洗濯を干そうと思って広げたら、うっすら色移りしてたってこと、一度くらいはあるのではないでしょうか?
あまり思い入れのない物だと「家の掃除をするときに着て捨てよう~。」とか、諦められると思います。
でも、頑張って買ったお気に入りの衣類や、仕事先の制服だったりするとショックですよね~。
そんな時、あわててシミを落とそうとして失敗してしまう…。
なんてことにならないためにも、ちゃんとした対処法を覚えておきましょう!
洗濯したときに色移りする原因として考えられるのは?
洗濯中の色移りって、そもそもなぜしてしまうんでしょうか?
しっかりと原因を把握して、きちんとした対策をしてみましょう。
以前はやっていたのに、うっかり忘れてしまっていることや、ちょっとした手間で改善できることがあるので、この機会にもう一度見直してみて下さい。
衣類の染料が水に溶ける
洗濯をしたときに色移りする原因として、一番考えられるのは水に色が溶け出してしまう事です。
デニムや濃い色のTシャツなど、購入して初めて自分で洗っていると、水が染まっていることってありますよね~。それが白い服などについてしまうんです。
私も若い頃、デニムと一緒に洗って下着が薄いブルーになったり、赤いTシャツでピンクにしてしまいました。
下着だったので我慢もできたんですけど、ブラウスやワイシャツなどがまだら模様のようになってしまったら、がっかりですよね。
こんな時の対策としては、色物と白い物は分けて洗うことです。
まあ基本中の基本ですが、一人暮らしで量が少ない人なんかは、2回に分けることになるので面倒だと思うかもしれません。
ちょっと手間ですが、色が出そうなものだけをまとめて、分けて洗うことを心がけましょう。
脱水時の摩擦や遠心力
脱水をするときは洗濯槽が回転しながら、衣類同士が摩擦でこすれたり染料が落ちやすくなります。
そして遠心力で水を飛ばすので、その時に他のものに付くこともあるんです。何となくポツポツとシミがある、というときはこれかもしれません。
そんな心配があるときは、ネットに入れるようにしましょう。他の衣類など摩擦を減らすことができますし、色移りもしにくくなるんです。
湿った状態で放置したとき
洗濯物を回していて水に色が付いていない時でも、油断は禁物です!
洗濯が終わってそのまま放置していると、衣類がくっついている部分だけシミになっていることがあります。
水が汚れるほどではなくても、濡れていることで少しずつ染まってしまうんです。
そういったことを防ぐためにも、できるだけ湿った状態で放置する時間は短くして、すぐ干すようにして下さいね。
色移りに気が付いたらどうすればいい?
日頃から色移りしないように気をつけていても、うっかり色が出るものと洗ってしまったりするときもあると思います。
そんなときは、すぐに試してもらいたいことがあります。
乾かしてから、時間のある時に~。
なんて言っていては、落とせるものも落とせなくなりますよ!
- 気付いたらすぐ、ぬるま湯につける
- 弱アルカリ性の粉末洗剤で漬け置きする
- 時間をおいて色が落ちていればすすぐ
- 通常と同じように洗濯をする
色移りを落とす時は、お湯を使いましょう。温度高い方が洗浄力は上がりますが、高すぎると生地を傷めることにもなるので、ぬるま湯くらいが安心です。
洗濯洗剤は主に中性と弱アルカリ性がありますが、弱アルカリ性の方が洗浄力が高いのでおすすめです。ただ衣類によっては使えない事もあるので、必ず洗濯表示を確認して下さいね。
そして通常の2~3倍くらいの量を入れて、1時間くらい漬け置きしましょう。
色が落ちていればすすいで、いつもと同じように洗濯してください。
これで落ちなければ何度か漬け置きをしたり、漂白剤を利用する方法もありますが、あまりやりすぎると衣類を傷めてしまいます。
大切な衣類ならなおさら、クリーニングのプロに任せた方が安心かもしれませんよ。
大事な衣類は早めにクリーニングに出そう!
色移りをしてすぐに対処すれば、ある程度落とすことができますが、無理をすると生地が傷むこともあります。
色が落ちても、着られなくなっては元も子もありませんよね。
こんな時は、早めにプロに任せた方が安心です。
- 色移りをした範囲が広いとき
- デリケートな素材の物(レーヨン、キュプラ、シルクなど)
- 会社のユニフォームなど失敗できない物
- 色移りして時間がたったとき
- 自分ですることに不安があるとき
ただ洗濯時の色移りって、範囲が広い事が多いしどれくらいの値段でできるのか気になりますよね~。
色移りの染み抜きをクリーニングに出したら値段はどれくらい?
シミ抜きの値段に関しては、状態や衣類の素材などによって変わり、さらに業者ごとに大きく差が出ます。
そこで、HPに洗濯時の色移りによる染み抜きの事例があった、クリーニング店の値段を調べてみました。
店舗型のお店や、染み抜きを専門にしているところは、クリーニング料金にシミ抜き料金がプラスされます。
ほとんどのお店で、シミがとれた時のみ支払う成功報酬というところが多いようです。
大きさや状態などによって値段は大幅に変わってくるので、事前に相談して見積もりを出してもらった方が安心ですよ。
また、一般的な宅配クリーニング店の多くは、ある程度のシミなら無料で対応しているところが多いので、無料の範囲内で落ちれば追加料金はかかりません。
ただ、染み抜きが無料とは言っても、単品で出せないところや、出せても送料などがかかることもあるので、他に一緒に出すものがあるならおすすめです!
まとめ
- 色移りする原因として一番考えられるのは染料が水に溶けたとき
- 脱水時の摩擦で落ちた染料が遠心力で飛ばされてまわりにつく
- 湿った状態が続くと色が抜けやすくなり周りに付くから
- 色移りに気が付いたら、すぐ漬け置き洗いしてみる
- 大事な洋服は早めにクリーニングにだす
- 色移りの染み抜きは状態や素材で大幅にかわるので見積もりは必須
洗濯時の色移りは出来るだけ早く対処した方が取れやすいので、この記事を参考に試してみて下さい。
ただシミを取るのは生地を傷めますし、失敗すれば取り返しのつかない事にもなるので、大切なものに関しては早めにクリーニングに出すようにしましょう。