洗濯担当の頭を悩ませるのがティッシュ。
私の小学生の弟は、ティッシュを使うと、とりあえずズボンのポケットにイン!
時にはティッシュ入りのズボンを、そのまま洗濯機に突っ込んでしまうんです。
6人家族の我が家は、1度やってしまうと大量の洗濯物に被害が!
真っ黒なTシャツについた白いドットマークに、ため息を抑えきれません。
量が多い分、ティッシュの後始末も大変…。
大人数家族の洗濯担当さん、この記事を通して、簡単に短時間でティッシュを後始末する方法を一緒に見ていきましょう!
洗ったティッシュが取れにくい原因は2つ
横着な私は、ティッシュまみれの洗濯物は手でティッシュを叩き落しておけばいっかと思っていました。
洗濯物が乾いてから、ティッシュが頑固に絡みついていることに気づきましたが、時すでに遅し。
その日1回目の洗濯物は、洗い直す羽目になってしまったんです。
洗っちゃったティッシュが落ちにくい理由は?
その原因はティッシュの素材と静電気にあります。
ティッシュは、ぬれた物を拭いてもすぐ破けないよう、ある程度水への耐久性があります。
だからこそ、洗濯機で水にぬれて微妙にほぐれた繊維が、洗濯物に引っかかってしまうんです。
静電気については、洗濯機をまわしたときの摩擦と大きな関係があります。
ティッシュと洗濯物は、洗濯機が回る度にこすれ合って静電気を生み、お互い強固に結びついてしまうんです!
そのまま叩いてもティッシュが取れなかったのはそのせいか!
原因を知っておくと、簡単にティッシュを後始末するための手がかりになりますよ。
実は最優先事項!?洗濯機クリーニングの方法
まずは洗濯物のティッシュから片づける…のではなく、私は時短のために、「洗濯機⇒洗濯物」という順番でのクリーニングをおすすめします!
大人数分の洗濯担当をしていると、1日に2回以上は洗濯機を回すのではないでしょうか?
私はタオルと衣類を分けて洗うので、1日2、3回は回しています。
もし洗濯機を先にクリーニングしておけば、犠牲になった洗濯物をきれいにしている間に、まだ洗っていない分の洗濯までできちゃいます!
そんな時短術を実現できるよう、洗濯機の型別クリーニング方法からご紹介します。
タテ型なら「すすぎと脱水」で洗い流す
タテ型洗濯機のクリーニング方法は、わずか3ステップで終了です!
- 目につく大きめのティッシュは、先に拾って捨てる。
- 洗濯物が入っていない状態で、洗濯槽いっぱいに水をためてすすぎと排水。
- フィルターをぬるま湯につけて手洗い。
フィルターは基本は手洗いしますが、私は汚れが落ちにくいときは、使わない歯ブラシなどでこすり落とすようにしています。
余裕があるなら、排水前にごみ取り用のハンディータイプのネットを使用してティッシュをすくい取ると、よりきれいになりますよ!
ドラム式はパーツごとに点検とクリーニング
- 大きめのティッシュは、先に拾って捨てる。
- ホース・排水口の詰まりをチェックして、必要であれば掃除する。
- 「洗い」の設定で洗濯機を回す。(「洗濯槽洗浄コース」でもOK)
- 乾燥機能用と洗濯用のフィルターを掃除する。
ドラム式洗濯機のクリーニングは、以上の4ステップ!
タテ型洗濯機と異なる、「排水口とホース」と「フィルター」についてちょぴり補足させてください。
排水口やホース部分には、洗ったティッシュが詰まっている可能性があります。
今後の洗濯の質を下げないためにチェックしましょう!
詰まりが取れにくいときは、細長い棒状のものを使用すればきれいになりますよ。
フィルターについては、ドラム式洗濯機の場合、乾燥機能用のフィルターと洗濯用のフィルターが備え付けてあります。
毎日何度も洗濯をすると、フィルターは数日もすれば糸くずでいっぱい。
チェックする機会は多いと思いますが、ティッシュと洗濯したときも欠かさず行いましょう!
両方のフィルターを清潔に保つことで、洗濯機の不具合を未然に防ぐことができます。
ティッシュとおさらば!洗濯物クリーニングの方法
洗濯機がきれいになったら、洗濯物のクリーニングに入りましょう!
大人数分の洗濯物を相手にするときに重宝な、簡単・短時間にフォーカスした3つの方法をご紹介します。
乾燥機でティッシュをカラカラに
お家に乾燥機があるなら、活用しない手はありません。
乾燥機に20分ほどかければ、遠心力もあいまってティッシュがぽろぽろ落ちてきます。
乾燥機内のティッシュは、掃除機で吸いとればOK。
私は家に乾燥機がないので、この方法は実践不可能…かと思いきや、コインランドリーの利用も可能なんです。
ただしティッシュの量によっては、フィルターを詰まらせてしまう可能性があります。
ティッシュがあまりに多い場合は、これからご紹介する、他の方法を参考にしてみてください!
柔軟剤 or お酢 で静電気を撃退
【必要なもの】
- 柔軟剤(洗濯のときと同じ量)又は お酢(約200cc)
- 掃除機
洗濯機「すすぎ1・脱水1」のコースで、柔軟剤、またはお酢を投入するこちらの方法。
柔軟剤の成分に含まれる活性剤や、お酢の成分である酸は、静電気を抑制して、洗濯物を滑らかにしてくれる効果があるんです。
ちなみに、お酢を入れたら洗濯物に臭いがついてしまうのでは?と心配はいりませんよ。
臭いうつりはない上に、洗濯物の消臭効果まで備えていて、まさに一石二鳥!
洗い終わった洗濯物は、ひらけた場所でバサバサ振り、床に落ちたティッシュは掃除機で吸えば完了。
洗濯機に任せるだけなので、時間も手間も大幅カットできちゃいます!
スポンジやネットでこすり落とす
洗濯物の乾燥後に、スポンジやネット(ミカンなどが入った野菜ネット、水切りネット)を使ったクリーニングもできます。
- 大きいティッシュは先に振り落としておく。
- 洗濯物の下に新聞紙を敷いておく。
- スポンジであれば固くザラザラした面を使用し、ネットであれば手に被せる。
手前から奥の方向に滑らせて、洗濯物の表面をやさしくこする。 - 新聞紙を丸めて捨てる。
より細かなティッシュもかき出すためには、なるべく網目の小さいものがベター。
強い力でこすると、衣類の劣化や肌触りの悪さにつながります。
小学生の弟は、肌触りが少しでもチクチクすると「着たくない!」と言い放つので、ここは気を付けたいポイント…。
あくまでも優しく、なでる感覚でこすってみましょう。
こすり落としたティッシュは新聞紙の上にまとまっていて、後始末も簡単です!
まとめ
大人数分の洗濯は、1日に何度も洗濯機を回すだけでなく、乾かして畳むことも考えると、時間のかかる作業ですよね。
更にティッシュの対処までしなければならない…そんな洗濯担当さんお伝えしたい!
簡単に短時間でティッシュを後始末できる方法は、以下の通りです。
- ティッシュが取れないのはティッシュの素材と静電気が原因。
- クリーニングの順番は洗濯機⇒洗濯物がおすすめ!
- タテ型洗濯機のクリーニングは、「すすぎ」「排水」でティッシュを洗い流してからフィルター掃除。
- ドラム型洗濯機のクリーニングは、ホース・排水口のチェックをしてから「洗い」モードで洗浄してフィルター掃除。
- 洗濯物は柔軟剤かお酢を入れて再洗濯。
- 乾燥機にかければ、遠心力でぽろぽろ取れる。
- 野菜ネットやスポンジでこするなら、新聞紙を敷く。
洗濯担当さんがティッシュと簡単に決別して、少しでも負担を軽くできる、そんな手助けになればうれしいです!