仕事がお休みの日は、家中の掃除に溜まった洗濯物。
なかなかノンビリする時間を作れないワーキングマザーさん。
いつもお疲れ様です。
溜まった洗濯物をやっと回し終わって干すときに
あれ!この汚れ何だろう?
って手が止まる時はありませんか?
衣類の染みには色々な成分がありますが、油性の染みは家庭の洗濯機で普通に洗うのでは落ちないことがあります。
でも、油染みって家庭にあるものを使って落とせるんですよ。
この記事では、日常生活で付いてしまう油染みを家庭で落とす方法をお伝えしますね。
衣服に油染みが付くのはどんな時?
やっぱりお汁飛ばしちゃった(涙)
カレーうどんは汁はねしないで食べられないよ~
こんな風に、油汚れって日常のちょっとした場面で付いてしまいます。
カレーやラーメン、焼肉などの食事中にうっかりって事は、よくあるのではないでしょうか?
その他、あなたが毎日使っているファンデーションや口紅などの化粧品にも油が使われているんですって。
また乾燥対策で、色々なところに天然オイルを使ったりする人も多いのでは。
私も保湿のために髪や顔に天然オイルを使ったりしてるんですけど、この間誤って自分の服にポタっと落としてしまったんです。
その時は、オイルと言っても料理油と違ってサラサラだし洗濯機で洗ったら大丈夫かなって。
でも、洗濯して乾かしたら残ってました。丸いオイル汚れが(涙)
後は、人間の皮脂にも油分が含まれており、それによって染みが出来ることもあるんです。
お洋服の首元や脇のあたりが黄ばんだり黒ずんだりするのは、これが原因。
このように普通の生活の中でも油汚れが付く機会は多々あります。
ということで、油染みを落とす方法は、ぜひ知っておきたい知識と言えますよね。
家庭にあるもので油染みを落とす方法
汚れの種類にかかわらず、染みを落とすにはなるべく早く対処するのがベスト。
時間が経つと、汚れが繊維の奥にこびりついて落としにくくなってしまいます。
そこで、まずは自宅以外の場所で汚してしまった時の応急処置について、次に家庭で出来る色々な染み抜き方法についてお伝えしますね。
まず、応急処置をしましょう
汚れに気付いても外出中で、すぐに家には帰れない事もあるのではないでしょうか。
そんな時は、とりあえず応急処置をしましょう。
時間が経つと落ちにくくなるので、応急処置は重要です。
方法ははこちら。
(使うもの:タオル、ティッシュペーパー、ハンカチ、ハンドソープなどあるもので)
- 固形物があれば取り除く。
- ティッシュペーパーを当てて油汚れを出来るだけ吸い取る。(こするのはダメ)
- 油汚れの裏からタオル(無い場合はティッシュ)を当てる。
- ハンカチ(無い場合はティッシュ)にハンドソープなどを含ませて、汚れを押し出すように軽くたたく。
- キレイなハンカチ(無い場合はティッシュ)を濡らして軽くたたきハンドソープを拭き取る。
- 乾いたティッシュペーパーで水分を取り除く。
石けんなどの洗浄成分があるものが無い場合は、水を含ませたハンカチでたたくだけでも汚れの種類によっては効果があります。
これで完全に落ちない場合は、家に帰ってから出来るだけ早く染み抜き処理をしましょう。
また、落ちた場合でも洗浄剤が衣類に残っている場合があるので、家で洗濯をしましょう。
家庭で油染みをキレイにしましょう
いくつかの家庭にあるもので油染みを落とすことが出来ます。
しかし、お湯を使ったりするので事前に洗濯表示マークの確認が必要です。
また、デリケートな衣類や高価な物は念のためクリーニング店に任せた方が安心ですよ。
食器用洗剤を使う方法
食べ物による軽い油汚れには、台所で使う食器用の洗剤を使ってみましょう。
手順は下記の通りです。
- ぬるま湯に染みが付いた部分を浸ける。(温度は高い方が落ちやすいが、洗濯表示マークに従う事)
- 洗剤を付けて歯ブラシでこする。(汚れが広がらない様に細かくこする)
- 水で洗い流す。
- 普通に洗濯する。
台所用洗剤は、ほとんどが中性。
おしゃれ着用の洗濯洗剤と同じです。
つまり衣類に安心して使えるってことで、油汚れが付いたら最初に試してみましょう。
これで落ちない場合は、酸素系漂白剤を使って上記の手順をで試す、もしくは浸け置きしてみると落ちることがあります。
クレンジングオイルを使う方法
クレンジングオイルは油分を多く含む化粧品を落とすためのアイテムなので、衣類の油染みにも効果が期待できます。
手順は下記の通りで、下へ汚れを移すイメージでたたくのがポイント。
- 汚れの部分の下にタオルを敷く。
- 汚れの上からクレンジングオイルを付ける。
- 歯ブラシで軽くたたく。(こすらず汚れを落とす感じでたたく事)
- ぬるま湯に入れて、もみ洗いする。
- 普通に洗濯する。
クレンジングオイルは洗面所やバスルームに置いてあるのではないでしょうか?
メイクを落とすのとともに、お洋服の化粧品による汚れも落としておきたいですよね。
煮沸する方法
家に粉せっけんがあって染み抜きしたい物が丈夫な布(綿素材など)の場合、煮洗いも効果的です。
手順は下記の通りです。
- 鍋に1リットルのお湯と大さじ1程度の粉せっけんを入れ沸騰させる。
- 沸騰したら衣類を入れて15分位煮る。
- 衣類を冷まして乾かす。
綿素材のTシャツやトレーナーなど、丈夫な衣類には効果的な方法です。
煮沸することによって殺菌効果もあります。
油染みには重曹やセスキも効果的!
重曹とセスキ(セスキ炭酸ソーダ)はどちらも油染みに効果を発揮します。
セスキは正式にはセスキ炭酸ソーダと言います。(※以下セスキと表記)
油汚れに強いことから掃除にもよく使われていますが、洗濯にも活躍が期待できるんですよ。
どちらもホームセンターやドラッグストアに加えて、100均でも売られているんです。
重曹とセスキ、どっちがいいのかな?
重曹とセスキは、それぞれ特徴があります。
上手に使い分けて汚れをキレイにしたいですね。
重曹の効果と使い方
重曹は弱アルカリ性なので酸性の油染みに効果を発揮します。
特に皮脂汚れによる黄ばみの除去が得意なんですって。
重曹洗濯のメリットをまとめると下記の通り。
このようにお洗濯に大活躍の重曹ですが、気を付けないといけないこともあります。
普段の洗濯機でのお洗濯に重曹を加えることも可能ですが、温度設定が出来る洗濯機でないと面倒そうですね。
逆に、この水に溶けにくいという特徴を利用した良い使い方もあります。
手順はこちら。
この方法は、頑固な皮脂汚れや食器用洗剤で落ちなかった食べこぼし汚れにも効果がありますよ。
セスキの効果と使い方
セスキも重曹と同じ弱アルカリ性ですが、重曹よりアルカリ度が高く酸性の油汚れに対する洗浄力がより高くなります。
また、水に溶けやすいことから、お洗濯に使いやすいと言えますね。
それでは、セスキ洗濯のメリットです。
メリットがいっぱいのセスキですが、使用上の注意点はあります。
これらのことには気を付けてくださいね。
おしゃれ着洗濯には適しませんが、普段の洗濯機でのお洗濯で大活躍できそうですね。
そこで、洗濯機でセスキを使う方法です。
汚れや臭いが気になる時は、洗剤とセスキに洗濯物をつけて3時間程度置いてから洗うと洗浄力アップ。
また、部分汚れにはセスキを水で溶かしてスプレーするのも効果的です。
作り方は水100ミリリットルにセスキ1グラム。
皮脂汚れが気になるエリなどにスプレーしてから普通に洗濯するとスッキリしますよ。
まとめ
日常生活の中で油染みが衣類に付いてしまう機会は多々ありますが、油染みは洗濯機の水洗いでは落ちないことがあります。
クリーニング店にお願いしたら落とせますが、家庭でも特別な物を使わず落とすことが出来ます。
今回は家庭で油染みを落とす方法を調べてみました。
- 普段の生活の中で油性の汚れが付くことはシバシバあり、その汚れは普通の洗濯では落とせないことがある。
- 衣類に汚れが付いたときは出来るだけ早く対処する。
- 家庭にあるもの(食器用洗剤、クレンジングオイルなど)で油染みが落とせる。
- 重曹とセスキは油汚れに効果がある。
- 重曹は水に溶けにくいので、ペースト状にして使うのがオススメ。
- セスキは水に溶けやすいので通常の洗濯に混ぜて使うのがオススメ。
油染みの対処法を知ることで、あなたの洗濯力がパワーアップしますように!