中学生は毎日活動的なので、制服って結構汚れちゃいますよね。
部分的に出たテカリも気になってきます。
なるべくキレイにしたいですが、こんな事はありませんか?
この前クリーニングに出したばかりなのにもう汚れてる!
汚れる度にクリーニングに出すと費用がかさみますし、仕上がりに数日かかるので不便に感じる事も…。
家で洗えたら便利ですが、制服は型崩れの心配や洗濯が難しいイメージがあります。
ところが、ポイントを抑えれば制服もお家で洗えるんです!
クリーニング店に行かなくても、気になる汚れをスッキリ落とせますよ。
この記事では、制服をお家で洗う時のポイントと、最適な干し方についてご紹介します。
制服ってお家で洗えるの?
制服にはお家で洗えるものと、洗えないものがあります。
最近は家でケアできるものが増えているので、お子さんの制服もお家で洗えるのかも…?
家で洗えるのは経済的にも助かるわ~
自宅洗い可能かを判断するためには、制服の裏に付いている洗濯絵表示の確認が必須。
洗濯機マークか、手洗いマークがあればお家で洗えます。
また、洗う前にポケットの中に何も入っていないか、ボタンの取れかけ等がないかも忘れずにチェックしましょう。
実はお家で洗えそうな素材でも、ボタンなどの付属品や縫製仕様によっては洗えないものがあります。
1着ずつ洗濯絵表示を見て、確認するのが大切ですね。
制服の汚れはさまざま!種類別に対処が必要
毎日制服を着て学校で過ごしていると、色々な汚れが付きますよね。
皮脂汚れや汗のにおい、泥汚れなど…。
私が中学生の時、制服の色は汚れが目立ちにくい紺色でした。
ですが何回か着ていると、やはり汚れが気になってくるんですよね。
次からは、制服につく主な汚れの対処法を、汚れ別にお伝えします。
ぜひ参考にしてみて下さいね。
皮脂汚れを落とそう!
活発な中学生の制服には、毎日の生活で出た汗や皮脂汚れが蓄積されています。
夏場は特に汗の匂いが気になり、こまめに洗いたくなりませんか?
制服ってデリケートなイメージだけど、洗いすぎて生地が傷んだりしないのかな?
私の場合、毎日ブラウスを洗うのはもちろん、制服がジャンパースカートだったので、こちらもこまめに洗っていました。
洗濯のしすぎで生地が傷むのは避けたかったので、ネットに入れ、おしゃれ着用洗剤で洗うようにしていましたよ。
なるべく生地を傷めないよう、洗濯の際はポイントを抑えることが大切なんです。
具体的な内容について、手洗いと洗濯機洗いに分けてそれぞれ見ていきましょう!
制服を手洗いする方法とは?
型崩れが気になるので、デリケートなイメージの制服。
自宅で洗う場合は、やはりやさしく洗える手洗いがおすすめです。
手順はこちら。
- 制服がつかるくらいのぬるま湯におしゃれ着用洗剤を入れる。
- ボタンやファスナーを閉め、襟のカフスを外す。
- 裏返してたたむ。
- 制服を入れ、50回程度やさしく押し洗い。
- 綺麗な水で数回濯ぐ。
- 上から押して脱水。
こすったりもみ洗いすると生地が傷むので、ゆっくり押し洗いするのがポイントです。
制服ではないのですが、以前服を手洗いした際、こすったり強くもみ洗いしてしまった事があります。
せっかちな性格なので、焦って思わずやっちゃいました…。
すると、生地の表面が摩擦で毛羽立ってしまったんです。汗
なるべく生地に負担をかけないよう、優しくゆっくり押し洗う事が大切です!
学生服は3年間も着るので、良い状態で長持ちさせたいですよね。
正直、手洗いってめんどうに感じちゃいますが、ちょっとだけ意識して優しく洗ってみましょう♪
制服は洗濯機で洗えるの?
手洗いがおすすめなのはわかったけど、やっぱりお手軽な洗濯機で洗っちゃいたいな~。
そんな時、気を付けるポイントを抑えれば洗濯機でも洗えるんです!
具体的な手順はこちら。
- ボタンやファスナーを閉め、襟のカフスは外す。
- 裏返して洗濯ネットに入れる。
- おしゃれ着用洗剤を使い、ドライコースかおしゃれ着コースで洗濯。
- 脱水は30~60秒くらいで行う。
この時、洗濯で使う水の温度に注意が必要です。
ウールが混ざっている素材の場合、温かいお湯で洗うと縮んでしまう恐れがあるからです。
洗濯絵表示に上限水温の記載があるので、お風呂の残り湯を使う場合は、特に注意して確認しましょう!
便利な洗濯機の力も借りて、制服を清潔に保ちたいですね。
砂や泥汚れを落とそう
毎日の学校生活では、休み時間に走り回ったりなど、制服に汚れが付く場面はいっぱいあります。
私も中学生の時、校庭で長縄跳びをしたあとに自分の制服を見て、驚きました。
制服が砂汚れで真っ白になっていたんです…!
しかも、手ではたいてもなかなか取れにくいんですよね。
砂や泥汚れは水溶性の汚れなので、水に溶けやすいです。
ただ、時間が経つとどんどん取れにくくなるので、なるべく早く洗濯するのが良いですよ。
それでは手順です。
- 汚れている部分に30~40度くらいのお湯をかけ、汚れを溶かす。
- 汚れている部分にあて布をし粉末の中性洗剤を付け、ブラシ等でかるく叩く。
- あて布に汚れを染み込ませるイメージ。
- 完了したら洗濯ネットに入れ、ドライコースかおしゃれ着コースで洗濯。
- 30~60秒間脱水する。
私の場合、制服のメンテナンスをマメにするタイプではなかったので、汚れても手ではたいてごまかしていたんですよね。汗
きれいに汚れを落とすためには、早めの対処が肝心なんだね。
汚れた時はほったらかしにせず、早めに洗濯してきれいにしましょう!
ボールペンやマジックペンのシミを落とそう
ボールペンやマジックペンなどは、油溶性の汚れで水に溶けにくいです。
そのため、先ほどお話しした泥汚れを落とす方法では、きれいに落ちません。
では、手順を見てみましょう。
- 汚れている部分に30~40度くらいのお湯をかけ、汚れを溶かす。
- 汚れている部分にあて布をし、粉末の中性洗剤と酸素系漂白剤を付ける。
- あて布に汚れを染み込ませるイメージで、ブラシ等でかるく叩く。
- 5分ほど様子を見て、水で洗い流す。
- 生地への負担軽減のためネットに入れる。
- 酸素系漂白剤を使用しているので、他の洗濯物の色落ちを防ぐため単独で洗濯する。
- 洗濯機のドライコースかおしゃれ着コースで洗濯。
- 30~60秒間脱水する。
手順の流れは、泥汚れを落とす方法とほぼ同じですね!
違いは粉末の中性洗剤だけでなく、酸素系漂白剤も使うという点。
ただ、制服の洗濯絵表示に「漂白剤不可」とある場合は使用ストップです!
その時は酸素系漂白剤ではなく、ベンジンを使いましょう。
ベンジンってなんだろう?
ベンジンとは、石油から作られた液体のことです。
油汚れは油で落ちるので、ベンジンもシミ抜きに使える、立派な武器なんですよ。
最大の特徴は、生地を傷めずガンコな汚れも落としてくれるということ。
デリケートな素材のものにも使えます。
ただ、ベンジンを取り扱っているお店はあまりないようなので、大型のドラッグストアかネットでの購入になるかと思います。
購入の際は、「シミ抜き用」と表記があるものを選んでくださいね。
また、引火しやすい液体なので火の近くに置くのはNGです。
制服によく出るテカリを抑えよう
制服を何回か着ていると、部分的に出てくるテカリ。
肘やお尻、背中によく出てきませんか?
シミや汚れではありませんが、このテカリも気になってきますよね。
次からは、テカリの原因と対策について調べてみました。
一緒に見ていきましょう!
テカリってなんで出るの?
原因は、制服の生地の繊維が摩擦や圧力などにより、つぶれたり切れたりして平らになるからなんです。
そのため、よく摩擦が起こる肘や背中などがテカってくるんですよね。
学校では、椅子に座ったり背もたれによりかかったり、勉強の時にひじをついたりします。テカリの要因を完全に避けるのは難しいですよね。
ところが、自宅でもできるテカリの対処法があるんです。
気になった時には、ぜひ試してみて下さいね!
テカリを抑える方法とは?
実は、繊維が完全に擦り切れてしまっている場合は、テカリを完璧に消す事ができないんです。
完全に消えないだなんて、なんでだろう?
まず、テカリを抑えるポイントとは「つぶれた繊維を立ち上がらせること」なんですよね。
そのため、繊維が切れている=立ち上がらせる繊維がない状態なので、その場合はテカリを完全に消すのは難しいんです。涙
繊維の状態によるけど、ある程度はテカリを抑えられるかも…!
さっそく試してみたいな。
具体的な手順はこちら。
- スチームアイロンを浮かし、テカリが気になる部分にスチームをかける。
- 毛を起き上がらせるようにブラシで優しくこする。
- そのまま吊るし自然乾燥。
何回も着ていると、どうしても気になってくるテカリ。
一度出るとどうにもならない…と思いがちですが、お家でのケアで少しでも抑えられるのは嬉しいですよね。
制服の正しい干し方は?
洗い方はわかったけど、干し方のポイントも知りたい!
いくら気を付けて洗っても、適当に干すと型崩れを引き起こし、台無しになるかも…。
そこで、干す時のポイントを制服のジャンル別に調べてみました。
順番にご紹介しますね!
学ラン、セーラー服、ブレザーの干し方
干す時のポイントはこちら。
- 服をかける部分が太めのハンガーを使う。
- 制服の前ボタンを外し形を整えてかける。
- 色褪せを防ぐため陰干しする。
針金ハンガーのような幅が細いものを使うと、変な型が付く恐れがあります。
どんなハンガーを使うのかもポイントの一つですね!
スラックス、スカート
プリーツスカートって、干すのが難しそうですよね。
私も中学生の時、スカートのひだがキレイに仕上がるか、不安になりながら洗濯していた記憶があります。
スラックスやスカートを干す時のポイントを見てみましょう。
- ピンチハンガーでウエスト部分を止め筒状に干す。
- 色褪せを防ぐため陰干しする。
- プリーツスカートは、ウエストと裾を持って縦方向に軽く引っ張り、プリーツの形を整えシワを伸ばす。
- スラックスも、シワを伸ばしてから干す。
特に注意したい点は、「きちんとシワや形を整えてから干す」という事。
乾いてからシワや形を整えようとしても、なかなか上手くできません。
実際私も、適当に干して乾かしてしまい、シワシワになってしまった事があります。汗
また、スカートが乾いた後にプリーツの仕上がりが気になる場合は、アイロンを使いましょう。
プリーツの裾を洗濯ばさみでとめ、あて布をしてスチームをかけるときれいに仕上がりますよ。
まとめ
- 制服についている洗濯絵表示を見て、手洗いマークか洗濯機マークがあるか確認。
- 洗濯の前に、ポケットの中身やボタンが取れかけていないかチェック。
- 手洗いマークのものは優しく押し洗いをするのがポイント。
- 洗濯機マークのものは、ネットに入れドライコースかおしゃれ着コースで洗う。
- 砂や泥汚れが付いたら早めに対処を。
- 干す時は形を整えシワを伸ばし、陰干しする。
- テカリは繊維を立ち上がらせると抑えられる。
制服が汚れる度にクリーニングに出すのは、経済的にもタイミング的にも難しいですよね。
ポイントを抑え、自宅でも洗濯をし清潔に保ちましょう!
きれいな制服で毎日の学校生活を過ごしたいですね。