衣類をクリーニングに出そうと思って洗濯表示を確認したら「どこにも見当たらない!」という経験はありませんか?
洗濯表示がないとクリーニング屋さんに断られるかも…
もし断られなくても縮んだり色落ちがしたらどうしようなど、考えてしましますよね。
そこで今回は「そもそも洗濯表示ってなんなの?」
「洗濯表示ってクリーニングに出すときそんなに重要なの?」など
洗濯表示がない服をクリーニングに出せるのか?という疑問から対処方法までご紹介していきます。
洗濯表示とは?
洗濯表示とは家庭での洗濯方法、乾燥の方法、アイロンの温度設定やクリーニングの種類など衣類に適したお手入れを記号などを使って表したものです。
これまでは、国内で販売されているものは日本の基準により定められた表示方法で、近年では海外との流通が増え、海外から輸入されている衣類などに日本と海外の両方の洗濯表示が付いている場合がありました。
そこで消費者の利便性を考え、2016年から国際規格の表示に国内外統一した表示になりました。
国際表示になってたんだね~
自分であんまり見ないから、こうやって見てもよく分からないよ。
洗濯の特に見るから何となくは分かるわ~
でも詳しくは分からないかも。
洗濯表示の見方とポイントは?
自分で洗濯やクリーニングに出す手配をしている人は、ある程度理解していると思います。
しかし、あまり家事をしたことがない人にとって、なんとなく分かってはいるけど理解はしていない物の1つではないでしょうか。
洗濯表示記号
新しくなった洗濯表示は以前の表示の22種類から、5種類の基本記号に付加記号と数字を組み合わせた41種類になっています。
表になってたら何となくは分かるけど、細かい意味までは分からないよ。
そうね~説明がないと分からないところもあるわ。
国際表示になりシンプルな記号になったので、基本的な記号や数字の意味がある程度理解できないと分からない部分もあるかもしれません。
基本が分かれば難しくはないので、この機会に覚えてみて下さいね。
洗濯表示の見方
5つの基本記号「家庭での洗濯の仕方」「漂白の仕方」「乾燥の仕方」「アイロンのかけ方」「クリーニングの種類」をベースに作られています。
そこに洗濯の強さや、アイロンや乾燥の温度などを表す線や点、数字などの付加記号が組み合わされます。
確かに記号と数字の組み合わせだから、基本さえ覚えておけば良さそうだね。
そうね~でもこうやって改めて見ると、洗濯表示って結構重要なのね。
洗濯表示がない場合ってどんな状況?
国内で普通に売られている衣類で洗濯表示が無いと言うことは基本的にありません。
日本では洗濯表示が記載されている「品質表示」は、一般の消費者を保護する目的で家庭用品品質表示法で義務付けされています。
例えばハンドメイドや海外から個人輸入した物でも、一般消費者に販売する物であれば表示をする対象になります。
僕は洗濯表示がないって経験はない気がするけど。
私はネットで買った服についてない時があったわ。
洗濯表示がない可能性がある場合
- 自分で切って捨てた
- 表示の絵や文字が消えて見えなくなってる
- 古着を買った
- 海外から個人輸入した
- ハンドメイド(貰ったり自分で作った)
などが考えられます。
確かに古着は無い場合も考えられるよね。
そうね~私は邪魔で切ったことがあるけどね。
でも洗濯表示ってどこにつけるのか決まりはあるの?
洗濯表示はどこに付いているの?
洗濯表示は洋服の簡単に取れないような場所につける必要があります。
ほとんどの場合は洋服の内側サイドの下の方などが多いようでが、最近では繊維製品に直接印刷している場合や、ポケットの中などに付いていることもあるので見つからない場合はすべてチェックしてみましょう。
それでも見つからない場合は?
買ってあまり年数がたっていない物なら、購入したお店やメーカーに直接問い合わせてみましょう。
洗濯表示がないと自分で洗っていいのか、クリーニングに出すのかの判断も出来ないよね。
そうよね~特殊な生地の服はクリーニング屋さんも洗濯表示がないと判断が難しいかもしれないわね。
洗濯表示がない服はクリーニングに出せるの?
衣類の素材や手作りなど様々な加工が施されている場合は預かってもらえない事もあります。
各店のクリーニング技術や方針などによって対応は違うようなので、気になるときは問い合わせてみましょう。
HPに掲載されているクリーニング店の対応をまとめてみました。
白洋舎
- クリーニングの方法については基本的に洗濯表示を従って作業している
- 洗濯表示が付いてない場合は、素材などの見た目から適切な方法を判断している
クリーニングのデア
- 洗濯表示が無い、または洗濯表示でクリーニング等が出来ない衣類でも受け付けてくれる
- 衣類の素材や状態を確認して、料金やリスクをお知らせして納得してもらい作業を開始する
リネット
- 品質を保証できない物(洗濯表示のない衣類など)に関しては原則受け付けていない
- 担当者が衣類をチェックして問題なくクリーニングできると判断した場合は、例外として受け付けている
上記を見る限り、中には洗濯表示が無いというだけで断られる場合もありますが、特殊なものでない限り受け付けてくれそうですね。
補償対象にはならない可能性はありますが、諦めずに衣類を持って行ってお店に相談してみましょう。
洗濯表示が無くてもお店によってはクリーニングしてくれるんだね。
ちょっと安心したよ。
でもないよりはあった方が安心できるわ。
洗濯表示が無くて困らないために気をつける事は?
洗濯表示が無くてもお店によってはクリーニングは出来る場合がほとんどですが、シミができたり縮んだりしても補償の対象にならないようです。
そういったことが無いようにするためにも、購入する時などに気をつける事をまとめてみました。
- 購入する時に必ず洗濯表示の確認をする
- 海外から直接買うときなど問い合わせをしっかりする
- どうしても肌に触れて気になる場合は取り付け場所を自分でかえる
- ハンドメイドなどの場合は、使う素材を確認する
つい忘れてしまう事ですが、せっかく購入した大切な洋服を長く着るためにも、少しの手間なので惜しまないようにして下さいね。
まとめ
- 洗濯表示は衣類に適したお手入れ方法を記号を使って表したもの
- 国内で普通に売られている服には洗濯表示をつける義務がある
- 洗濯表示は簡単に取れない場所に付いている
- 海外から購入したものや、古着などは注意が必要
今回は洗濯表示が無い服をクリーニングに出せるのかという疑問から、対処方法までご紹介してきましたがいかがでしたか?
洗濯表示がない場合でもクリーニングを受け付けてくれるお店はあるようです。
しかし補償がないなどリスクがあるのも確かです。
お気に入りの服をクリーニングに出して失敗した!ってことの無いように
この機会に、洗濯表示の重要性を見直してみて下さい。