誤解!洗濯物のつけおきは長時間ではなく短時間!?その理由は?

クリーニングと洗濯の違い

子供の衣類の汚れ、驚くほど頑固ですよね?
「ゔわっ」と声が出てしまうほどの泥汚れ。
また、食べこぼしは日常茶飯事。
主婦にとって毎日の洗濯は、汚れと戦いのようです。

そのため、頑固な汚れほどつけおきしてから洗うのではないでしょうか?
私は朝に洗濯するため、一晩つけおきしてから洗います。
一晩つけおきしておけば、きっと汚れはとれるはず!と期待を込めて。

しかし!
実は、それは間違っていたんです!!

そうなの?でも、少しの時間では不安よ。

私のようにちょっとの時間では汚れが取れないと思っている方が多いと思います。
しかし、逆に長時間ではデメリットが多いことがわかったんです!
なぜ間違いなのか理由をご説明していきます。

一晩のつけおきはなぜ間違い?

長時間つけておいた方が綺麗になると信じていた方にとって、それが間違いだとは受け入れ難いのではないでしょうか?
私もなかなか信じられませんでした。
また一晩のつけおきは綺麗になるだけでなく、朝の洗濯の手間が減るため、わりとやってしまいがちなんです。
しかし、以下の理由を知って間違いに納得できちゃいます。

  • 色落ちや色移りする
  • カビが生えてしまう
  • 衣類が傷んでしまう

つけおきは洗濯前の一手間になるため、特に忙しい時は面倒に感じやすいです。
実際、私も朝の一手間が面倒で、すぐ洗濯機を回せるようにとしていました。

しかし、ずっと洗剤液に浸していると濃い色物ほど色落ちしやすくなります。
また、洗剤液が腐敗し、カビも生えやすくなるんです。
さらに、ポリエステルは汚れを吸着する性質があり、綺麗な部分まで黒ずんだり、色が移りやすくなったりします。

以前、ネイビーの服を一晩つけおきした時、水がネイビー色になっていて驚いたことがありました。
さいわい、他の部分へ色移りはしませんでしたが、長時間つけておくと色がこんなに落ちてしまうのだと実感しました。
また、デニム生地を一晩つけおきした時は特に汚れが酷かったお尻の部分の生地が白っぽくなってしまったんです。

やはり過去を思い返しても、一晩のつけおきにはメリットがなく、衣類へのダメージが大きいことがわかります。
色落ちを経験しておきながら、それが正しいと思っていた自分が恥ずかしいです。

カビまで生えちゃうなんて驚きよ。洗濯前の一手間の手を抜いちゃいけないわね。

洗濯物のつけおき時間はどれくらい?つけおき洗いについて知ろう!

一晩のつけおきは、デメリットが多く衣類にダメージがでてしまうことがわかりましたね。
では、つけおきはどれくらいの時間がよいのでしょう?

それでは、お答えします!
つけおきは最大30分です!

基本的に5〜10分でも十分とされているため、途中で汚れの様子をみながらつけおきすると色移りなどの心配がありません。
また、汚れの度合いによって多少変わります。

つけおきの利点は何?基本をおさらい!

先程、一晩のつけおきが間違いだと話ましたが、そもそものメリットは何かわかりますか?
汚れを落としやすくするだけかと思いがちですが、それだけではないんです!

  • 型崩れしない
  • 消臭効果がある
  • 生地を傷めず、汚れを浮かせることができる

正しいつけおきをすると嬉しいことがたくさんあります。
ダメージも少なく、一晩つけおきするのとは効果が大違いです。
また、消臭効果もあるため、汗をかいて汚れた衣類はダブル効果が得られますね!

汚れを浮かせてスッキリ!正しいやり方とは?

つけおきと言っても、ただ洗剤液に入れて30分待つだけじゃないんです!
しかし、それで汚れが全く落ちないわけではありません。
ですが、より綺麗に落とすために効果的な方法で洗いたいはずです。

正しいやり方

  1. タグを確認する
  2. バケツ等にぬるま湯と洗剤を入れる
  3. 衣類を入れ、汚れの状態を見ながらつけおきする
  4. 汚れた水をすて、綺麗な水ですすぐ
  5. 洗濯機で洗う

洗濯機で洗う時もですが、つけおきも事前にタグの確認が必要です。
また、色落ちがしやすいもの、ビーズやスパンコールなどがついているもの、アップリケやプリントがついているものなどは取れてしまったり剥がれてしまうため、つけおきをしない方が無難です。

また、水よりもぬるま湯の方が洗浄力が高くなります。
食器を洗う時もぬるま湯のほうが油汚れが綺麗に落ちますよね?
それと同じです。
しかし、熱に弱い衣類もあるため注意が必要です。

ワンポイントアドバイス!

つけおきする汚れの中で泥汚れが一番頑固だと思います。
見るのも触るのも嫌で、泥汚れをすぐに洗ってしまいませんか?
しかし、泥は不溶性で水に溶けません。
そのため、そのまま洗ってしまうと砂が繊維の奥まで入り込んでしまい取れにくくなるんです!
正しくは、泥や砂を払い、洗剤を直接付けて手洗いしてからつけおきすると綺麗に汚れがとれやすくなります。

正しい洗い方で洗うと今までより綺麗に洗えるのね。これから、つけおき洗いを見直さなきゃ!

つけおきの洗剤は普段のものでいい?洗剤以外もご紹介します!

つけおきに使う洗剤は、普段のお洗濯で使っているもので大丈夫です!
しかし、使用量は必ず守ってください。
多く入れ過ぎてしまうと、衣類が傷んでしまったり、すすぎが足りなく洗剤が残ってしまったりします。
最近は、つけおきする場合の量を記載している洗剤もあるため、よく裏面を確認してみてくださいね!

ところで、普段の洗剤以外でもつけおきができちゃうって知っていましたか?
私は洗濯用洗剤を使うことしか知らなかったため驚きでした。

そのアイテムは、最近よく見聞きする重曹クエン酸です!

重曹は洗浄、消臭、漂白に効果があります。アルカリ性なため、油汚れにも最適です!
そのため、皮脂汚れや臭いが気になるもの、子供の食べこぼしなどを綺麗に落としてくれます。

クエン酸は酸なので漂白、殺菌、除菌に効果があります。
また、驚きなのが柔軟剤のように衣類をふんわりと仕上げてくれる効果もあるんです。

どちらも、スーパーやドラッグストアなどいろんなお店で売られていますね。
最近、お掃除の定番としても使われています。
お掃除で使うイメージが強かったのですが、洗濯にも使えるので万能アイテムですね!

嬉しいポイントとして洗剤は衣類のダメージを心配してしまいますが、重曹とクエン酸はその必要がありません。
また、川や海の汚染もしないため環境にも優しいです。
さまざまな影響が少ないため、洗剤だけに頼らないのもいいですね!

参考:木曽路物産株式会社HPより

まとめ

  • 長時間のつけおきは、色落ちや色移りだけでなく、衣類が傷みやすくなる。
  • つけおきは様子をみながら最大で30分間行う。
  • 正しい方法で行うと、型崩れや傷みが少ない。
  • つけおきする時は、衣類の表示を確認し、ぬるま湯を使うと良い。
  • 泥汚れは、泥や砂を払ってからつけおきすると汚れが落ちやすくなる。
  • 重曹やクエン酸は洗剤の代用ができ、衣類へのダメージが少なく、環境にも優しい。

子供の衣類は、日々何かしらの汚れがついてしまいます。
大変な家事と育児で汚れを見るのも嫌になってしまいますが、正しくつけおき洗いして綺麗な服を着させてあげたいですね!

「汚れなんて怖くない!」それくらいの気持ちでいましょう!

タイトルとURLをコピーしました