仕事をしていると使う事が多いボールペン!
使った後、うっかり出したままワイシャツのポケットに入れて、インクがにじんでしまった…。
洗濯する時に出し忘れて一緒に洗濯したら、シミが付いてしまった…。
など、社会人になるとよくある失敗談ではないでしょうか。
そんな時、皆さんはどうしていますか?
ワイシャツだったし、どうせ落ちないと思って捨てたよ!
という人、意外と多いのではないでしょうか?
でも衣類によっては自分でシミ抜きをして、家で洗濯することも出来るんです。
そこで、今回はボールペンのシミが付いてしまった時、洗濯できるのかクリーニングに出すのかの判断と、自分でできるシミ抜きの方法をご紹介します!
ボールペンのシミに気が付いた時にする事は2つ!
ボールペンのインクって服についてしまうと、簡単に落ちないイメージがあると思います。
私は胸ポケットにシミができていて、慌てて家にある洗剤で試していたら、余計広がって薄く広いシミになってしまいました。
結局クリーニングにだして何とかなりましたが、こすりすぎて繊維が白けた感じになってしまったんです。
そんな時、きちんとした対処法を知っていれば、無駄にシミを広げたり、生地を傷めたりすることがなくなるので、覚えておきましょう。
じゃあ汚れに気がついたら、まずはどうすればいいの?
シミの元になったボールペンのインクの種類を確認
まずは、汚れの元になったインクの種類を確認してみましょう。
タイプとしては主に3種類あります。
本体に書いている物もありますが、わからない時は周りにあるプラスチック製のものに、何か書いてみて下さい。
にじまず書けるなら油性インク
指などでこすると消えるなら水性インクやゲルインク
フリクションインクは「消えるボールペン」と言われているもので、ラバーの消しゴムのような物が付いています。
シミのついた服の洗濯表示を確認
インクの種類が分かったら、汚れた服の洗濯表示を確認しましょう。
ウールやカシミヤ、シルク、レーヨン、麻などが一般的に家で洗濯や染み抜きができない素材と言われています。
家庭での洗濯が不可になっている物は、悩まずクリーニングに出しましょう。
無理に自分で染み抜きをしようとすると、生地が傷んだり色落ちの原因になって、お気に入りの服が台無しになることになりますよ!
インク特性を知って自分で洗濯・シミ抜きをしてみよう!
「ボールペンのシミ」と言っても、インクの種類によって準備をするものが変わってきます。
原料が違うので、その性質にあった物を使って落とさないと、私のように汚れが広がったり摩擦で繊維が傷んだりするので、気をつけましょう。
油性インク
油性と聞くと簡単に落とせないイメージがあると思いますが、きちんと対処すれば水性より落としやすいんです。
油分なので、繊維に入ったシミを溶かし出すという感じで綺麗にしていきます。
準備するのはこの3つです。
アルコールに溶けやすいので、最近では身近になった消毒用アルコールを用意しましょう。ジェルタイプが一番使いやすいと思います。
落とし方の流れとしては
- インクで汚れた衣類の表にタオルを当てる
- 裏からシミになったところに消毒用アルコールをつける
- 歯ブラシでトントン叩くようにして、汚れをタオルにつけるイメージで
- その後、洗濯表示通りに洗濯機や手洗いで洗う
生地が傷むので、歯ブラシはゴシゴシこすらないように気をつけて下さい。タオルを少しずつずらして、綺麗なところに汚れを移していきましょう。
水性インク・ゲルインク
水性インクとゲルインクは、基本的に水性なので落としやすいイメージがありますが、ゲルインクは一度乾いてしまうと落としにくいので注意が必要です。
2~3回くらいで落とすことがむずかしい時と感じたら、早めにクリー二ングに出しましょう!
準備するのはこの4つ
落とし方の流れとしては油性インクの時と同じで、消毒用アルコールが中性洗剤に代わるだけです。
色素が残っている場合は、酸素系の漂白剤で軽くもみ洗いをして下さい。
フリクションインク
これは最近よく見る、キャップなどについたラバーでこすると消せるボールペンです。
これは摩擦を利用した温度差で消える仕組みなので、ある程度の熱を当てると消えるので、アイロンを利用することで汚れを無くすことができます。
ただ、アイロンが使えない素材の場合は難しいので、クリーニングに出すようにして下さいね。
落ちない時や広範囲のシミは無理せずクリーニングに出そう!
上記の方法で試しても汚れがとれない時は、やりすぎると繊維が傷んだりシミが広がるので、早めにクリーニングに出す判断をして下さい。
また、最初から汚れが広範囲だったり、見るからに落ちなさそうな時は最初からプロに任せましょう。
クリーニングに出すときに気をつけるポイントってなんかある?
シミの状態を伝える
クリーニングに出すときは、染み抜きしてほしいということを事前に必ず伝えるようにして下さい。
汚れている箇所が小さかったり、分かりにくい場所だと気が付いてくれない事もあります。
ボールペンの汚れがついている場所と、インクの種類をきちんと伝えて対応してもらうようにしましょう。
染み抜きの料金の確認
クリーニングはシミ抜きだけを依頼することは出来ないので、通常のクリーニング料金にプラスしてしみ抜きの料金がかかります。
また汚れが何か所付いているのかなど、状態によって料金は違ってきます。
買った金額より高くなる事もあるので、必ずどれくらいかかるのか確認するようにしてくださいね。
まとめ
- シミに気が付いたらインクの種類と洗濯表示を確認する
- 家庭で洗濯ができるなら自分で染み抜きができる
- インクの種類によって対処の仕方が違う
- 落ちないと思ったら無理せずクリーニング店に相談する
- クリーニングに出すときは汚れの状態と料金の確認をする
ボールペンの汚れって家で洗濯可能な物なら、意外と身近なもので落とすことができるっていう事が分かったと思います。
染みをつけない方が良いのはもちろんですが、自分である程度元に戻せることが分かっていれば、慌てず対処できるので是非覚えて下さいね。