあるサービス2つをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!

靴専科

  • 革靴クリーニング:2,750円
  • カビ処理オプション:2,200円
  • 防カビコーティングオプション:1,100円~
  • 宅配サービス有り:配送料は自己負担
  • 納期:約1週間(配送期間を除く)

靴専科は全国に77店舗を構える、靴・カバンのクリーニングと修理を行うお店です。
高すぎないお手ごろな値段で、充分な仕上がりを期待できます。
私はサンダルのクリーニングをお願いしたことがありますが、とてもキレイになって戻ってきて感動しました!

店員さんのカウンセリングも丁寧なので、相談もしやすいと思います。
初めて靴のクリーニングをお願いする方も安心して利用できますね!

くつリネット

くつリネット靴専門の宅配クリーニングサービスです。
靴専科のような店舗型と違い、お店に行く時間を取らずにクリーニングを依頼できるのが便利ですね!

宅配クリーニングの特徴として、料金体系のわかりやすさが挙げられます。

くつリネット料金表

参照:くつリネット

  • ライトコース:丸洗い、消臭・除菌加工
  • スタンダードコース:ライトコースの内容プラス補色加工、起毛シミ抜きブラッシング
  • スペシャルコース:スタンダードコースの内容プラス撥水加工

どのコースを選んでも、靴それぞれの素材や状態に適した方法でクリーニングしてくれます。
革靴ももちろんしっかり対応してもらえますよ!
いちいち細かく指定しなくても良いところが魅力的ですね!

料金がお高めなところと、納期が2週間程度かかるというデメリットはありますが、高品質で文句なしに仕上げてくれます。
特に大事な靴をクリーニングしたい場合はぜひ検討してみてください。

日頃からできるカビ対策

クリーニングに出せば安心とは言え、そもそもカビが生えないに越したことはありませんよね。
カビが生えて、その都度クリーニングして……と繰り返していると、革が傷むスピードも速くなってしまいます。

革靴は他の素材の靴と比べて高価なことも多いです。
なるべく大事に、長く履いていきたいですよね!

そこで、日頃からできるカビ対策をご紹介します!
革靴以外にももちろん効果があるので、玄関周りのカビにお困りの方も是非試してみてください!

下駄箱を清潔に保つ

  • 下駄箱内の埃を掃除する
  • 除菌アルコールを使って内部を除菌する
  • 除湿剤を使用する
  • 定期的に扉を開けて風を通す

実は、靴だけでなく下駄箱自体もカビの温床になりやすいスポットです。
そんなところに収納するのですから、革靴にカビが生えるのも当然ですよね。

私は空き瓶に百円ショップで購入した重曹を入れて、下駄箱の奥に置いています
一時期はカビに悩んでいたのですが、これだけでもかなりマシになりましたよ!

他にも、外出中だけでも下駄箱の扉を開けて置いたり、雨に濡れた靴は完全に乾くまでしまわないようにしたりと、工夫をしてみてくださいね!

革靴を手入れする

靴にカビが生えないようにするには、こまめに手入れするのが一番です。
でも、革靴のメンテナンス方法なんて知らない……という方も多いのではないでしょうか?

ここではそんな初心者さんのため、革靴のメンテナンスの手順を最低限に絞ってご紹介します。

  1. 靴用ブラシで革靴全体の埃を落とす
  2. 革靴クリーナーでまんべんなくを拭く
  3. 革靴用クリームを塗る
  4. 乾いた布で優しく拭く

幼いころ、父の革靴を磨くお手伝いをしていたのを思い出します……。
子供にもできるので、ゴシゴシと擦らないことだけ意識すれば難しくはありませんよ!
革靴のメンテナンスは、1か月に1回程度行ってください。

革靴用クリーナーやクリームなんて持ってないよ!

という方も、ご安心を。
実は百円ショップで靴の手入れ用品を入手することができるのです。
本当に何でも売っていて驚きですね……!
上等な靴を磨くのであればそれ相応の物を使っていただきたいところですが、普段履きの革靴であれば安いものでも十分に使えますよ!

どうしてもグッズを揃えられない場合は、とりあえず1の埃落としを週に1回するだけでも、カビの繁殖は抑えられます。
キッチンペーパーやタオルで革靴全体を優しく拭いてください。
内側の爪先側面の隙間(靴底と上部の境など)は、柔らかい歯ブラシなどで埃を除いてあげましょう。
思っているより埃が取れてビックリすること間違いなしです(笑)

靴を乾燥させる

  • 履いていない時は靴の中に除湿剤を入れる
  • 毎日同じ革靴を履くのではなく、3~4足をローテーションで履く
  • 脱いだらすぐに下駄箱にしまうのではなく、1時間ほど風当たりの良い日陰で乾燥させる

除湿はカビ対策に一番有効です。
革靴の中は通気性が悪く湿度が下がりにくいので、日頃から意識して対策しましょう

私は靴を脱いだ後、丸めた新聞紙を1~2時間ほど靴の中に入れています。
簡単なだけでなく、除湿だけでなく消臭効果も期待できますよ!

雨で靴が濡れた場合も、表面の水分を拭きとった後に新聞紙を詰めると効果的です。
その際、ヒールの下に割りばしを挟むなどして靴底を浮かせると、より効率よく乾かせますよ。
詰めたまま放置せず、数時間してある程度水分を吸ったら新聞紙を取り出し、扇風機などで風を当てて乾かしましょう。

まとめ

  • 革靴はデリケートなので、カビが生えたら手を出さずにクリーニング店に持っていくべき
  • 日頃からカビ対策は万全に行う
  • 下駄箱はカビが生えやすいのでこまめに掃除する
  • 革靴は月に1回は手入れする
  • 靴の除湿を心掛ける

革靴はデリケートなのでカビが生えると焦ってしまうと思いますが、慌てず速やかにクリーニングに出せば問題はありません。
普段から足元に気を配るのは大変ですが、この記事を参考にして、できるところから対策していきたいですね!

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