キャンプの時に使うテントやタープ、片付けの時にそのまま収納袋に入れて次に使う時まで触らず、なんてことはありませんか?
汚れたら洗濯機で洗えばいいやと思っても、実は洗濯機は使えないことが多いんです。
とはいえ、汚れたままにしておくと最悪使えなくなってしまうかも。
たまにしか使わないし、高かったのに買い替えなんてそんな…。
簡単に洗えないからこそ、汚れの定着を防ぎ、かつ劣化のスピードを遅らせることが大事なんです。
使った後は早めに汚れを落としてしっかり乾燥させる、これだけで洗わなくても綺麗さを保つことできたら楽ですよね。
何年かに一度はプロに頼んで洗濯してもらい、オプションの施工で性能アップさせましょう!
今日は、手間をかけずに綺麗さを保つ方法をご紹介したいと思います。
テントやタープは洗濯できない?
自宅やコインランドリーで洗えるかな〜と、考えたことはありませんか?
でも、アウトドア用品は金具の部品がついていて、洗濯機の故障に繋がるので使えないんです。
また、頻繁に水洗いをしたり、間違った洗剤を使ってしまうのも防水性が落ちる原因に…。
とはいえ、何もしないで置いておくのも良くないんですよね。
- 加水分解を起こしやすくなる
- カビが発生する
文字の通り水が加わって起きる化学反応で、この加水分解が原因で生地の劣化が起きてしまいます。
一番分かりやすいのは、生地がベタベタしてくること!
ひどくなるともう広げることが出来ず、使えなくなってしまいます。
生地裏の防水のシームテープが剥がれてくることも症状の一つなので、気をつけて見ておきましょう。
また、完全に乾いてないまま収納してしまうとカビが発生して悪臭の原因になります。
水分は大敵ってことですね…。
テントやタープを洗濯ではなく綺麗にする方法
洗濯できないとはいえ、綺麗さを長持ちさせる方法はあります◎
厄介な加水分解は「経年劣化」なので、いずれ起きることではあるんですが、扱い方によって何年も寿命を延ばすことができます。
小まめにセルフクリーニングを心がけたうえに、数年に一度や汚れがひどい時はクリーニングに出してプロの手にお任せすると良いですね。
使った後は汚れを落とす
簡単に洗濯できないからこそ、使ったらその都度綺麗にしましょう。
- 汚れはすぐに拭き取る、汚れたままにしない
- 撤収の時は全体を拭き掃除する
- 重要!収納する前はしっかり乾かす
バーベキューでの油や泥の汚れはもちろんですが、目に見えない樹液など一度使うと意外といろんな汚れが付いています。
撤収の時は、見ためでは汚れていなくても全体を拭くようにしましょう。
ちなみに私は、キャンプで片付けの時はこうやってます。
- テントだけの状態まで全て片付ける
- ウエットシートで簡単に中も外も拭く
- 帰るギリギリまで車や木の枝に吊るして乾かす
気をつけていることは、綺麗に乾いてから収納すること。
これだけしかしていないんですが、我が家のテントは使い始めて3年で一度も洗ったことなく、今のところベタベタもせず綺麗さを保っています。
とはいうものの、自宅に洗う場所がある方は年に一度の水洗いをお勧めします。
天気が良い日に水で洗い流して干しておく、これだけでも充分ですよね。
キャンプ場でテントのお手入れを済ませる場合も、自宅で洗う場合も、しっかり乾いたのを確認して収納しましょう。
数年に一度はクリーニングでプロに頼む
初めて知った時「テントにもクリーニング専門店があるんだ!」と驚きました。
フライシートもインナーも全部自宅で綺麗に洗うなんて、たたみ方も下手くそな私からすると「撤収で片付け大変だったのに、また自宅で同じことするなんてとても重労働」と、とてもやる気が起きませんでした…。
普段目に見えた汚れは拭き取ってるんですが、衛生的にもたまには丸洗いしたい!と思っていたのでぜひ活用させて頂きたいです。
- プロの手で綺麗にしてもらえる
- 性能をアップさせるオプションメニューがある
テントやタープだけでなく、アウトドアグッズ全般の取り扱いがある業者様もあって、これはとても需要が高そうです。
扱い方がいまいち分からないものは、クリーニングに出した方が間違いないですよね。
ちなみに私は、こちらのクリーニング業者様のサイトを参考にしました!
専門店ならではの撥水加工や、錆・カビ落とし、UVカットなどなど…。
オプションメニューの充実さが、さすがアウトドアのプロ!という感じですね。
- 特殊な分、費用が高め
- 取扱業者が少ない為、作業待ちが長いこともある
気になる点は、やっぱり費用ですよね。
それぞれの業者様によるとは思いますが、洗濯だけで大体1万円以上はします。
オプションも1施工あたりの価格が結構高めなので、クリーニングに出す際は金額の確認をして心の準備をしておきましょう。
また、特殊なクリーニングなので、返送までに数週間かかることもあるようでした。
次に使う予定が無い時に、余裕を持って出した方が安心ですね。
高価とはいえ、さすが専門の方々なので頼みたくなるサービスがたくさんありました。
雨に濡れた時はキャンプ場から直送可能だったり、使わない時はテントの保管もしてくれたり…。
そのひと手間がとても助かり魅力的なので、ついお願いしてみたくなっちゃいますよね。
業者様によってサービス内容も金額も違うと思いますので、ホームページなどでご確認をお願いします。
保管する際に気をつけたいこと
専門店には依頼せずに自宅で保管するときは、収納袋に入れて保管で問題ないですが、湿気には気をつけましょう。
私も前にアウトドアチェアをベランダで使った後、収納袋を被せてそのまま置いてたんですが、気づいたらびっしりと黒いカビが生えてました。
雨に濡れた訳じゃないのに…。
せっかく乾燥させて収納しても、湿気があると加水分解が起きたり、カビや虫食いが起こったりしてしまうかもしれません。
長期間使う予定がない時はたまに袋から出して、風通しのいい場所に少し吊しておくと良さそうですね。
ただ、長時間の直射日光にもあまり良くないので、日陰で優しく休憩させましょう。
寝袋は洗濯可能?
テントやタープと同じくらい必需品なのが、寝袋ですね。
キャンプはお風呂に入れないということもあって「汗や汚れをつけたまま寝るの?じゃあ寝袋はさすがに洗えるよね?」と、不安になった私はすぐに調べました。
こちらは直接肌に触れるので、洗濯可能なものが多いようです。
うちのは自宅の洗濯機で、ネットに入れて簡単に洗えたよ!
とはいえ、中綿が入っているので洗いすぎも良くないようでした。
なので私は、使った後は濡らした布で拭いて陰干しをして、匂いや汚れが気になったら洗うようにしました。
また、中綿の素材で洗い方が変わるので、どんな洗い方ができるかは洗濯表示を確認して、適切な洗濯と乾燥の方法で行ってくださいね。
まとめ
アウトドアを始めて、洗うものなのか分からずつい放置しがちなテント・タープ・寝袋。
洗濯ができるのか、洗濯以外でどうやって綺麗にするのか、調べてまとめてみました。
- 汚れたらその都度拭いて汚れを落とす
- 一番大事なのは乾かすこと
- 年に一度の水洗いはお勧め
- 長期保管の際は湿気に気をつける
- 数年に一度はクリーニングを依頼する
- 肌に直接触れる寝袋は自宅で洗濯できる
まだ数回しか使っていなかったり、パッと見だけでは汚れていないように見えても、意外と汚れが付いています。
洗濯機は使えないので、自宅で手洗いをするか、洗うスペースがなくても汚れたままにならないよう汚れを拭き取りましょう。
普段扱い慣れないものなので、専門の方にお任せできるのは本当に心強いですよね。
出費は大きいですが数年に一度は、クリーニング+オプションの施工もお願いして、綺麗さを長持ちさせましょう。
私も今度UVカットなどのオプションの施工も含めて、クリーニングを依頼させてもらいます!